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マツダのV6エンジンK型について
バブル期のクロノス系等に搭載されていた、K型エンジンの開発にはポルシェの協力があった、との記事をどこかで読んだ記憶があるのですが、これは本当なのでしょうか?(それともガセネタ?)
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クルマの研究で食ってる者です。つまり『クルマを作る側のヒト』というワケですが。 K型は判りませんが・・・当時、マツダはポルシェに盛んに開発委託を出していた、というウワサがありました。(或いは今でもそうかも。) 例えばランティスのサスはポルシェが開発したと言われていましたが(当時この話は、同業者の間では結構有名でした)、そういえばランティスもKF型エンジンを載せていましたね。するとエンジンもポルシェが開発した可能性もあります。もっとも、サスもエンジンも実際にポルシェがどこまで開発に携わったのか?は判りませんが。 尚・・・ポルシェ開発、と言っても特別なことでは無く、取り立ててすごい話でもありません。 スポーツカーを生産しているポルシェAG社の傘下に、ポルシェ・エンジニアリングという研究・開発受託会社があり、ここに開発を委託しただけです。 ※ポルシェ・エンジニアリング社は研究・開発だけで食ってる会社であり(製品を作る事はありません)、注文されればなんでもやります。別にポルシェという名前だから高性能スポーツカーばかり研究しているワケではありません。(有名なところでは・・・スペインのセアト社の『イビーザ』に使われていたSOHC4気筒はポルシェ設計とアナウンスされていましたが、『イビーザ』はどちらかというと地味な2BOXのファミリーカーで、ワーゲン・ゴルフやオペル・アストラの様に、『特にクルマに興味のないヒト達にも大量に買ってもらう』類のクルマです。また、ベンツの操縦性開発もポルシェ・エンジニアリング社が担当していた時代がありました。) ※ポルシェ・エンジニアリングに限らず、こういう研究会社は世界中にいくつかあります。 有名なところでは・・・現在は1000馬力超の市販スーパーカー『ベイロン』で有名なブガッティ社もかつては委託開発を受注していましたし、レース用エンジンの最量産メーカである『コスワース社』も、量産エンジンの設計・開発を請け負っています。 日本車の開発で有名なところを探すと・・・ポルシェ・エンジニアリング社自身が『最大のライバル』と認めているロータス・エンジニアリング社(スポーツカーの生産をしているロータス・カーズや、かつてF1に於いて『新技術のリーダー』的存在だったチーム・ロータスと同系の会社)ですね。古くはトヨタの2代目セリカXX、いすゞ自動車のFFジェミニやピアッツァ、ビッグホーン、小型トラックのエルフ、シボレー・コルベットの一部グレードのエンジンなどを手がけました。(勿論この他に、ウワサに上っていないクルマも多数あるでしょう。) ポルシェ・エンジニアリングもロータス・エンジニアリングも、現在でも日本に代理店(研究・開発を日本から発注する場合の窓口会社)が存在しています。マツダやいすゞに限らず、日本の自動車メーカからの委託が今でも続いていると考えられます。 ※『ポルシェ開発』などと言うと宣伝効果がかなり高いのに、何故日本のメーカは委託先を公開していないのか?というと・・・ポルシェやロータスの様に有名な研究会社では社名自体も『商品』になっており、名前を公開する為には『社名使用料』を払わなければなりません。 いすゞの乗用車にはかつて『ハンドリング・バイ・ロータス』シリーズがありましたが、この時いすゞは、ロータスというネームが入ったエンブレムを車体に貼る為に『1枚いくら』という契約を締結していたと言われています。 ポルシェも恐らく同様の契約になっていると思われます。ブランド名を使うのはタダではない、というワケです。
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- sokosokoso
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K型エンジンは、 ロアクランクケースを採用した まじめな設計をしているエンジンです。 ポルシェが開発に協力してるという 話は聞いたことないです。 本当なら少しマツダにショックですねー。