まず、「失敗」とおもえたワインがどんなものだったか、がわかると ヒントになりますね。あるいは 失敗、ではなく、あなたの好みにあわなかった、ということが考えられます。 お店で勧められたのに、おもった味ではなかった、とか、なにかの情報をもとにセレクトしたのにイメージと違う、とか。それを覚えておいて、「このラベルのワインは 好きじゃないな」とか伝えていただくとヒントになります。
ワインは 生産国や品種、生産年、予算…と いざ選ぼうと思うと 莫大な種類があげられます。 その中から 自分にピッタリのもの… 見つかったら、それは千載一遇のものなのかもしれません。 ワインの素晴らしさを お伝えしたい者から、 ささやかですが、アドバイスを 差し上げます。
この時期は 料理もさっぱりしたものが主体でしょう。それに合わせるワインも キリリと冷やして さっぱり飲める ドライなものが ピッタリです。 私が「夏のワイン」としてお勧めするのは まず アルザスの白です。品種はG-トラミネール、 リースリング。 いずれも シャープな酸味と 優しいフルーツ感が楽しめます。トラミネールのほうが 若干ミネラル香やスパイス香が強めです。アルザスものはガンガンに冷やしちゃってOKです。グラスに注いでから、適温に慣らして楽しんで下さい。 それからボルドーのソービニヨン・ブラン。これは切れ味のいい喉越しと 独特のミネラル香、ナッツ香、オーク樽からの移り香が絶妙です。この種はあまりキンキンに冷やすと デリケートな香りが弱ります。まあ、冷やしすぎたら 室温に慣らしてやればいいです。 第三国チリのシャルドネも ブラインドでブルゴーニュの名醸ワインと見まがうような たくましいものもあります。
あえてシャブリはお勧めしません。 実際、いろいろな理由から、出来栄えにムラがあり、シャブリらしからぬものが多々、見うけられるのです。シャブリにトライされるのであれば、信頼のできるアドバイザーか ソムリエの常駐する、在庫の豊富なお店を お尋ねください。
いずれも フランスものは 格付けが AOCで 2~3000円のものから探せると思います。他にも いくつも候補がありますが、あまり羅列しても かえって迷ってしまうといけませんね。
白で フルーツ感、となりますと どうしても 柑橘系、ライチ等の表現になりますが、 品種ごとに言葉では言い表せない 複雑な味わいが 楽しめると思います。
あとは ご自分のイメージを 店員に伝えて ぜひ ぴったりのものを 見つけてください。
お礼
貴重なご意見、ありがとうございます! 確かに、「失敗」というよりは「好みじゃない!」と言った方がしっくりくるかもです…。 いつも横着をしてネットで購入してしまうことが多いので、やはり専門の方の意見というのは重要だなと思いました(汗)。 教えていただいたものの中ではアルザス(品種リースリング)が気になります。 この付け焼刃の知識を引っさげて、専門店に突撃したいと思います。 ありがとうございました!!!