どのような瓦を使用しているのか解りませんが
問題点は多くなる、という事だけは自覚する必要があります。
砂苔は確かに岩や砂場を好む性質があるので
瓦などに付着させて緑化させる事は可能ですが
枯れた苔の飛散や台風での飛散なども頭に入れておかなくてはならず
苔が多ければ必ず虫も付いてくるので、そのような小さな虫の問題、
瓦部分に発生するカビ類の問題等も覚悟しなくてはなりません。
湿気での劣化は多少は影響すると考えられますが
真夏の高熱による劣化は回避される事にもなるので
結果として±0と見て良いレベルかもしれません。
ただし、木造建築の場合はやはり湿気やカビに弱いものなので
瓦だけ心配するのではなく、湿気やカビが繁殖した場合でも
室内や建物の構造に影響が無いように注意する必要は出てきます。
また、瓦屋根というのはトタン屋根よりも重量がUPするので
耐震に弱いという欠点もあるのですが
苔を敷いて水分を留める構造にするという事は
ますます構造的な強度の低下に繋がる事にもなるので
コンクリート造りではない家の場合はその辺も重要視してください。
苔が留める水分などたかが知れてるだろうと思うかもしれませんが
水の重さも屋根全体ともなるとかなりの重量になったりするものです。
木造の家であれば乾燥した状態に保つのが基本ですので
あまり無理をしない程度に検討してみてください。
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。 素人にも解りやすい親切な説明に感謝しています。 自分で考えていた以上にたくさんの弊害があるようで驚きました。 エコエコと騒がれている中、世間一般に広く浸透していない理由が解ったような気がしました。