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何故剣道は殺さないの?
物騒なタイトルで申し訳ありません、ですが純粋に疑問に思ったので質問させていただきます。もし剣道が武士の斬り合いを元にした武術ならば竹刀を真剣と見立てて、致死攻撃を加えるまで戦うべきだと思います。しかし実際の剣道は籠手を(適確に)打ったくらいで勝負ありとなってしまいます、もしそれが真剣での勝負であった場合相手は負けを認めるものでしょうか?腕1本になっても挑もうとするのではないでしょうか?剣道家の方には失礼かもしれませんが、僕はどうしても剣道はごっこ遊びに思えて仕方ありません。何故そのような形式になったのでしょうか?
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剣道は、武道です。 ネット上の記事を引用すれば、剣道とは日本古来の武術である剣術の竹刀稽古である撃剣を競技化した武道で、剣の理法の修練による人間形成を目的とする道または修行である。 ‥と言われています。私もこれに同意します。 命が絶えるまで戦うのであれば、相手との礼儀を含めた人間形成には結びつかないと思われ、それは剣道では無くなるでしょうね。 あなた様からしたら、別に剣道たる道義は求めていないともお見受けしますが、それであれば新しい戦いの世界を求められた方が良いです。 剣道とは、そういうものだと言う所で留まります。それが剣道なのでしょう。
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- shizumo
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私たちは剣道や日本の剣術ではなく、西洋中世の古い剣術をしています。 剣も当時と同じ重さ、バランスですがパッドをつけています。 欧米人は映画や絵画でもそうですが、リアル指向なのでリアル面での追求をします。 日本では道となり抽象化されていきます。
お礼
回答ありがとうございます。 剣道以外でリアリティを追及した剣術があるのですね。
- shizumo
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ウェズビの古戦場あとで16世紀の騎士の遺体が大量に発掘されました。 このときの調査で平均5~6個の骨に達する傷が突いている事がわかりました。からだは鎧を着ていたままなので、相当強いうち込みであった事、内蔵はないので確認できませんでしたが、おそらくそちらもかなり致命的なダメージがあったと思われる事から人間はなかなか死なないともいえます。ところが剣を持った親指を失うと武器を持つ事ができません。相手は左手で持ち帰る間待ってくれません。 このような場合、それをルール化するというのが無理です。 もう一つ、戦場と決闘のような1対1では精神状況も環境も全然違います。武士も江戸時代では戦争は無いですが、それ以前では戦争をしていました。戦争では集団戦であり、戦列を組んだら左右後ろへ移動はできません。前にしか進めず独特の高揚感がありバーサークします。しかし、1対1だと冷静になりますが比較的軽いダメージで戦意喪失をします。 剣道も安全面を重視しなくてはいけませんし、殴っても突かれても「オレはまだ死んでない」というのでは審判は判定ができません。また、ルールを変えるとそれは剣道ではなく、竹刀を使った別の競技となるでしょう。 あなたの考えだとトドメをさして決着ということになりますが、そうなると組み打ちまで考えねばなりません。私たちはソードレスリングもしますがこれは関節を痛めるため相当に危険です。フルでソードレスリングまでを含んだ試合はルールもさることながら、危険度が高すぎまだ誰もこわくてできません。 我々は安全面と剣術のリアルさを追求し、自己判定でやってます。手足1ポイント、ボディ2ポイントで3か5ポイント先負でカウントしますが、 非常に良い一撃をもらった場合は、ルールになありませんが「即死」宣言をして負ける場合があります。別のルールだと腕一本で闘います。ディスアーム、柄頭での打撃などありますがすべてが自己判定です。 結局、剣道もフェンシングもルールがあり安全性とルールの中で成立しているのです。
お礼
回答ありがとうございます。 >手足1ポイント、ボディ2ポイントで3か5ポイント先取 自己判定でルールを定めて剣道(?)をやっている方たちもいるのですね。確かにポイント制で手足<胴とするとリアリティを感じます。そのような独自のルールを採用している流派というのも存在するのでしょうか。
- Forseti
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剣道=剣術ではないですからね。 剣術=殺し合いで通じるかもしれないが、これも苦しい。 いわずもがな、剣術とは殺し合いだった戦場での技術ではない。 戦場では刀は、とどめを刺したり、敵の首をきったり鼻を削いだりするくらいのもの。 大刀で頭をかち割ったり、槍で突いた方が早い。 剣術とは、果たし合いの技術といえる。 目的が殺し合いでないのだから、相手を殺す必要もない。 逸話として、 相手の左手の小指だけを落とし決着をつけたとか、 道場破りのはいていた草鞋の裏が、均一にすり減っていたのを見て力量をはかり看板を差し出したとか、 勝負ありは、力量の差で示せるものだ。 真剣と見立てたのなら、かすっただけでも一大事。 日本刀って10cmの高さから落とすだけで指なんか簡単に飛ぶよ。 小手、つまり手首をおとされ、血が噴き出したまま戦えるのか? 面を三寸、つまり頭から10cm切られ、まだ生きているといえるのか? 突きをくらい、つまりのど笛を真っ二つにされ、どうやって助かるのか? 剣道において、一本の基準はかなりきつい。 もし木刀を持って、素面素小手で打ち合い、一本の基準を満たす一撃を食らえば、 確実に戦闘不能になる。頭は割れ、手首は折れ、肋は肺に刺さり、のどはつぶれ呼吸困難で悶絶。 まあ、真剣と似たような結果だ。殺すことに関しては大差がないかもしれない。 (もちろん戦闘不能後にとどめを刺さなければならないが) それらが分かるのだから、実際にする必要がない。それが決着。 それが剣術。そして剣道もしかり。
お礼
回答ありがとうございます。 腕一本失えば多量出血で死にいたるかもしれませんね。そう考えれば籠手を打って勝負ありでもおかしくないかもしれませんね。
- Us-Timoo
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これは、私の祖父が小さい頃に そのまた祖父からきいた話しなのですが 実際の剣士(武士か浪人かは判らない)が 真剣で斬りあいをするところを みたことがあり、それはもう お互いがじっと間を伺い、 どちらかの命が絶たれてしまうという 緊張感で空気がはりつめていたそうです。 正に名前の通り『真剣勝負』であり 長い時間、にらみ合いの勝負は 続いたそうです。 そして、勝負はついて斬られた方が 倒れるところまでみてしまったそうです。 しかし、とどめをさすようなことはしなかったそうです。 昔から日本には『武士の情け』という言葉がありますが 相手が斬られても向かってくるようなことがない限り とどめはささなかったそうです。 そこで痛みに苦しみ無抵抗になった者にまで 刃をむけるような非情な真似はしません。 日本の武道は剣を使うものに限らず 相手に『勝負で勝つ』というのは 相手を『殺す』ことではありません。 殺すことが目的ならばどんなに 卑怯な手を使ってでも相手を倒せば 良いだけの話。 剣道も真剣でも勝負に勝つのが目的であって 相手を殺すことが目的ではありません。 ましてや、片腕をおとされてしまったなら その痛みは尋常ではありません。 それでも斬りかかってくるとは考えにくく、 仮に、また斬りかかってきたとしてもかわして、 相手の剣を討ち落とせば相手は丸腰です。 そんな相手にとどめをさす必要はありません。 剣道はお互いにその精神をもち 一度負けた時点で、勝負がついたものとして 終えるのです。 武道は殺人・殺戮が目的ではない以上、 とどめもさす必要はありません。 ご質問者はそんなに殺人・殺戮をしたいのでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 真剣は殺し合いの道具だと思うんです。1度斬られたくらいで無抵抗になるとは思えません負けて生き続けるくらいなら死ぬまで戦うと思います。
#2です。 お礼欄の記載、ありがとうございます。 あなた様のお気持ち、とても伝わって来てよく理解出来ます。 つまり、武術が起源なのであればトコトンまで戦うべきだ‥という事なのですよね。江戸時代にあった敵討ちが認められていたような社会であれば、今回のようなお考え(あえて理念と認めましょう)は可能だと思います。 しかし、剣道と真剣による勝負を現代で両立する事は出来ないでしょう。あなた様が今回のお考えを、剣道たるスタイルにどう当てはめようと、人道的な社会がそれを許さないでしょう。 中東紛争下のような社会にまで入って行けば可能かも知れません‥。法的な統治国家ではなければ、殺し合いが可能かも知れませんし殺し合いであっても、あなた様が望まれるルールの下での本当の真剣による勝負の世界を確立できるように思います。
お礼
確かに剣で戦うのだから相手が死ぬまでというのは非人道ですね。殺さない剣術を長い間守り続けてきたのだから剣道という武道を認めなければいけませんよね。2度も回答して頂きありがとうございました。
- PENPENMAKKY
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剣道は大正元年に日本軍が開発した両手剣術がベースです。 日本軍は幕府軍であった慶応3年にフランス式軍隊を作ると同時にフランス式剣術(サーブル・フェンシングと銃剣術)を取り入れました。明治年間、正式に1860年型仏式剣術を導入します。その際にプロテクターを防具と翻訳しました。剣道で防具という言葉を使いますが、これはプロテクターを翻訳した際の造語です。古来からある言葉ではありません。 フランス式剣術は大きく三ヶ所の攻撃と突きを基本としています。頭頂部から眉間・右篭手・左胴の三ヶ所です。これには合理的意味があります。敵兵が銃剣で突いてきた時、銃剣で右払いすると敵の右篭手がむき出しになります。それを斬ることで敵の戦闘力を奪います。左に払った場合は面、銃を払い上げた場合は左胴です。 日露戦争では片手剣術を用いて戦ったのですが、体の大きいロシア人相手に片手剣術では歯が立ちません。そこで両手持ちにする方法を考えたのです。それが剣道の原形です。 剣道とサーブルフェンシングは共通点が多いのです。 1…最初から剣を抜いている(日本の剣術では最初納刀しています) 2…切っ先を相手喉位置にする(剣術では流派によって構え方が違う) 3…基本の動きが縦振りしかない 4…右足を先に動かすというフェンシングと剣道にしかない独特の動き 一方、剣術と剣道では相違点が多すぎます 1…剣道の竹刀は長すぎ(日本刀は二尺三寸五分が常寸、竹刀は3尺以上の長さ) 2…最初から抜いているは剣術にはあり得ない 3…構え方が一定もありえない 4…剣術は片手振りが多く、持ち手は右が基本。剣道は左手が基本 5…剣術には斬り上げ、袈裟懸け、側面斬り、突きが多いのに剣道ではほぼ禁止 6…剣道袴は日本の袴としては邪道な形(剣道にしかない形) 7…鎧(剣道具)を着てる時の手のひらの向きが逆(鎧着用時は仰向けにするのが古来からの慣わし) 8…剣を床に置く場所が逆(武家のならわしでは右側に置きます) 日本の剣術からの亜流は合気道です。彼らの動きと剣道が似てますか?合気道も剣術の一つなんですよ。日本の剣術では投げ飛ばす、足や袴を踏む、逃げる、物を投げつける、だまし討ちするなどルール無用です。拳銃を撃ってから斬りかかる(桜田門外の変や新選組など)など現代人では理解できない行動も採ります。 簡単に言いますと古流剣術は人殺しの技前、剣道は戦争において相手を負傷させて敵陣地を制圧するための技前です。目的と出自が全く違います。戦争では相手を殺すなどという非合理的行動は不要です。負傷させたら敵は都合3名が戦闘不能になりますのでこっちの方が合理的です。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 つまり剣道は1対1ではなく多人数対多人数で戦うように想定した技術ということでしょうか。侍同士の斬り合いではないのですね。
- avam-efsf
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腕一本になっても挑んだって、すでに勝ち目無い=腕一本取った方の勝ち。 何か問題でもあるんでしょうかね。 実際に手首飛ばされりゃ、即座に他の部位も飛ばされますよ。 平然と剣を持って振る事なんか出来ません。 切って飛ばさないまでも、竹刀でも実際にコテ食らうと、本当に戦意喪失するぐらいの痛みを与える事も出来ますよ。 ポイント制みたいになってるから、綺麗に決まれば軽い打撃でもポイントになっちゃうから、質問者様の様に考えるのも分からなくもないですけどね。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 >腕一本では勝ち目無い 確かにわかるのですがその時点ではまだ勝負はついてないと思うんですよ
- BlackDia
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よく知りませんが、発祥が廃刀令後の明治以降で、殺人を目的の「殺人術」でなく、精神を鍛える目的の、何処かのアニメのセリフではないですが「活心術」だからなのでは?
お礼
早速の回答ありがとうございます。 籠手が決まって勝負ありというのは納得いきません。真剣から竹刀に持ち替え防具を身につけた時点で人は殺せないと思うんです。喉元や胸部への攻撃で勝負ありならわかるのですが。
- tsubu_m
- ベストアンサー率29% (106/357)
言い出すとキリが無いですが、 剣道に限らず、現代の武道や格闘技は 総じて同じ考えが出来ますね。 例を挙げると 柔道は畳に投げつけて、 あるいは一定時間抑え込んで 一本(勝負あり)です。 武芸者として、一回投げられて 戦意を失うでしょうか。 25秒抑え込まれただけで 戦意を失うでしょうか。 無論、否ですね。 命尽きるまで抗うはずですね。 柔道に限らず、洋の東西を問わず、 古式武術と違い、 大半の現代武術はスポーツとして 成り立っています。 技の練磨が目的であり、 命のやり取りが目的ではありません。 技が綺麗に決まってナンボです。 世が乱れれば殺人技術としての 格闘技も復興するかもしれませんね。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 挙げて頂いた武術を含め現実に剣道はスポーツとみている人の方が多いのでしょうか。
- draft4
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痛いやん
お礼
早速の回答ありがとうございます。 誤解を招く文章申し訳ありませんでした。
補足
申し訳ありません。質問文に大変な誤りがありました。 致死攻撃をくわえるまでではなく 致死攻撃とみなされるまで(真剣であったら)です 深くお詫び申し上げます。すみませんでした。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 剣道は精神修行といわれれば納得できます。しかし僕はどうしても侍同士の斬り合いを連想してしまうんです。剣道とは別に実践剣術のようなものもあるのでしょうか。