老人生活共同体を作る、というのはどうでしょうか?
介護・医療は、供給量が足りないために、にっちもさっちもいかない状況になっています。
提供者(医者)が少なければ、医療費を安くすることは逆効果なわけだし、介護者も給料がないとやっていけません。
また、老人は少ない国民年金の元に生活をしなくてはなりません。
そこで、国が取るべき次の政策として、
「老人の生活共同体を作る」ということの支援
という考え方はどうでしょうか?これは公営の老人ホームではありません。近いですが。
例えるなら、1000人の老人で一つの共同体を作る、みたいなイメージです。
一人ひと月6万円の支給では生活できないが、1000人でひと月6000万円ならかろうじてなんとかなりそうじゃないですか?
また、1000人もいれば、過去にいろんな職業の人がいるため、外部サービスではなく内部サービスによりいろんなことが賄えます。
メリットは以下の通り。
・集約効果により、生活資金が安定する
・孤独死がなくなる。
・医者やヘルパーは、ある程度内部供給される。
・ゼイキン(受け取る年金から団体への提供分のこと)の使い道を議論できる。
・最近悪化する老人マナーも、共同体の力で是正できる。
・若者に、将来の老人像をイメージしやすくなる。
・病院を集会所代わりに使うことがなくなる。
・風邪をひいた一人暮らしでも助かる。
デメリットは以下の通り
・自分勝手な個人生活ができない。
・過去に都合よく考えていた、悠々自適な年金生活の夢が崩れさる。
・結局、集団生活社会に放り出され、いじめ問題ができる。
・受け取る年金レベルに応じて、不公平感が募る。
・敷地、施設はどうするかの議論が、超難しすぎる。
なお、共同体への参加は自由で、別に個人で暮らした方がいい人なら、個人で生活をします。
こうすると、国の姿の縮小図ができるわけです。
パソコンに詳しい老人は施設内の管理をするでしょうし、もの書きさんは、物書きをしてみんなに読ませるでしょう。医者だった人は周りを見てあげたり、「役割」ができます。
また、集めた共同生活資金を、なんに使うか決められますね。みんなに還元するのか、与えられた施設をプレハブからコンクリートにするのか、外部に向けてシルバー人材サービスを開始するか。
また、共同体への新規参入者は、自分たちで決めるといいと思います。
一般ヘルパーが高いと思った身体障害者が、多少のサービスレベルを落としても、こちらを選んだ場合、受け入れるかとか。
ニート受け入れによる教育プログラムや、身体障害者の受け入れ時には国が資金を入れるのです。
自分たちで決めることこそが、現代の古い層に足りないものだと思うし、自分たちの行っているエゴさえも表面化します。
そしてそれは、若者への教育の指針にすらなります。
近代番の「姥捨て山」ですが、昔と違って人間社会の中にできるわけですから、現代ならば立派な第3社会を形成するでしょう。
お礼
私もそう思います。でも誰かがそういってましたので 検証しようとして行き詰まりました。 支持母体の組織への利益誘導=コミュニティの社会サービス供与 なのかな もう屁理屈しか浮かばない。