jr東日本と西日本で対応が違うのはなぜ。
いずれもコロナ渦で過去最大の赤字額を計上しています。
2021年度はjr東日本は5779億円で、jr西日本は2332億円でした。
しかし、ローカル線の対応に両者の違いが出ています。
jr東日本は、ローカル線の単線化、電化設備の撤去を推し進める一方、
jr西日本は、ローカル線については、利用者が2000人を割り込んだ路線については、沿線自治体に廃止も含めた検討を進めるとしています。
なぜ、jr西日本は後ろ向きな考えでいるのでしょうか。
jr東日本のように、ローカル線の設備の簡素化で経営負担を減らすことはできないのでしょうか。
しかも、一続きの路線が廃止になると、もう片方まで影響が出かねないと思います。
例えば、山陰本線の場合だと城崎温泉~鳥取間と出雲市~幡生間が、2,000人にも満たしません。
とりわけ、城崎温泉~鳥取間と益田~幡生間は、1,000人にも満たさず、非常に憂慮すべき事態です。益田~幡生間は、山口線があるため、まだ、救いですが(といっても、その山口線は、山陰本線より利用者は多いが、それでも3桁どまり)、城崎温泉~鳥取間は、廃止になれば、福知山~城崎温泉館まで影響が出かねないと思うのです。1セットで考えるべきなのではと思います。
ただ、城崎温泉~鳥取間は元が非電化路線なので、どうしようもありません。
しかし、紀勢本線は、新宮~白浜間の廃止の打診は、考え直したほうがいいと思います。
ここは、電化路線なので、電化設備の撤去と特急列車のディーゼル化で対応できないかと考えます。
他にも小野田線の電化設備撤去も考えたほうがいいと思います。
また、福知山線の篠山口~福知山間より利用者の多い山陰本線園部~福知山間が胡麻どまりなら1時間に1本、胡麻から先が2時間に1本なのであれば、福知山線の本数見直しも考えたほうがいいと思います。
谷川か、柏原あたりで本数を2時間に1本にできないでしょうか。