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露出補正の「+-5EV」 はどのように使うのでしょうか
お尋ねいたします。 1年前頃、一眼レフを購入するにあたり各社カタログを比較・調査していましたが、基本機能の中で大きく異なり理解できないと感じたのがこの露出補正の範囲でした。 私の知識では、黒(3%)と白(96%)のラティチュード範囲の中央が18%グレーで、これを中心に+-2.5EVもあれば補正範囲としては充分と理解しています。 AEの誤動差分を考慮しても+-3%もあればよいのではと思います。 ニコンなど一部のメーカは、なぜこんな広い範囲を補正可能な機能を提供するのか、単に広ければいいからなのか、それとも他に目的があるのかと疑問に思い、当時、地区カメラ店に新製品販促に来られたプロの方に質問しました。 その方のお答えになるには、通常撮影では+-2.5EVでよいが、たとえば、「戦場で真っ暗闇の中で待機し、突然の銃口から発する火花や兵士の姿を捕えるとき等に有効では?」とか、「-5EVとし、ストロボ調光補正を+5EVして云々・・」など、全く理解できませんでした。 一年経ちましたが現時点でもこの広い補正範囲を理解できていません。 ネットでも調べたのですが、それらしい記述を見つけることはできませんでした。 いったいどういうシーンで使われるものなのか、わかりやすくお教えいただければ幸いです。
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#4です。 ロケット打ち上げ時の露出の問題点は、排気炎の眩さにあります。大体発射前、空をバックにそびえ立つロケットをフレーミングして、いざ発射となると白煙がもうもうとたった後、まばゆいばかりの閃光がノズルからほとばしります。普通のオート露出にしてあると、この光に引っ張られてカメラが露出を切り詰め、真っ黒けの画面の中にただ光る炎、という写真になってしまいます。 そのため通常はマニュアル露出で撮影しますが、仮にオート露出するとしたなら、+5EV位の露出補正に相当します。また合焦の難しさは、ロケット本体にはAFで捉えられるような目立った模様がなく、閃光があまりに眩しいためカメラの目がくらんでしまう点にあります。合焦センサーの限界値を超えるんでしょうね。発射直後の重要な場面でオートフォーカスが合わないと困るので、やはりマニュアルピントの方が無難です。いずれにせよ、近くには寄れず、撮り直しがきかない現場です。早朝打ち上げで逆光気味というのが最もシビレるシチュエーションですね
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ニコンってそういうメーカーなんですよ。完璧主義というか、こんな機能使うの?というものがついてくる。ニコンF3では緊急シャッターレバー(電池切れのとき、完全マニュアルで1/60秒のシャッターが切れる。通常のシャッターボタンではない場所にわざわざレバーが設置してある)、D1ではGPSデータ入力付加機能、D3だとデジタル水平儀。露出補正に±5EVなんて、現実の撮影状況では考えられません。そういう極端な露出条件はマニュアルで撮影するでしょうし。 想定されるのは例えばロケットの打ち上げくらいでしょうか?これは露出・合焦ともにとても難しいんです。というわけで、「メーカーの気まぐれ」と考えます。仕事で使う立場としては、使わない機能なんてどうでもいいんですよね(笑)
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回答ありがとうございました。 ニコンの名前は出さない方がよかったようですね。 >想定されるのは例えばロケットの打ち上げくらいでしょうか?これは露出・合焦ともにとても難しいんです。 こういうことがお聞きしたかったのです。 どうして「ロケットの打ち上げ」の撮影に+-5EVが必要になるのでしょうか。
私は銀塩時代からデジタルになってもコンパクト・一眼問わずキヤノン一本です。 キヤノンは露出補正が基本的に±3EV(中級機以下は±2EV)までですが、特にデジタルになってからはこれでは不足することが度々あります。 逆光で被写体を完全にシルエットにする場合や、画角内の強い光を発するものに露出を合わせる場合などです。 そのため多分割測光での露出値を元にマニュアル露出で設定することになります。 「表現の幅」を広げるために±5EVと言うのはメーカーの親切だと思います。 ま、普通は±3EVあれば十分なのも事実です。
お礼
回答ありがとうございました。 >メーカーの親切だと やっぱりそう考えるしかないのでしょうか。
- Kon1701
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露出補正ですが、私は教会でステンドグラスを写す際、-4段まで補正をかけたことがあります。これでほぼ適正でした。ステンドグラスは透過光なので、普通の撮影とは条件が大きく違いますね。 もっとも、私はマニュアル露出が長かったので、露出補正はほとんど使いません。AE-Lock中心ですね。スポット測光でAE-Lockを使うと、場合によってはマルチパターン測光と4~5段違うこともあるかもしれません。(わざわざ比較していないので数字は出せないですけど) 同じことを露出補正で行おうとすると5段ぐらいは必要かもしれませんね。
お礼
回答ありがとうございました。 真っ暗なシーンをAEが適正露出とするために、18%グレー相当になるよう持ち上げる、これを正すためにー2.5%の補正をかけるというのが私の理解なのですが。 おっしゃったステンドグラスの場合、真っ暗ではなく少しの明るさはあるのに、2.5EV+1.5EV相当に過剰にAEが露出を決めたということになるのでしょうか。それでー4EVの操作が必要だったということになりますか。 やっぱり理解できません。
- tomban
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確かにそうですね。 余程の突発的なことが無いと、まずは使いませんよね。 こういうところがニコンらしいな、とニヤリとしてしまうんですが。 ただ、デジタルになってから「ISO感度の自動変更」というものが出来ました。 ですから、かなり無理な撮影でも勝手にシフトしてどうにか撮れてしまう可能性が確実に高くなったわけで、そういった意味では「保険」という意味で設定してあるんじゃないでしょうか?。
お礼
回答ありがとうございました。 >デジタルになってから「ISO感度の自動変更」というものが出来ました。 この「+-5EV」の範囲はフィルムカメラ時代からあります。 「ISO感度の自動変更」には関係ないように思うのですが。
お礼
回答ありがとうございました。 >排気炎の眩さにあります 質問に記述しました暗闇中の銃火の例に似ていますね。 暗い中に強烈な光が発生するようなときに有効なようですね。 少し理解できたような気がします。 ありがとうございました。