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小学生の国語のテスト
はじめまして。 私は30代半ばの三児の親です。 私は理数系の大学出身者です。この理数系に進む理由が、小学生の時のある出来事で決まったようなものでして。。。 ----------------------------------------------- 私は小学生当時、全教科においてトップではないものの、そこそこの成績を取っていたと思います。 何年生の時かは忘れましたが、国語のテストの問題で、三角点をもらったことを強く印象に残っております。 その出題内容は 「上記の文章を読み、思ったことを40文字以内で答えなさい。」 というものです。 その出題に対し、思ったことを40文字以内で書き(誤字無し)提出を行ったところ、三角点でした。 私が思ったことを書いて、先生が採点をするということ自体に、強い疑問を覚えました。 私の親が高校の国語の先生だったので、その疑問をぶつけると 「読解力の無さ」 という言葉を返してきました。 でも、「思ったことを書け」との指示に、「思ったことを書いた」のに、三角点って。。。 どうも解せません。 しばらくし中学に進学すると、数学の授業で「解なし」という回答を習いました。 その時に、当時の事を思い出しました。 「人の考え方や、本を読んだ感想には【解なし】だな」と思いました。 ----------------------------------------------- 前置きが長くなりましたが、、、 長男が小学校4年生なのですが、私がたまに勉強を教えております。 国語を教えるたびに、どうしてもこのことが頭から離れません。 学校・学級崩壊が叫ばれている昨今、私は「先生は神だから逆らってはいけない」とも教えている手前、同様の事が息子におきた時、「先生が間違っている」とも言いたくありません。 そのためにも、私が頭を切り替えなければならないと思います。 どうかこのトラウマを解消するためにも、その三角点をつけた先生の真意を、説明いただけませんでしょうか? (もちろん、想像の範囲で結構です。) よろしくお願いいたします。
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理系寄り文系(?)のものです。 以前国語の教師をしていたのですが、採点には、赤ペン先生の経験が一番役立ちました。きちんとした問題を作っておけば結構システマティックに採点は可能です。ただ、国語教師になるための大学の勉強では、一切そういったことを教えてくれませんでした。 1)三角にする理由 文章を読んで思ったこと というのは出題表現が間違っている気もしますが、授業中で何らかの説明がすでにあった場合は、定期テストでは省略した出題をするので、そういうことかもしれません。 「文章が読み切れていない」から三角だったのだと思います。 「思ったこと」は書かれている。ここは何を書いてもいい、救済用のボーナス点だったかもしれません。 国語の出題は、このようにして部分点を算出します。たいがいの問題には2~4つの指示が含まれており、それに対応してすべての解答が出ているかで部分点を決めます。 でもこのことは私も赤ペン先生で習ったので、大学では教わりませんでした。 2)国語教師になるときに大学で構造的作文をどう教えるか、理論的なテスト作成方法(国語能力測定理論)などがおろそかになっています。 一方で、先生のアンチョコには「ここができてたら○点、この部分が欠けていたら○点」などと書かれていますし。 小学校4年生は「9歳の壁」の時期ですね。自我の発達、アイデンティティ形成に大変微妙な時期といわれ、「先生は神」を離れる時期だと思います。子供によっては、先生は神じゃないのに「神」と言い張る親に不信感を持ち始めるかもしれません。大人並みのストレスを感じ始める時期です。こんな風に悩んでくれる親御さんがいるのは幸せですね。ご一緒に話し合われてみてはどうでしょうか。 日本の国語は暗号読解の要素が大きいので、それに気付けば理系が有利だと思います。
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- starshira
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こんにちは。 国語が得意な理系人間です。 国語の先生に「読解力がない」と言われた,ということは, その問題は読解力を問う問題だったということです。 読解力というのは,その文章に書いてあることを正確に読み取ることです。 ”読み取る”のと,”汲み取る”のは違います。 国語は感受性の問題だと思ってらっしゃる方が多いですが, 実は,行間を読もうとしたり,勝手な想像で付け足しをしてしまうのは御法度なのです。 感受性に点数はつけられないですから。 さて, 「上記の文章を読み、思ったことを40文字以内で答えなさい。」という問題ですが, 当然,何を思っても別に構いません。 ただ, その文章のテーマを読み取れず,テーマとは別の部分を取り上げて書いたり, 自分が思ったことを主張するために,問題の文章に書いていないことを さも書かれていたかのように自分で勝手に補ってしまっていたりすれば, マルはあげられないと思います。 三角ということは,あなたが取り上げたテーマはよかったが, 余計な付け足しがあったり,少し取り違えていたり, あるいは,書く力の問題で, 言いたいことが不分明だったりしたのではないでしょうか。 数学の「解なし」は方程式の解(根)が無いと言う意味であって, それ自体は立派な回答です。 ”答えられない”とか”人によって正解/不正解が違う”とかいう意味ではありません。(おわかりとは思いますが) ただ,なぜ「解なし」なのかがちゃんと説明されていなければ, バツか三角になりますよね。 自分で勝手に解けないと思って「解なし」と書いても,点数はもらえないわけです。 国語も基本的には同じことです。 なお,もし実際に息子さんが同じような場面に遭遇され, 質問者様も納得できない場合は, 先生に直接お聞きになったらいいと思います。 「それを聞かないと,家庭でどう教えたらいいか分からない」と。
お礼
さすが理系ですね。 私には、starshiraさんの言いたいことが、よく伝わってきます。 そこで今回の題意とは異なるのですが、理系ならではの発想かもしれませんが、 「三角点って何?」 と思ってしまいます。 数学の三角点は「結果的に回答があっている」のが前提で、その証明過程が抜けているためにつけられる場合が多いと思います。 国語の場合は、答えが違っても三角点です。「解答と答案との距離との差」で決まるのでしょうが、その差は採点者の資質に任されるような気がします。 それであればいっその事、バツ採点の方がわかりがよいと思うのですが。。。。突飛し過ぎでしょうか? なにはともあれ、ためになりました。 ありがとうございます。
- trytobe
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個人的に、小学校の国語はコミュニケーションの訓練と情操教育のためのものであると割り切っています。 高校の現代文のように文章から論理的に導かれる結論を求めるのではなく、そんな論理的思考が身につく前の幼い段階で、自国の言葉で相手とコミュニケーションする訓練のみに絞っている、という受け止め方をしています。これは、義務教育の範囲である以上、年齢の面でも要求できる論理的思考力に限界があるからと思います。 ですから、ご質問のように論理的な「読解力の無さ」を問われているのでもなく、また「思ったこと」とは小学生に対しては「相手が言っていると思うこと」の意味で使われるのでしょう。 つまり、いいかえれば「この文章に書いてあることを40字以内にまとめなさい」という問題だったのです。そのため、要約ではない、独自の類推や連想は求められていなかったのでしょう。その出来を、また大雑把に満点・半分・ゼロの三段階で評価しようとするので、ますます非論理的な評価に見える悪循環を生むのです。 コミュニケーション能力も論理的思考力も発展途上の小学生に対して、問題文だけで意図を伝えようというのが、どだい無理がある行為だと思いますし、それを踏まえた上で厳密さを問える段階・年齢ではない、という割り切りをしています。 義務教育の教員はそういう限界を認識した上で教えているのでしょうが、そういう裏事情を子供にも親にも伝える場がないため、教員の割り切った手法が不自然で理不尽に思えてしまうのです。
お礼
この一文 >コミュニケーション能力も論理的思考力も発展途上の小学生に対して、問題文だけで意図を伝えようというのが、どだい無理がある行為だと思いますし、それを踏まえた上で厳密さを問える段階・年齢ではない、という割り切りをしています。 に強い共感を覚えました。 さらに、 ・コミュニケーションの訓練と情操教育 ・大雑把に満点・半分・ゼロの三段階で非論理的評価による悪循環 の矛盾も感じておりました。 私が疑問に感じている事を、他にも思っている方がいるということを知っただけでも、ものすごく心強いです。 それを理解したうえで子供と接するのと、理解していない状態で接するのとでは、大きく違うと思います。 大変ためになりました。 ありがとうございました。
- sittaka-kun
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あなたの質問の意図を、私は完全には理解できません。 あなたのお考えを、一度文章として表現し、それを私が読んで、理解して、自分の知識や経験に基づいて判断するという処理を行う必要があるため、かならず情報の欠落や劣化、足りない情報の不適切な補完が行われるからです。 しかしながら、言葉や文書による意思の疎通は、社会生活を営む上で基本となる能力であり、必須とされるものです。そして、その能力の充足は、他のすべての能力を発揮する上での基礎であり、前提となるものです。 ご質問の「上記の文章」がどのような性質のものかはわかりませんが、誰かに何かを「思って」もらいたいという意図で執筆/表現/発表されたものであるならば、表現者の意図(あるいは、表現者の意図することであると共通的に認識される意図)とはずれた「思い」を持つことは、上記の基礎的能力の不足をあらわしており、社会生活を営む上で必要な能力を身につけさせることを目的として行われる公教育においては、「三角点」をつけることが必要なことだと思います。
お礼
ありがとうございます。 >言葉や文書による意思の疎通は、社会生活を営む上で基本となる能力であり、必須とされるものです。 確かにその通りだと思います。 >誰かに何かを「思って」もらいたいという意図で執筆/表現/発表されたものであるならば、表現者の意図 私もその部分が、非常に引っかかっていたのです。 私は今回、あえて最初に書かなかったのですが、 「上記の文章を読み、思ったことを40文字以内で答えなさい。」 という出題に対し、作者ではなく自分が思ったことを書きました。 「作者が」という言葉が無いために、私的には「思ったこと」の対象者が不明だったのです。 でも今回この質問をし、今の時点でいただいているアドバイスは、「作者が思ったことについて」の話をされている方ばかりです。 ですので、やはり私の読解力が足りなかったのかなぁ・・・と思っております。 しかしそうなると、三角点の意味が不明・・・・ いろいろと考えさせられてしまいます。
- natu1990
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国語のテストでの三角点。 「上記の文章を読み~」が問題。 恐らくですが【模範回答に近いことが書かれているが、少しだけ答えとは遠い回答だった】のではないでしょうか? 国語の読解問題だと三角点はよくあることだと思いますよ。 もし、息子さんに同じようなことが起きた時は息子さんが先生に「なんで三角点なんですか?」と聞いてみるべきです。
お礼
ありがとうございます。 >恐らくですが【模範回答に そうなんですよね。 その「模範」と、各児童の答案との距離により点が定まるとは思うのですが、これは採点者の技量にも左右されるのではないかという疑念を持っております。 なのでその距離にも、模範が必要? うーむ、無限ループに陥ってしまいそうです。。。 >先生に「なんで三角点なんですか?」と聞いてみるべきです。 これが、私にはできないんですよねぇ。。。先生に逆らっているように感じるので。。。 精神は幼い頃からやっている武道のせいで、「先生に逆らうなど言語道断」という頭が根底にあります。 それに関しても、私の頭を切り替えるべきなのかも知れませんね。 ありがとうございました。
お礼
さすが赤ペン先生です。 生徒の「読解力」だけではなく、採点する側の「採点力」を学んでいるのですね。 「優秀な先生」 の定義って難しいですね。 「やさしい先生」 であれば、小学校時代いっぱいいたのですが。。。 その三角点をくれた先生は、当時「学校で人気の先生」という人です。点数のつけ方も甘いです。 でもその「甘さ」に「甘えた自分」もおり、それが「正確に自分を見ることへのブレ」を産んでもいると思います。 採点する側の人間が、あなたのような事を全て学んでいてくれたら、安心できるのですが、、、 Riccotaさんが公開してくれた知識の一部でも身に着け、子供に接しようと思います。 ありがとうございました。