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坂上田村麻呂の剣について
『古事談』の中に「坂上ノ宝剣ノ事」というお話があるのですが、 坂上田村麻呂について調べてみても、特に剣に纏わる説話や逸話・伝説などあまり出てきません。 今度ゼミの発表で取り上げることになったので、坂上田村麻呂と剣の関わりが見える資料が必要です。 何か知ってる方がいらっしゃったら、その資料名や説話などなんでもいいので教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。
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標剣(しるしのつるぎ、そはやのつるぎ)と呼ばれた平安初期の無銘の直刀です。 征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷(エミシ)の蕨手刀に対抗するために作らせた細身で重ねの厚い剛刀で、これを愛刀にして田村麻呂は蝦夷を征伐したとされています。 田村麻呂の死後は天皇家の御剣となり坂上宝剣と呼ばれ、今は鞍馬寺に黒漆大刀(くろうるしたち)として所蔵されています。 一時は国宝でしたが現在は重要文化財に指定されています。 http://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/data/kinkou/katana01.htm 平成21年度懐徳堂古典講座 S-2〕古代世界を中世の説話から読む (日程:8/1(土)・8/8(土)・8/22(土)午後3時30分~5時) (講師:大阪大学大学院文学研究科教授 荒木浩) に、「この講座では、そうしたいくつかの逸話を取り上げながら、古代の世界の多層と深まりを味読したいと思っています。まずは皮切りに、壺切と坂上の宝剣という、天皇や東宮の王権と密接な関わりを持って伝承され、『源氏物語』の解明にも資する、剣の物語からお話しを始めたいと思っています。 」とありますので聞いてみたらいかがでしょう? http://www.let.osaka-u.ac.jp/kaitokudo/event/index.html
お礼
ご回答ありがとうございます。 蝦夷討伐の際の剣だったわけですね。 しかも現在も所蔵されてるとは・・。 そっちの方面からも調べてみることにします。 講座のほうも興味ありです。『源氏物語』の解明にもつながるのですね。 是非行けたら聴きに行ってみます。 ありがとうございました。