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「金」に関する2人の大統領の違い
韓国の現大統領の「イ・ミョンバク」さんが、「25億円を、寄付した(奨学金の基金)」というニュースが流れました。彼は、確か、「日本で生まれ、5歳で韓国に帰り、苦学して、大学を卒業し、財閥系の建設会社のトップに成るまで、世界中の建築現場を渡り歩いた」という記事を見たことがあります。以前には「ソウル市長」としても、大きな実績があるようですが、「寄付の動機は、自分の学生時代の、苦学経験」に由来するようです。一方、前大統領の「ノ・ムヒョン」さんは、最近、「自殺」しました。原因は、「妻子や親族の収賄」によって精神的に追い詰められたことが原因だそうですが、「ノ・ムヒョン」さんも、若い時には苦学して弁護士になった」という記事を見ました。似たような境遇や人生を経験しながら、「行動結果の違いが著しい(金を寄付する側の立場と、収賄側の貰う立場)」のは、「(1)婦人などの構成家族の考え方との違い」なのか、「(2)北朝鮮に対する政治心情(イデオロギー)の違い」なのか、「(3)宗教の違い(イ・ミョンバクさんはキリスト教、ノ・ムヒョンさんは仏教?)」なのか興味があります。微妙に「絡み合っているいる」のかもしれませんが、非常に気になるのは、「(3)」の要素が強い印象です。専門家は、どのように評価しているのですか?
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質問者が選んだベストアンサー
寄付という行為自体を非難する気は無いのですが、気に成るのは「李明博大統領は25億円という巨額の資産をどうやって手に入れたのか?」です。 日本の政治家としては、有数の資産を所有する鳩山由紀夫民主党党首でも公表資産は16.5億円強です。 少々多すぎだと思いませんか? なお、寄付のきっかけと成ったのは2007年度のハンナラ党の大統領予備選挙の時に、ソウル道谷洞の土地投機絡みで告訴され、国民からその蓄財に対して不審を持たれたからです。 (過去に選挙資金の不正処理で議員を辞職していたりもしますし…。) なお、韓国の大統領って革命・クーデターでの失脚や暗殺、あるいは退任後に亡命・逮捕(複数の方が死刑判決が出ている)される方のオンパレードです。 あまり清廉潔白である事を韓国大統領に期待するのは如何かと思います。
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- wiz0621
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私は無神論者なんですが、日本に生きて日本の法を守っています。 その感覚からすれば、とても信じられないことです。 日本では公職選挙法199条の2にあるように、公職者の寄付は 禁止されており、日本の政治家は年賀状も出せないくらい 厳しい節制の下に生活していますから。 (もちろんこういった法が韓国には無いのでしょうね。 これもちょっと驚きですが。) わが国の首相、同じくキリスト教徒の家系の麻生さんが 寄付をしないのも、意地汚いからではなく、 厳格に法を守っているからだと思います。 以下はあくまで日本人の視点として。 寄付の多寡によって、人の優劣を決めてしまうのは いかがなものかと思います。かつて支配者を語った 古代ギリシャのプラトンが黄金を生み出す能力と、 幸福を生み出す能力を分けたのも、 つまりは後者の知恵と美徳を認めたからです。 現代の為政者が保証するものがあるとするならば、 それは"お金"ではなく、別のもの、現代においては 厳格な法の遵守。そしてそれは選挙への公平性の 担保であるべきだと考えます。 よって、日本の法の下に生きる私の感覚からは、(1)~(3)ではなく、 (4)票を金銭で買う行為 に見えます。これも文化の違いなんでしょうね。 ただ、あくまで日本人の視点ですので、彼らには彼らの理が あるんだと思います。彼らがその宗教的美徳を金銭で買う行為を 認めるのならばいいんじゃないですかね? そして質問者さんがご指摘の通り、確かに これはキリスト教徒の発想、つまりお金払えば罪が浄化される、 という思考の歴史そのものだと思います。 でもこれって、金銭を穢れとみなす彼らの教義に 反するんじゃないかと思うんですが。 釈迦に説法ですかね。ああ、釈迦じゃまずいのかな? これも文化の違いですね。
お礼
「イ」さんの寄付に驚いたのは、その「金額の大きさ」だけでなく、「自分の苦学体験から、進学資金の無い後輩たちに、奨学金を創設した」という、『思いやり』に感動した側面が大でした。苦学中の「アルバイトも、ヒトに喜ばれる実績の積み重ね」のようで、「ヒトに迷惑をかけるアルバイトでは、ない」ことに感心しました。当時の「韓国人は、日本人から、差別され、苦労された」と思うのですが、それでも、「いじけないで、気力充実して、ヒトに役立ちたい」という向上心に感動するわけです。常に、「ヒトに役立つ」、「ヒトに迷惑をかけない」という、「心の持ちようが、愛の精神」なのか、それとも、「キリストの愛」に由来するのか、という点にも関心を持ちました。というのは、「仏教に、愛」という言葉を聴いたことがないからです。「政治家の寄付行為が、買収に相当する」という常識(=法律)にも、納得できます。しかし、「生まれながらの資産家」にも、「特殊法人を作る」とかで、「生まれながらの貧民を、援助する」方法はないのでしょうか?
- eroero1919
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#4さんのとおりで、彼の国の大統領というと、暗殺されるかクーデターされるか任期満了後に逮捕されるか、みたいなものでした。確か、全斗煥大統領から後4人くらいは「大統領終わる⇒逮捕される(大概収賄関係)」という感じでしかもそれを告発するのはこれまた大抵その頃の現職大統領のスジからというものでした。 なお、ノムヒョン前大統領は「自殺」っつーことになっていますが、山の中でしかも護衛官がついていたときの出来事ですから、事故に見せかけての暗殺ではないかという噂もまことしやかに囁かれています。ノムヒョン氏が法廷で喋ってしまうと困る人たちがいるということでしょうか。 イミョンバク大統領も任期を終えれば逮捕されるかもしれません。韓国大統領というのは財閥との結びつきがものすごく強く、おそらく清廉潔白ではとても勤まらない仕事なんでしょうね。まあ政治家っつーのは清廉潔白なんてやってたらとても勤まらないでしょう。それはオバマ大統領だって同じです。
- 2011年 2月変更(@wwbc)
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あ、すいません。↓の記事、書き間違いしました。 現大統領のイは、学生運動等を通して韓国大統領制の何かを変えた。その当事者です。 何を変えたのかは、具体的には忘れた。
- 2011年 2月変更(@wwbc)
- ベストアンサー率28% (247/857)
現・右派大統領 イ 前・左派大統領 ノ 前左派大統領のノは、韓国では「馬鹿ノ」で通ってました。日本人だけではなく韓国人にもノは馬鹿に見え、ほぼ全員で「馬鹿ノ」と言ってたそうです。 そう言われるだけの欠陥が「馬鹿ノ」にはあり、そしてそう言うだけの安心感が韓国国民にあった。馬鹿なのは事実だが、大統領を馬鹿呼ばわりして安心な生活が出来るか?と言えば、韓国ではそれほど言論の自由が保障はされていなかった。そこに馬鹿ノ。 馬鹿ノは国民に言論の自由を与えた。(ついでに言えば、この言論の自由に乗って対日強行説が大挙して出ましたね) 馬鹿ノは苦学したそうです。金持ちを羨み、権力者に嫉妬し、そして金銭・権力を否定できるだけの自分自身を作り上げようと、左派系弁護士になったわけですが、馬鹿ノは根っからの韓国病。 手に入れようとしても手に入れられない金と権力を否定する目的で左派弁護士になったが、しかし本心では金と権力が欲しかった。 弁護士になってからは馬鹿ノは金と権力に対し強欲に成って行きます。 彼は述懐していますが、鐘と権力を手に入れるためには左派系弁護士は有利だ。自分の職業を使って金持ちになろう…と思っていたそう。 この屈折した心境がまさに韓国病そのもの。 そして馬鹿ノの政治も韓国病そのものだった。誰も政治的に彼を評価しません。韓国人でさえも。 一方現在の右派大統領イは、幼少時代に朝鮮戦争で(米軍?に)兄弟を目の前で虐殺された。苦学して教養を高め、そして学生運動を通じて韓国に大統領制を実現させた。その当事者です。イは。 そして自分が大統領になったわけだが、彼は全身全霊で大統領職をまっとうしてますね。韓国のことだから退任後どうなるか知れたものではない。彼が財力を蓄えたり、高い地位に上り詰めた理由は、通常出来ないあくどい手口もあったでしょう。 私有財産の全額(?)寄付はその時の保険の意味もある。不正蓄財は全て若者の向学心に寄付してある…と。罪は罪だが韓国の為に使った…と。 これからの不正蓄財に気をつければOK。 馬鹿ノは欲望の為に蓄財した。現大統領イは韓国の為に蓄財した。 こういう評価かな、と。 ついでに…鳩山由紀夫も私有財産全額をどこかに寄付したらどうかね?とは思う。 政治で友愛を説く前に、個人的に友愛行動を取るべき。 貧乏乞食は「公的に」友愛を示すのに「政治」の力を使うしかないが、富豪の鳩山由紀夫は「公的に」友愛を示すのに「個人的財産」を使えるだろ。国に頼るな、と。
お礼
「シャープな回答」有難う御座います。「ノ」さんの評価で、「能力としては問題だけど、金に綺麗なことが、救いだ」という、韓国人の評価を聞いたことがあります。歴代の大統領が、「何人も、収賄で、懲役刑」になっている前例と比較した結果だろう、と思っていました。しかし、「左派弁護士・・」という経歴を聞いて、そうかもしれないと感じました。「彼の夫人が、当時の感性のまま」であったとすれば、「ノ」さんが「体面」をつくろっても、「ノさんとは無関係に、金銭授受の話を主導した」というイメージが描けます。何となく、「自殺直前の状況」は、「自殺の原因が、夫婦喧嘩にある」ような印象を受けました。お説を伺うと、「結婚当時は、同様の価値観で結ばれた」けれども、「大統領としての評価には、建前の顔」が必要になり、「本音以外の顔を必要としないご婦人」との間に、「夫婦間の愛の絆に、深い溝が生じた」と考えれば、大いに納得できます。「イ」さんの巨額寄付には、「大企業で、大成功すれば、この金額が余裕の金額」なのかと感心していましたが、これも、いわゆる、「帳消し寄付」で納得できました。ただ、「夫婦間の愛情には、亀裂が無い」ようなので、やはり、「イ」さんの方に、敬意を表すことにします。
かっこいいと評価しておられます。
お礼
「イ」さんは、確か、「大統領になる」直前に、「特別検事」とかいうヒトに、「資金問題で、聴取」されたような記事を見ました。しかし、無罪になったようです。「大統領の権限」に、日本では考えられないような、「絶大な力」が存在するような印象を受けました。「贈収賄という、感覚」も、「日本の常識」とは違うような感じがします。まさに、「大統領になる」のは、「命がけの、壮大なドラマ」という印象です。有難う御座いました。