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バッハの楽譜について
今バッハのシンフォニアや平均律を学んでいます。 楽譜は春秋社のみでやっているので演奏の参考に原典版など他の楽譜を購入しようと思います。 そこでお聞きしたいのですが、ヘンレ版・ウィーン原典版は参考になります? 立ち読みして決めようとしたのですが、田舎だからか、置いてませんでした。 何でも良いのでアドヴァイスをお願い致します。
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- sumire51
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春秋社版をはじめ、全音、音友などの楽譜は、校訂者による解釈が数多く付け加えられています。バッハのシンフォニアや平均律などの作品の場合、楽譜に書かれている強弱記号やアーティキュレーション、運指などの指示は、ほとんどが校訂者によって補填されたものです。 「原典版」というのは、自筆譜や初版楽譜の忠実な再現を追求して生み出されたもので、バッハ作品の場合、強弱記号やスラーなどはほとんど書かれておりません。 ヘンレ版、ウィーン原典版、ベーレンライター原典版などがありますが、個人的にはヘンレ版とベーレンライター版をお薦めします。 質問者様は現在校訂版を使われていて、原典版を参考にしたい、とのことですが、どちらかというと逆かもしれません。 専門的に勉強されるのであれば、原典版をメインに使い、分析や演奏の際に校訂版(春秋社版など)の解釈を参考にする、といった形も一つの方法です。 しかし初心者の方にとっては、原典版は指示が少なすぎて、楽譜を見てもどう弾いたらよいかわからない、ということになりかねますので、校訂版のみで十分だと思います。 以上、参考になりましたら幸いです。
- mariateresia
- ベストアンサー率32% (129/392)
バッハの時代と今では全く環境が違います。第一バッハはピアノのためには作曲しておりません。 バッハで大切なことはアナリーゼなのです。ポリフォニー音楽という我々日本人には一番馴染みの薄い多重声部の音楽です。 ですのでバッハを理解するにはどういう風な声が重なって出来あがっているか 理解することが、バッハを弾く楽しみが天国と地獄になります。 その点原典版はバッハが書いたそのままを忠実に再現しようとしている楽譜ですので、それと同時にブゾーニー版みたいなものを利用して頭で理解して弾くのも一案です。しかし本格的にピアノを続けられるのであればどちらかの原典版をもたれるのはお勧めします。 バッハの時代は原典版に即興で色々装飾音を勝手につけて演奏しました。 ですので原典版ですと、そういうものも最小限にしか書いてありません。 そこでブゾーニー版は彼なりにアレンジしてあるのです。 それと丁寧にアナリーゼがされておりますので、これから勉強されるに当たっては両方をうまく使い分けるのが理想ですね。
お礼
色々と詳しいアドヴァイスを有難うございました。 参考にさせて頂きます。
お礼
詳しいアドヴァイス有難うございました。 参考にさせて頂きます。