非常に大雑把な印象ですが、2,500万円の年商で5人の従業員は少し多いように思います。もう少し人を減らせて業務をこなす事はできませんか?
これで運転資金等の借入金などの支払いがあると、他の固定経費・流動経費の支払いも含め結構厳しくなりますよ。
経営で一番圧迫され、経営者の心配の種の筆頭が人件費です。
職種によりお金の動き方が違うので一概には言えませんが、例えば年商の2,500万円を12ヶ月で単純に割ると約208万円ほどの月の売上げですが、サラリーマンの毎月決った給料とは違うのですから、通常は商売でしたらこのように単純に毎月確実に208万円の売上げで入金もきっちり208万円集金できるとは限りません。
むしろそのような決った額になるほうが稀ですし通常はあり得ません。
月によっては100万円の集金しか出来ない場合がありますし、300万円の集金が出来る月もあります。
商売を実際にやってみると精々年商の7~8割前後くらいしか年商がないのではないかと勘違いしてしまうくらい、月々の売上げが感覚的に感じられない職種も多いと思います。
それはやはり毎月のお金の動きが、サラリーマンのように一定した動きではないからでしょうね。
集金が多かった月の分を貯めておけばトータルで月208万円で同じではないかと思ったら大間違いですよ。それが所謂机上の空論であり実戦では違うんですよ。
特に集金しなければならないところが細かく沢山あり、締めから支払いまでのサイトが長い業界・業種はその感覚が顕著です。
ですので、2,500万円の7~8割の売上げで計算したほうが実際の感覚に近づくと思います。
2,500万円の7割は1,750万円なのでそれから人件費の1,600万円を差し引くと150万円です。それを12で割ると、月12万5千円の余裕しかありません。それからさらに他の経費が引かれる訳です。
8割でも人件費を引いただけで残り月33万円の余裕しかありません。
経営者本人の給料は軌道に乗るまでゼロに近い計算になります。
会社を立ち上げた最初は余分の運転資金も必要ですし、多少の設備投資も必要です。
それと取引先が少ないほうが集金が一定に近づきやすく経営も安定しやすいですが、その分その取引先が飛んでしまった場合はモロにその影響を受けてしまうリスクがあります。
取引先が1~2社で売上げがそこからの集金だけだと、その会社と運命共同体ということになります。
役所関係からの仕事でしたら相手が飛ぶ心配はないですがね。
私も長年商売をしてきましたが、人件費の支払いはやはり大変ですよ。凄く儲かる商売なら別でしょうけどね。
脅かす訳ではないですが、商売を立ち上げるにはそれなりの覚悟が必要です。
最初は2,500万円の売上げでも、大変ですが本人のやる気次第でやれると思いますよ。
もしやると決めたのならば、常に経費を抑える努力をし、もっと売上げが上げられるよう努力を怠らず邁進してください。売上げが10倍になれば、利益率が変わらずとも多少は余裕が出てくるのではないかと思います。
ただ、売上げが上がると経費も当然その分かかってきますが、必要以上に掛けることのないよう、経営者は経理のことも常に考えておかなければなりません。売上げだけでなく利益率が上がるよう常に努力と考えを持っていなければならないと思います。
お礼
ありがとうございました! 参考になりました。 車は、自分含め社員持ち出しを考えております。