学芸員、司書、管理栄養士は資格を取得するのが大変なので、
避けた方が無難かもしれません。
・管理栄養士
管理栄養士は、栄養士の上級資格という位置づけです。
※ユーキャンなどの通信講座の勉強を終えただけでは、管理栄養士の取得は出来ません。管理栄養士国家試験の受験が必要です。
管理栄養士国家試験には、
a)2年制の栄養士養成学校を卒業し、栄養士資格を取得し、
その後、栄養士として3年以上の勤務経験のある者。
b)3年制の栄養士養成学校を卒業し、栄養士資格を取得し、
その後、栄養士として2年以上の勤務経験のある者。
c)4年制の栄養士養成学校を卒業し、栄養士資格を取得し、
その後、栄養士として1年以上の勤務経験のある者。
d)4年制の管理栄養士養成学校を卒業し、栄養士資格を取得した者。
(勤務経験がなくても、受験を許可する)
・・・といった受験制限があり、どれか1つを満たしていないと、
願書を提出した段階ではじかれてしまい、受験出来ません。
・司書
a)司書講習を受講する
講習会に参加し、
文部科学省が指定した「図書館司書指定科目」を全て勉強し、
講習修了認定試験に合格するという方法。
※司書講習を受講するには、
・大学(通信を含む)や短大(通信を含む)を卒業した者
・大学(通信を含む)で2年以上勉強し、62単位以上を修得した者
・・・という受講制限があり、どちらかの条件が満たされていないと、
受講申込書を提出した時点で、はじかれてしまい、受講出来ません。
b)大学(通信を含む)や短大(通信を含む)で、勉強する
大学(通信を含む)や短大(通信を含む)で、
文部科学省が指定した「図書館司書指定科目」を全て勉強し、
卒業するという方法。
※文部科学省が指定した、「図書館司書指定科目」には、
「レファレンスサービス演習」「情報検索演習」
「資料組織演習」「情報機器演習」
といった実技科目も含まれています。
これらの実技科目は、通信教材での学習で済ませることが出来ませんので、
「スクーリング科目」と呼ばれ、区別されています。
「スクーリング科目」とは、通信制大学・短大の夏・冬・春休みなどに、
1科目につき午前9時~午後5時まで通信制大学・短大に3日通って、授業を受けるというタイプの科目です。
「スクーリング科目」を受講しないと、図書館司書資格は取得出来ませんので、ご注意下さい。
※通信制大学や通信制短大のパンフレットには、
「本校通信教育部には、最短1年で図書館司書資格を取得出来る『図書館司書短期コース』があります。」
と書かれていることがあります。
しかし、このコースは、
すでに大学(通信を含む)や短大(通信を含む)を卒業した方のみが対象となっています。
・学芸員
1)大学(通信を含む)で、文部科学省が指定した「学芸員指定科目」を全て勉強して卒業する。
※文部科学省が指定した、「学芸員指定科目」には、
「博物館実習(校外)」という科目があります。
この実習は、2週間、博物館に通って、学芸員の仕事を体験するという科目です。
この実習に行ってこなければ、学芸員資格の取得は出来ません。
2)学芸員の資格を取得出来ない大学を卒業した後、
「学芸員資格認定試験」を受験し、合格する。
※筆記試験のみで、校外実習は免除となります。
お礼
ありがとうございます、やはり。同感です。 試験は難しそう、というかしっかり覚えなければ合格できないのだなあとしみじみですが、長くやっていけるところがやはり魅力ですね。