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ハイブリッド車 電気自動車で

ハイブリッド車や電気自動車ではモーターを使用しています。 なので、きわめて地面に近い場所に電界が発生しますが、 どのくらいの電界量なのか教えてください。 たとえば、地中の砂鉄を寄せ集めてしまい、地中に空洞を作ってしまうとか、スチール配管が磁気を帯びてしまうことはないですか?

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回答No.3

14,5年も前のことですが、電気自動車の開発にちょっと関わったことがありますので、大いに関心がありますね。 しかし、ご質問にあるような電界や磁界の地表・地下への影響については、全く記憶がないので、最近の状況を調べてみました。 ご質問1.きわめて地面に近い場所に電界が発生しますが、どのくらいの電界量なのか トヨタ・プリウスのモーター端子電圧は650Vです。 「電界」の強さは、電圧V/距離mで表わしますから、地表面で650V/約50cmの電界が存在しますが、全く問題になる値ではありません。 高電圧(10-50万ボルト)の送電鉄塔がありますね。 鉄塔の真下に立っても安全であると電力会社が管理している値が3kV/mです。 世界保健機関(WHO)の定める環境保健基準では10kV/mであるが、それより厳しい値で管理していると、電力会社のHPに載っています。 この値と比べても電気自動車の電界はきわめて小さいことが分かります。 ご質問2.地中に空洞を作ってしまうとか、スチール配管が磁気を帯びてしまうのでは。 電界ではなく、磁界による影響ですが、理論や数値よりも現状を見れば無視できることがお分かりになると思います。 電気自動車の2倍以上の出力のモーターで走る路面電車(市電)は、世界各地で百年も前から運行しています。 トロリーバスやバッテリー式フォークリフトも数十年の歴史があります。 電車でもバスでも電界や磁界の影響は、無人の地面よりむしろ車室内ですが、もちろん健康被害の出るような値になることはありません。 乗員・乗客の心臓ペースメーカーに電磁界が作用した例もないと思いますよ。 電界や磁界の影響に関して一応検討課題に上がっているのは、非接触式充電器です。 電気自動車はプラグインで充電しますが、いちいちプラグを差し込まなくても、所定の位置に停車して、運転席のボタンを押せば着座したまま待っておれば充電できる方式です。 すでに試作車(バス)はできています。 さらに、走行中に自動的に充電できるシステムも開発中であると、複数のメーカーが表明しています。 これらの方式では「漏れ磁束」による磁界を規制する必要がありますが、技術的には解決されています。 次に電気自動車の安全性の検証ですが、電気自動車に限らず、自動車の構造・性能試験・安全性その他すべてについて、詳細に日本工業規格(JIS)で規定されています。 JISは常時、国際規格ISOとの整合性を図っていますから、国産電気自動車も諸外国に輸出できます。 次の資料はJIS原案ですが、JISそのものを読むよりは理解しやすいです。 この中に「電磁両立性」つまり電界・磁界の影響についての記述があります。 どのようなデータ(測定値など)が提示されて議論されたのか、全く想像もつきません。 ご質問への回答としては、この面での安全性も検討されていますよ、ということくらいしか言えません。 バッテリー電気自動車の安全仕様に関するJIS原案(2007年に制定されています) http://www.jisc.go.jp/jisc/data/18jidousya/016/09.pdf 電磁両立性 http://e-words.jp/w/E99BBBE7A381E4B8A1E7AB8BE680A7.html 電界と磁界について http://www.engg.nagoya-u.ac.jp/ikou/2003/seminar/05/5ookubo..htm 

ithynano
質問者

お礼

回答ありがとうございます。HVやEV、HEVが日本独自仕様で突っ走っていて、せっかくの脱ガソリンへの取り組みが結局エネルギー資源国の取り決めに流されるのでは?と危惧していたんですが、心配しすぎだったようですね。 しかし、今すぐ全ての車両をHV、EVに入れ替えることも無理なので、 どこかのメーカーで回生ブレーキで発電した電気を車内の電池に蓄電しておき売電、または家庭用に使えるようなシステムをつくってくれたらいいのになあ、と思います。 それや、車内のエアコン用電源にするだけでも現行のレシプロ車の燃費が良くなるかも(重くなって、悪くなる可能性もありますが)。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • maaiika
  • ベストアンサー率30% (9/30)
回答No.2

よくこの話は出ますが、全く問題ないですよ。 低周波から高周波まで、ガソリン車と同じです。 徹底的に効率を追求していますから、漏えい磁束はないです。 車の中には、制御用コンピュータや電子機器やラジオやテレビや電気の雑音を受ける機械がいっぱい詰まっています。車によってはコンパスまで付いています。 電気自動車よりも、電子レンジと、携帯無線とか、電車のほうがすごいですよ。 電車は近くを通っただけで、コンパスがくるって、ラジオも聞こえなくなりますから。

ithynano
質問者

補足

確かに車の中には電子回路がたくさんあると思います。でも、電車の中にも電子回路がたくさんあります。たとえば、4tとかのトラックをEV(≒HV)とかにした場合、電車程ではないけど、それなりに大きなモーター出力が必要となると思います。その場合はどうでしょうか。日本独自、メーカ独自で環境に問題ないと検証済みなのでしょうか。それかEUやUSですでに検証済みなのでしょうか。レシプロの場合、光化学スモッグやエアコンのフロン排出など環境に悪影響をあたえてきてしまいました。HV、EVがこれから本格的に普及していき登録台数が増えるにつれて、乗り越えないといけない問題とか発生する可能性は全くないのでしょうか。将来世界的に現行のレシプロ車の方が結果的に環境にやさしかったなんてことはないのでしょうか。

  • MOMON12345
  • ベストアンサー率32% (1125/3490)
回答No.1

モータから多くの磁界が漏れるようなら、そのモータは効率が悪いという事になります。 漏洩磁界は当然ありますが、電気自動車の数十倍から数百倍のパワーを持った電車が無事に走っているところを見ると心配は不要なのではないかと思います。 なお漏洩磁界量に関してはメーカ非発表のようです。

ithynano
質問者

補足

回答ありがとうございます。ところで自動車と鉄道では走行環境が異なります。鉄道では線路状況をほぼ毎日のように点検しているようです。また、釘や空き缶など磁気に影響されるものが線路上障害物になることもまれと思います。自動車ですが、30kmくらいで通常走行している場合はエンジンルームのモーターから動力を前輪、または後輪に伝達し走行していますが、回生ブレーキで発電している時は後輪近く(?)のモーター発電なのかなと想像しています。このような回生ブレーキを使用する場所が、信号の近くであったり、上り坂の頂上であったり、下り坂の途中であったりすると思います。また、磁気を帯びやすいゴミが道路上に存在する可能性が鉄道よりは多いと思います。HVやEVの増加が見込まれますが、道路環境についてこのままで大丈夫でしょうか?

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