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「核保有」アメリカなどがよくて北朝鮮がいけない理由

「核保有」について、アメリカなどがよくて、北朝鮮がいけない理由を教えてください。

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  • tyr134
  • ベストアンサー率51% (851/1656)
回答No.5

1953年に、米国のアイゼンハワー大統領が「Atoms for Peace」と題する演説を国連総会で行いました。 この中で、核兵器の拡散防止と核の平和利用を提案しました。 当時は、冷戦構造下において核開発競争が過熱しており、いつ「核戦争」が起こってもおかしくないという状況下にありました。 そんなんかで、アイゼンハワー大統領は核の平和利用を訴える演説をおこなったのです。 この演説を受けて、核軍縮の機運が高まり、1957年に国際原子力機関(IAEA)が発足。 IAEAは、平和利用のための核技術を指導すること、その技術が軍事転用されないよう監視することをその目的にしています。(2007年9月現在、加盟国は144ヶ国) そして、この流れの中1963年に「核兵器の不拡散に関する条約」が国連で採択され、締結に向けての議論が進められ、1968年に62カ国が参加する形で調印が行われ、1970年3月に発効し効力のある国際条約となりました。(日本は1970年2月署名、1976年6月批准) が、この条約では、核技術を平和利用する権利は全ての国にあると認めた上で(第4条・第5条) 核保有国(米・英・仏・ソ(露)・中)に対しては他国に譲渡しない(第1条)こと、核軍縮をすみやかにすすめること(第6条)という事が定められています。 一方、非保有国には、これから核兵器を持たないこと(第2条)、核兵器を作っていないか国際機関の監視を受け入れること(第3条)などが定められています。 つまり、(将来、完全な核軍縮を行うことを約束した上で)米・英・仏・ソ(露)・中の五カ国には保有することを認めています。 そして、非保有国には平和利用のための技術開発は認めるモノの、そのためには国際機関(IAEA)の監視を受け入れなければならない事を定めています。 このため、この条約は締結時における核保有国だった5カ国に核保有の特権を認め、それ以外の国には保有を禁止するのは不当であるとの批判があります。 また、イスラエル・インド・パキスタンなどは上記を理由に加盟・批准していません。 また、北朝鮮は2003年にIAEAと米国の再三にわたる監視団受け入れ要請(第3条に基づく)に反発し、脱退しました。 とまぁ、本来なら第6条に基づいて核軍縮が行われなければいけないのですが、1987年に締結された中距離核戦力全廃条約と1991年に締結された第一次戦略兵器削減条約という部分的な核軍縮しか実現していません。 これもまた、インド・パキスタン・北朝鮮などが指摘する「不平等」の理由になてます。(自分たちは義務を遂行しないで、非保有国には義務を押しつけている) とまぁ、この条約を基準にすれば、5カ国以外の国は持ってはダメなワケです。 しかし、条約に参加しなければインドやパキスタンのように保有することが出来ることが証明されました。 それを見て北朝鮮も脱退したのではと邪推してます。

noname#85604
質問者

お礼

よくわかりました。ありがとうございました。

その他の回答 (7)

  • nishikasai
  • ベストアンサー率24% (1545/6342)
回答No.8

アルカイダは原爆を持ってよいか? テロ集団は良くないよね。 ではテロ集団と同じような国家は持ってよいか? 非常に危険だ。本当に使う可能性がある。日本が経済制裁をやっただけで報復に原爆を落とされる可能性がある。 だから持たせてはいけません。 世界としてはもうこれ以上核を増やしたくないし、北朝鮮のような危険な国家の核は廃棄させねばなりません。 政情不安定な国家にも持たせてはなりません。たとえばクーデターが起こりそのどさくさでテロ集団が原爆を盗むというようなことが起きるかも知れないからです。パキスタンの核も危険です。

noname#85604
質問者

お礼

米ロ英中仏が「ワシらは大国、衣食足りて国民は上品だ。オマエら食うに困っているような連中には危なくって持たせられない」・・・といっているようですね。 こういうの大国のエゴでしょ。 アメリカが率先して核を放棄しなきゃ、アメリカの言ってることはみなウソだと思いますがね。 ありがとうございました。

noname#86069
noname#86069
回答No.7

広島への原爆投下を金正日は64年間一度だって謝罪していません。

noname#85604
質問者

お礼

広島の原爆は北朝鮮でしたか。知りませんでした(^o^)。 それにしても64年間といったって、64年前は、金正日は小さな幼児だったから、謝るのは無理だと思いますが(^o^)。 ありがとうございました。

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6195)
回答No.6

アメリカは 強いから 北朝鮮は  弱いから  正義と歴史は勝者によって作られる   

noname#85604
質問者

お礼

ありがとうございます。 ゴチャゴチャ言っても、落ち着くところはそういうことなんでしょうな。

回答No.4

厳密に回答しますと、 どこの国も核武装の権利はあります。 国連安保理決議において核武装に対する非難決議が出されますが、それは非難であって核武装権を否定したものではありません。  本質的に、北朝鮮であろうとも、アメリカであろうとも核に限らず、自衛目的のための武装権は存在します。  これは、個人の人身保護の権利(武装権)と同じで、存在するにしてもそれを認めないという協調性の産物に過ぎません。  では、現実的にアメリカの核保有が肯定されているのは、NPT体制という核保有を認める体制が出来たことに原因があります。  つまり、NPT体制の秩序においてだけ、P5(国連安保理常任理事国)の核保有が認められているにすぎないのです。  そして、NPT体制にない国々は、核保有に関して国際法的には批判される謂れはありません。  国連安保理決議にしろ、批判・非難だけであって各国の核武装の権利を否定することが出来ないのです。  我が国は国際調整体制において国連を尊重し、NPT体制を尊重しています。従って、それに矛盾しないために、核武装を行わないだけに過ぎません。  ところで、我が国は非核宣言をしていると思われていますが、本当はグレーな部分があります。  以前、「核武装の議論を行うべき!」と改憲保守系議員が問題提起した時に、その議論さえ行われませんでした。この事実は、日本が非核原則を守っているという意味ではなく、議論もしない状況であると判断されるものでもあります。そもそも非核三原則の現実含めて、非核に関する議論は国防上でも重要な議論です。これは、核武装しろ!ではなく、核武装について議論しろ!の意味です。議論さえしないのが異常という指摘です。  そもそも、核武装に関する議論は、国際法・国際司法・自然法などの法哲学の領域の課題です。その課題に純粋に政治学だけで回答しようというのは無理であって、総合的な核武装に関する議論が出来ない状況は悲劇でしょう。  そして、我が国において核兵器に関する意識で、世界で唯一核武装を放棄した南アフリカのケースの研究がまったく行われていない状態であるのも、問題でしょう。  私が調べたところ、保守系論陣で核武装を放棄した国を知っている保守系論陣はいません。(正論・Vocice系の論陣) 低レベルの核議論であるのは、核武装が憲法・自衛隊・集団的自衛権問題のような神学論争になっているからでしょう。    質問者の核武装に関する基礎知識・国際政治の基礎知識によって回答を変えるべき質問なので、このような簡単な回答になりましたが、興味があるならば、是非、核武装に関する国際司法の見解を調べてみるといいでしょう。本質的に、質問のような見解は国際法・国際政治学では想定しない質問です。

noname#85604
質問者

お礼

長文のご回答ご親切にありがとうございました。

  • argue
  • ベストアンサー率24% (63/260)
回答No.3

核拡散防止条約(NPT)というのがありまして、日本も加盟しているので日本の核武装は当然ながらアウト。 北朝鮮は一度脱退を宣言したことが2度ありますが、いずれも認められていません。 実際、NPTに加盟していないインドなどはアメリカと個別に協定を結んでいます。

参考URL:
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/npt/gaiyo.html
noname#85604
質問者

お礼

ありがとうございます。 なぜそのような不平等な条約を結んでいるのでしょうか。

noname#85604
質問者

補足

北朝鮮は一度脱退を宣言したことが2度ありますが 「一度脱退を二度宣言したことあり」というのがよくわかりません。

  • yukit3
  • ベストアンサー率13% (20/146)
回答No.2

広島原爆祈念館へ   是非、一度どうぞ! “りくつ” では無く 心の回答が判りますよ。          「両方いけません」

noname#85604
質問者

お礼

>広島原爆祈念館へ 何回も行きました。 最近は展示していないむごたらしいのも知っています。 質問文をよくお読み下さい。 理屈を知りたいので質問しています。

  • kusirosi
  • ベストアンサー率32% (2838/8859)
回答No.1

警官は、拳銃もってもいいが、 キチガイに刃物は、いかん(@^^)/~~~ zzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 核不拡散体制といい、 核兵器を保持する米露中英仏は、核兵器生産技術を、それ以外の国に与えない代わりに、 原水爆生産に繋がらない核の平和利用を、他国が行えるよう援助するという 核不拡散条約とIAEA(国連原子力機関)を中核とする国際常識が ある。  原水爆は、もう作りませんと約束して、原発援助してもらったので 原爆生産実験は、約束違反(@^^)/~~~

noname#85604
質問者

補足

ありがとうございます。 補足の質問です。 (1)日本はナントカガイではないと思いますが、核を持ったら他国から叱られますか? (2)米露中英仏はナントカガイになる可能性はないのでしょうか?

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