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剣道で「足への攻撃」が無いのはなぜ?

剣道で「足への攻撃」が無いのはなぜ? 真剣でやり合った場合、 面・胴・突きは命に関わるダメージになりますし、 小手は武器を使えなくなるので致命的です。 そういった理由から剣道では面胴小手突きが有効打として認められているのだと思いますが、 なぜ「足」は無いのでしょうか? 足への攻撃で動けなくなればほぼ戦闘不能で勝負有りですよね。 そういえば日本の剣術ではあまり「足を攻撃する」という話自体が聞いたこと無い気がします。 理由をご存じの方、教えてください。

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  • temtem1
  • ベストアンサー率40% (106/260)
回答No.3

戦前の剣道では下段攻撃も引きずり倒しての組み打ちも認められていましたが安全性の理由から禁止になったそうです。 今でも関西や九州の剣道で有名な大学の剣道部などでは試合では禁じられていても下段攻撃や足に竹刀を絡ませて引きずり倒す技などを教えているそうです。 無論、試合には使えないので、希望者や実戦的な武術を希望する部員のみだそうですが。 関西のとある大学の剣道部員の友達は空手のローキックより80歳の師範の下段打ちのほうが痛いと嘆いていました。 また、警察や自衛隊の柔道や空手では足関節や股間への攻撃など、試合のルールでは禁止されている技も熱心に研究されているとか。 剣道や柔道で、下半身への攻撃が根本的に認められていないのではなく、あくまで安全性などの理由から下段攻撃を試合で禁止しているだけのようですね。 実際、薙刀では下段攻撃は基本中の基本技ですし、柔術や初期柔道では足関節技も豊富にありますから、日本武術が伝統的に下半身への攻撃を知らないということはないと思います。 宮本武蔵の五輪の書にはきちんと下段の構えや技について言及してますし。 ただ、江戸時代の剣術はスポーツ兼パフォーマンス(娯楽)の要素が強いため、見た目が地味な下段攻撃は廃れていったそうです。 また、下段攻撃は慣れなければ対処しにくいですが、上級者がきちんと訓練すれば簡単に対応できるそうです。 伝統空手でローキックが少ないのは禁止されているからではなく、急所攻撃を想定した伝統空手は股間を攻撃されたり、相討ち覚悟で懐に飛び込まれて目などを攻撃される恐れがある回し蹴り全般をあまり使わなかったそうです。 実際、相手の足の甲を踏みつけたり、膝を踏みぬくような蹴り技や股間攻撃は豊富にありますし、相手を抑えこんで睾丸や肛門を潰す攻撃は柔術や古流空手では日常的な技ですからね。

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  • hakkei
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回答No.2

薙刀では歴史的に脛打ちが有効ですから,「歴史的に足を攻撃しない」ということは無いと思われます。剣道と薙刀が交流する時も昔から脛打ちは有効ですからことさらタブー視することもないわけです。 それに,致命的か否かという観点から有効打突部位が決められたわけでもないでしょう。なぜなら,仮に,致命的か否かという理由で有効打突部位が選ばれたとしたならば,首や肩や胸(特に左胸),あるいは左小手への打突といった足への攻撃以上に実戦的かつ致命的と思われる部位への打突が有効とされていないことが説明できないんですね。 また,江戸時代末期には柳剛流という脛打ちを特徴とする流派がいっとき江戸を席巻したことがあります。これにより,この当時,他流試合において脛打ちが技として有効であったことが分かるのですが,その後の経緯を見ると流派を越えてまで普遍化はしなかったようです。 これはなぜなのかと考えるに,もともと剣道は江戸中期に発生した竹刀撃ち込み稽古が独自の発達・発展を遂げたものと言ってさして間違いはないでしょう。じゃあ竹刀撃ち込み稽古とは何かというと,これはある剣道(研究)家のお説の受け売りですが,もともとはメンへの斬り付けによる初太刀の稽古法と考えられるわけです。だから面打ちの後駆け抜けて,とどめの二の太刀を打つための残心をとると。 で,面以外の打突部位は,たとえば面打ちが手が上がり過ぎていたりすると,上級者がその裏をとって小手なり,胴なりでそのことを知らしめる。また,中心を取らない無理な攻めであったりすると上級者は喉を突いてやってそのことを教えてやると。こういうレッスン過程において取捨選択され,面打ちを習得するに最高に有効と認められた部位が小手・胴・突きであるという訳です。 つまり,この観点からすると,「足打ち」は有効な技ではあるが,もともと面打ちの稽古法である竹刀撃ち込み稽古には不要な打突部位であったと考えられるわけです。なので,現代剣道にもその痕跡が残っていないということだと私は理解しております。

  • kei_su
  • ベストアンサー率33% (35/106)
回答No.1

↓が参考になると思います。

参考URL:
http://okwave.jp/qa/q1370863.html
kumap2010
質問者

お礼

なるほど、考えてみれば柔道も足への関節技は禁止されているし、 伝統空手も足への攻撃は無い。 やはり歴史的に日本の武道では足への攻撃を認めていなかった可能性が高いですね。