- ベストアンサー
点滴だけで寿命を待つか、経管(鼻)栄養補給するか
超100歳の義母が脳出血(+梗塞)で突然倒れ、入院中です。 倒れる前日までは在宅で、年齢なりの老衰は感じられましたが、デイサービスに通い、杖に縋って歩いてトイレにも行き、茶の間に出てきて普通食を自分でしっかり食べていました。 だから体力はあり、倒れて2日ほどでで昏睡状態から回復し始め、呼びかけに応えたり、点滴が漏れたとき「イダイ(痛い)」と訴えるようになりました。麻痺していた左手足が動くようになり、在宅での点滴ができにくくなり、往診の先生に入院加療を勧められ入院させました。 ここ1,2年は脈拍が30台~40台で安定していたのですが、血圧が高くなったこともあり入院当初は病院の先生から数日と宣告されましたが、持ち前の健康体のお陰でそのまま安定した状態になっているようです。 呼び掛けには声を出して応じ、入院1週間後くらいに手足をマッサージしてくださった療法士に「アディガドー(ありがとう」と、お礼を言って周囲を驚かせたのです。 そんな状態で、できれば家に連れ帰りたいと夫と私は先生に申し出ていたのですが、嚥下不能で口からの摂取が無理だから在宅はできないと言われました(入院3週間後)。(実は嚥下の訓練をもう少し早く始めてくれていたら、と残念に思う節があるのですが、それは今は詮無い事なので。) 今後の措置は、点滴だけで寿命が終わるのを待つか、もう少し積極的に鼻からの経管栄養で延命するか、家族の判断でと言われました。 点滴については、必要なカロリーが800から1000なのに対し、点滴では50から100余りくらいしか吸収されないとも説明されました。(数字を聞き間違えていたらすみません。ご指摘ください。) 年齢が年齢なので、無理な延命は望まないけれど、たった3週間ほど前まで普通に食事して、薬も飲まず医者にかかる必要のなかった体を、急激に栄養不足にして寿命が尽きるのを待つなんて、とてもむごいことに思われるのですが、どのように判断するべきか専門の立場や、経験された方からのご意見をお聞きしたく、よろしくお願いいたします。 ここ1日2日、呼びかけへの反応が弱くなり、寝ていることが多くなったように感じます。体力も弱っているでしょうが、家に帰りたいだろう本人の諦めとも思えて辛いです。 質問のカテゴリーの選び方が間違っていたらご指摘ください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
病院に入院して治療をしていると一度始めた治療はやめられないといったことはよく聞かれることです。これは倫理的なことや医師の判断にゆだねられることが多いと思います。 最近は寝ていることが多くなってきているということですから、しっかり起きているときに飲み込みやすいものを口から飲み込めるか試してもらうことができるかもしれません。飲み込みの状況は入院先の職員がよくわかっているので、口からの取り込みは難しい状況なのでしょう。具合がよくなった時点でもう一度口から食べられるか試してほしいという希望は、お医者さんに伝えるのよいと思います。病院では食事に関係するチームが活動していますから、現場の職員が経管栄養を始めた後でも口から食べられそうだと感じれば試してみることはあると思います。 十分な栄養が口から飲み込めないにしても、点滴と併用しながら本人のほしがる分だけの量で在宅療養をはじめる高齢者の方もいます。 また、在宅では点滴は最小限の量で、訪問診療を受けながら訪問看護やそのほかの介護サービスを使って家で看取るつもりで家に帰ってくる場合もあります。 住み慣れた家を離れて家族と一緒にいる時間も少なく寂しい思いもしているのではと想像すると余計かわいそうに思うこともあるでしょう。手や足からする点滴はいずれは入りにくくなってくることもあります。希望した治療でもそれが続けられない状況になることもあります。 どこまで治療をするのかと悩むところではありますが、ご家族と相談の上答えを出すのが一番です。かかりつけの先生に相談をして今の状況でつれて帰ってこれるのか、どこまで治療を受ければ在宅で見てもらえるかなど相談してみればより答えが出しやすくなるのかもしれません。 入院していてもご家族のできることはイロイロあります。何もしてやれなかったと思うと後悔が多くなり寂しい思いも強くなります。入院中でもよく声をかけてあげて手足をさすったり、看護師さんと一緒に寝返りの手伝いなどをしていけばお母様もうれしいことでしょう。
その他の回答 (2)
- saitasaia
- ベストアンサー率56% (38/67)
100歳も長生きをされているのですから丈夫な身体に生まれついているのでしょうね。年が多いですから本人の嫌がる治療はしたくはないし、水分だけ点滴で入れて弱っていくのを見守るにもつらいものがあるのはよくわかります。 丁度具合が悪くなったときにゴールデンウイークが重なっているのでしょうか?在宅で点滴ができない状況で入院しているのですから、鼻から管を入れて栄養が入るようになれば退院できると思いますよ。栄養が入らないで今の点滴治療で見ていれば、体力も弱ってくるのはしょうがないです。 数年介護する気持ちがあるのなら、経管栄養を試してみたらいかがでしょう。管が入っていることに苦痛を感じるようならば、胃から入れるようにすることもできますし、口から少しでも食べる望みがまったくないわけではないと思います。看護師さんに相談してみたら具体的にアドバイスがもらえると思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。私どもの迷いをご理解いただいてのアドバイス感謝いたします。 ご推察通り入院当初がゴールデンウイークでした。飲みたい素振りをするので水分を浸した脱脂綿を口に当ててやると吸い付くような口をして喉を何度もゴクリと動かしました。(看護婦さんに見つかって叱られてやむなく中止・・) >数年介護する気持ちがあるのなら、経管栄養を試してみたらいかがでしょう。 数年介護・・ここに問題を抱えています。夫は末子(75歳)で跡取り。私どもの子供は遠隔地に住み同居はしません。夫の姉弟はもう介護できる環境や状態にないので「余計な延命をしないで」と申します。 つまり介護を担えるのは私達夫婦だけなのです。直前の母の状況からまだまだ在宅で、と願う一方で万一のときの対応なども視野に入れると在宅介護が現実的なのだろうか、可能だろうかと不安になります。でもそれは何とかなる、今の状態で在宅は無理でももう1、2年は介護をがんばりたい、がんばれるだろう。というのが本音です。 現時点で母の体力を考えると、点滴だけではむごい、暫く経管栄養を試してもらえないだろうか(少し体力がつけば嚥下もできるようになるかも)と考えて、一人だけ、看護士さんに相談してみました。 お答えは、家族の考えが大事だとことわった上で、経管栄養を始めれば途中で中止するわけにはいかなくなる。ずっと継続しなければならない。というお話でした。(この点について再度ご意見をいただけるとありがたいと思いますが・・) ここで質問を投稿した後、関連の過去の質問と回答をいくつか読みました。経管栄養のデメリットの部分もよくわかり、それを長く続けることの可否をさらに自問していました。 お二人の専門の立場からアドバイスいただいて経管栄養についてもう一度病院に相談してみようかと考えています。本当にありがとうございました。
- zumichann
- ベストアンサー率39% (892/2250)
普通の点滴ではあまり濃いものは入れられません(浸透圧などの関係で)。中心静脈栄養というもっとカロリーの高いものを血液に入れられる方法もありますが、鼻からの経管栄養が可能なのであれば、そちらのほうが食事に近いです。経管栄養、試してみてもいいのでは。 モノは、嚥下が出来る方が栄養補助に飲んでいるものと同じです。 栄養剤はおおむね1Kcal/1mlなので、消化器からの吸収ができるようであれば、一日に必要なカロリーを賄えると思います。 一日に1200ml入れている人も知っています。 商品名で言うとエンシュアリキッドやラコールなどですが、カロリーを維持するために油分が入っているので、下痢がおこることがありますのでご注意を。(ラコールの方が起こりにくいようです)
お礼
ご回答ありがとうございました。 点滴ではなぜ栄養不足になるのかがよくわかりました。 「経管栄養も試してみたい」という心境が強いのですが、迷っています。no.2の回答を下さった方へのお返事とも共通しますのでそちらに書かせていただきます。 本当にありがとうございました。
お礼
再度のきめ細かいアドバイスをありがとうございました。私どもの思いに添ってくださるようなお話、いちいち胸に落ちます。 今回倒れる直前まで、自立心がしっかりある上に私達が勧める介護保険のお世話などにも順応し、ほんとうに優等生の年寄りだったので寝付いた場合も家で看取りたいとずっと思っていました。なので今回の状況は本当に残念です。在宅で看取りができればお話のように最小限の加療だけでも納得がいくのではないかと思います。 ふだん掛かり付けの開業医の先生が体調を崩され病後であることもあり、在宅は無理といわれている点についてはその先生と病院の先生との間でお話が通じているのだろうと受け止めております。 倒れた当初、何度も医院に電話したりと、迷惑をかけたことを反省し、もし在宅に戻れれば、ご意見いただいたように介護サービスをきちんと使うなど可能な限りの対応を考えたいと思います。 このサイトのお陰さまで、点滴、経鼻栄養の双方について知ることができ、是非の判断のポイントが納得できた今は、どうやらお二人の先生との意思疎通をはかることが最重要かもしれないと思います。 決断が下せるまで、あるいは不本意な決断をせざるを得なければなおのこと、少しでも母の傍にいて対話やふれあいに努めたいと思います。 重ねてご親切なアドバイスをありがとうございました。心より感謝いたします。