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ルワンダ大虐殺について

ルワンダ大虐殺について、興味を持ち調べているのですが、 わからないことがあるので、いくつか教えて下さい。 ・1994年のルワンダ大虐殺は、 主に一般市民同士が殺しあった出来事ですが、 これは戦争ですか?事件ですか?紛争ですか?暴動ですか? ・ルワンダ大虐殺は、誰が画策したのか?結局一番悪いのは誰? ・この出来事の結果、 得をした(お金、地位や名誉、その他何でも)人はいますか?

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  • DieMeute
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回答No.3

NO.2です。ちょっと補足を・・・ ルワンダの大虐殺を事件と表現する事はよくされています。 下記のサイトは外務省のAUへの支援プロジェクトですが、この中に「ルワンダ虐殺事件調査パネル活動支援」という名前のものがあります。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/oau/shien.html 次に、下記のこのサイトは、かつて国連で事務次長を務めた明石康氏の講演のものです。pdf形式です。 明石氏はこの講演の中で「94年のルワンダのフツ族によるツチ族大虐殺の事件は・・・」と述べています。 http://www.unu.edu/hq/japanese/gs-j/gs2003j/tohoku2/akashi-full-j.pdf 次に、下記のこのサイトは国際労働団体のもので、2003年と2004年にルワンダの中央労働組合の人がルワンダの労働事情を語っています。この中で2回とも1994年に虐殺事件があったと語っています。 http://www.jilaf.or.jp/rodojijyo/Rwanda.html 次に、下記のサイトはNHKの解説委員室のもので、「コンゴ東部紛争」について龍谷大学の川端正久教授が解説していますが、この解説の中で「コンゴ東部紛争の出発点は、1994年のルワンダ虐殺事件です」と解説しています。 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/14652.html このように元国連事務次長や大学教授、ルワンダの労働組合の人まで、「虐殺事件」と表現しています。もっと調べればもっとたくさん出てくるでしょう。 だから虐殺行為にのみ焦点を当てた場合、「事件」と表現しても問題はないと思います。

noname#197526
質問者

お礼

詳しいソースをありがとうございます。 やはり「事件」と呼ぶことについて 特に問題がないことがよくわかりました。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • DieMeute
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回答No.2

まず紛争とは敵対する勢力が武力を用いて戦う事です。 内戦とは国の政治的権力を握るために、敵対勢力が武力を用いて戦う事です。 ルワンダの大虐殺については、政府軍や民兵組織が主導しフツ人を扇動してツチ人や穏健派のフツ人を虐殺しました。 また、虐殺が始まると同時にルワンダ政府軍は、ツチ人が主力の反政府組織ルワンダ愛国戦線とも戦端を開き戦闘に突入しています。 結局、ルワンダ愛国戦線が政府を倒し、新たな政権を打ちたてました。 なお、ルワンダ愛国戦線によるフツ人への虐殺があったとも言われています。 つまり、全体的に見ると虐殺行為だけがあったのではなく、政府軍と反政府軍も戦闘に突入し内戦状態になっています。虐殺はその内戦の中の出来事の一つです。あえて民間人への虐殺だけを取り上げるなら事件と言えます。 だから一般的にはルワンダ内戦とか、ルワンダ紛争と呼ばれます。 画策したと言えるのは政府・軍・民兵組織の首脳です。 後にルワンダ国際刑事法廷が開かれ、虐殺行為について裁判が行われています。2005年までには内戦当時、ルワンダ政府の首相だった人物や大臣が4人、軍の高官など20人に有罪判決が出されていますし、この元首相は自分の有罪を認めています。まあ当時はこの首相が国のトップにおり、虐殺行為に関して罪を認めているのですから一番悪いと言えるでしょう。 なお、実際に虐殺行為を行った者として、ルワンダでは10万人もの人が逮捕・拘禁されました。 得をした人はいません。 虐殺を画策した政府・軍・民兵組織は反政府組織ルワンダ愛国戦線に敗北し全ての地位を失い、その多くが逮捕され裁判にかけられました。 もし、反政府組織に敗北しておらず、勝利していたら政権の基盤をより強固にし、虐殺した人達の財産を奪うなどして利益をあげれたかもしれません。 敢えて得したというなら言うなら、勝利し政権を握ったルワンダ愛国戦線でしょう。

noname#197526
質問者

お礼

詳しい回答をありがとうございます。 ルワンダ大虐殺についてより理解が深まりました。 いま、私はルワンダ紛争について興味を持ち、 様々な記事を読んでいる最中なのですが、 1994年のルワンダ大虐殺だけを見た場合、 3週間に80万人以上が殺された大規模な殺戮行為を 事件という言葉で表現するべきなのかとても迷いました。 今後、この出来事が歴史上でどのように理解、解釈され、 どのように表現、説明されるのだろうか。 と考えているところです。

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6195)
回答No.1

>これは戦争ですか?事件ですか?紛争ですか?暴動ですか? これは内乱と自分は認識しています。   >ルワンダ大虐殺は、誰が画策したのか?結局一番悪いのは誰?  だれも画策していません。  一番悪いのは、このような民族間の対立を起こしたのは  ドイツと(特に)ベルギーです >得をした(お金、地位や名誉、その他何でも)人はいますか?  この内乱で得をした人はいません

noname#197526
質問者

お礼

回答ありがとうございます。とても参考になりました。 確かにあの3ヶ月間は「内乱」という表現がぴったりですね。 あとベルギーがルワンダに貧富の差と民族間の対立の構図を 作ったと私も思います。 また、何かありましたら宜しく願いします。

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