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ピアノの楽譜について
今、ピアノを学んでいます。(音大志望) 様々なサイト等を見ていて、ひとつの曲でも複数の種類の楽譜を所持している方が沢山いる事を知りました。(人に勧められ) 今、原典版を数種類購入しようと考えています。(バッハ インヴェンション等) そこで既に複数 所持している方に質問です。 (1)どの様に使い分けますか?(2)何種類お持ちですか?(3)楽譜をコレクションし勉強する事はためになりますか? 他にも楽譜についてなにかありましたら教えて下さい。 宜しくお願いします。
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- akikenta
- ベストアンサー率49% (33/67)
※すでに、良い回答が出ていますので参考まで・・・ 原点版は記号などが最小限の為、 自己での表現力が求められる事から、 私がそれを使おうと思った際は先生に止められました。 (ちなみに、バッハのクラヴィーア曲集です) ただ、その曲がとても好きでより深く追求したいのでしたら良いと思います。 一般的に普通に基本的に曲を理解されるのであれば、全音などから出している楽譜で十分だと思います。 いろいろ注意点など、曲の背景などが詳しく日本語で書かれていますし、一般的にこれを使っている人が私の周りではほとんどです。 私自信も含めて、一番見やすいという点でも大きいです。 楽譜のコレクションは、あくまでもコレクションになってしまうのか?どう使われるかにもよると思います。 私の場合、技量がアップされる材料にはならない気がしますし、特に勉強の為に左右されることも無いと思います。 もちろん、何か新しい発見ができるかもしれませんが・・・、 私でしたら、その分違う曲集に費やして、曲の幅を増やしたいです。
- NeoAlien55
- ベストアンサー率100% (7/7)
(1)どの様に使い分けますか? できるだけ原典版かそれに近いものを購入しようとします。 最近、原典版ブームというのがありましたが、しかし原典版だから良いというものではありません。 たとえば、ドビュッシーやラベルの曲を弾くとき、私はまずデュラン版(薄黄色のやつです)を買います。しかし、デュラン版は、誤植が多く、どう考えたってこの音はおかしいと思うときは、楽譜屋に行って立ち読みしてチェックしたりします。 ショパンなら、パデレフスキ版と言う人が言いますが、私は、あの本の綴じ方や紙の色や音符の並びがあまり好きではなく、ウィーン原典版(赤)を買ったりします。遊び半分でコルトー版を買ったこともあり、これはこれで非常に面白かったです(練習法が載せてあったり)。ですが、コルトーのての形は平均的なものではなかったことから、参考程度にしかならないという意見もあります。 バッハ、ベートーヴェンなら、ヘンレ版・ベーレンライター版などですが、特にバッハは、勝手にスラーや強弱記号がつけられていないものを選びます。アーティキュレーションは、演奏家なら自分で決定するくらいの主張の強さ、論理性を持ち備えることです。さらに、指番号などというのは自分で決めるものです。 どのように使い分けるかですが、使い分けを考えるよりも、先に、ご自分の演奏における解釈をどうするか、よく分析調査することです。音大志望とのことですが、自分で楽曲の解釈・表現法の選択もできない人は演奏家になれませんよね? しかも、どの楽譜を使うかが演奏に影響を与えるというのは、自分の解釈が薄弱であることの裏返しです。 ……というわけで、私自身の使い分けというか、楽譜に求めるものは、次の3点です。 1)自分の解釈にできるかぎり近いもの 2)紙の質・色・反射率が自分にあっているもの 3)音符の並び(大きさや形状)が見やすいと思うもの 原典版を使ったらいいとか、この版がいい……という情報は、よく記憶しておいた方が良いと思いますが、その版を使えば演奏がよくなるという因果関係はありません。情報に惑わされることなく、楽譜の分析より自分の演奏スタイルと楽譜との相性を考えた方が良いと思います。 最初は「直感」です。そして、だんだん買い進めていくうちに慣れてくるでしょう。 (2)何種類お持ちですか? 曲によりますが、多いもので3種類です。ですが、本屋での立ち読みをいれると、重要なもの(たとえばバッハの平均律とか)は、5種類以上を知っています。 (3)楽譜をコレクションし勉強する事はためになりますか? 何でも勉強になるものです。たとえばある程度の即興性が必要な曲(バロックに多い)などは、2,3チェックするのが良いと思います。CDなどを聴いて、よく勉強することです。 また、版によって意見が分かれる箇所などもあります。有名なところでは、ショパン・バラード一番の最初の前奏の終わりの最高音をB♭とする和音は、版によって違います。どれくらいの出版社のものが、自分が良いと思う方の和音としているかを、10社以上見て統計をとることはとても良いことです。そして著名なピアニストのCDを聴いて比較しましょう。 さらに、たとえば仏語で書かれた楽譜は、仏語の音楽用語の勉強になります。 コレクションすることにはあまり意味はないかと思います。それよりは、自分が気になる問題にするポイントをチェックすることは非常にためになると思います。楽譜も高いですから、私のように本屋でチェックというのも案外良いですよ。かなり楽譜屋に居座ることになりますが。
お礼
有難うございました。 参考にさせて頂きます。
お礼
有難うございました。