国連の投票で、日本は一票。
その一票は、日本国政府の意見であり、議院内閣制を取っている日本では、与党である自民党の意見となります。現在において民主党の考えなどは考慮されない。
こんな考え方が、アメリカ大統領選挙制度に似ています。
アメリカ合衆国は正確にはアメリカ合州国であり、州の意見(=誰を大統領にしたいか)の集合としてアメリカ合衆国大統領を決めます。その際に人口の多い州の意見は尊重しようというので、州ごとに「選挙人」の数が変わります。正確に言えば上院議員数と下院議員数。上院議員数は各州二人で、下院議員数は人口に比例させています。
○○州で「だれを、俺たちの州の意見として、大統領にすべきか?」を投票で決めて、大統領選挙では
「○○州でございます、俺たちは□□が大統領であるべきだとします」
という州ごとの意見の総和で大統領を決める。
こういう事で、勝者独占方式になっています。
勝者独占方式というより「個別の州の意見の総和」であり、合州国とはこの意味でもあります。