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ブラッドパッチ(脳脊髄液減少症)
やや専門的な質問になります。 宜しくお願いします。 BP(ブラッドパッチ)を硬膜外に行う方法が、脳脊髄液減少症の今現在でのオーソドックスな治療方法らしいのですが、当然、「癒着」による副作用の問題もありますよね。 ブラッドパッチそのものが血液の「癒着」による治療ですから、神経系への負担はどうなのでしょうか? 当然、悪化するケースもありますよね? そこで質問です。 ・癒着の剥離手術は可能なのでしょうか? ・そもそもブラッドパッチ自体が、かなり危険治療方法なのではないで しょうか? ・一部の、この病気の専門医は癒着による弊害は認めていません。 何故なのでしょうか? ・ブラッドパッチと言う治療は、やらないほうが良いのでしょうか? 以上、宜しくお願いします。
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正直、その整形の先生の思い込みみたいな部分もあると思いますし、手術中硬膜外に癒着が見られたとしても、それとブロック治療の因果関係を証明するのは難しいかもしれません(すみません、文献や教科書をあたったわけではありませんので、もしもっと詳しい方がおられましたらご教示いただけると幸いです)。 ただ、硬膜外腔自体が空洞ではなく、脂肪組織と血管に富む部位ではありますし、ブロック療法中に出血が見られることも度々です。また、薬剤を注入するときも、脂肪組織の損傷が多少なりともありえると思います。ですので、「生理食塩水や局所麻酔薬だと癒着はおこらない」とは言えないと考えます(まあ、その癒着で何らかの症状が出るかどうかはまた別の話ですが・・・)。 以上、あまりご参考にならないかもしれませんが、お話させていただきました。
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- yamahaseca
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低髄液圧症候群(疑)の友人に頼まれ、BPを施行したことが一度だけあります。 臨床経過は確かに低髄液圧症候群なのですが、RIでははっきりしたリークが見つからず、「以前、有名な先生にやってもらった」という場所のあたりに施行しました。幸い合併症も無く、自覚症状の軽減も見られたため良かったのですが、人為的に硬膜外血腫を作成するようなものですので(しかも、一度体の外に出した血液を入れるので、感染も気になりますし)、あまり気持ちのよい物では無かったですね・・・。個人的には、彼以外の不特定多数の患者さんには(つうか、できれば彼にも)やりたくない治療法です・・・(苦)。。。 なお、以前整形外科の先生に「硬膜外ブロック(BPではなく、腰痛等の治療で局所麻酔薬を入れるもの)を行った患者は、手術の時に癒着が多くて大変だ」といった話を聞かされたことがありましたが、他の先生はむしろ「手術をする前に、何度か硬膜外ブロックを行って様子をみましょう」という方針だったりしますので、実際のところはよく判らなかったりします。 以上、まずはご参考まで。
お礼
回答、ありがとうございました。 どうやら、医師の方のようですね。 大変、参考になりました。 やはり、脳脊髄液減少症」の治療に関しての、BP自体が医師の間では、非常識な医療行為なのでしょうか? 昔からある、いわゆる「低髄液圧症候群」の治療に関しては、ピンポイントでの髄液が漏れている箇所へのBPは効果があるようですが・・・ >「以前、有名な先生にやってもらった」 こういった類の、BP信者が結構多いのにはビックリしました。 確かに、途方に暮れた末での唯一の解決策のような気がして、すがるような思いでBPをする患者さんにしてみれば当然の事でしょうけど、まだまだ難しい病気だと思います。
補足
少々、質問があります。 硬膜外ブロック(麻酔薬等)での癒着ってあるのですか? BPなんかの血液による癒着は当然でしょうけど。 硬膜外への、生食パッチや硬膜外ブロック注射はペインクリニックなんかでは、結構、頻繁な治療ですよね? BP以外での癒着はあり得ないと思っていました。 また、殆どの患者さんがそう思っているはずです。
>>(1)徹底的な安静→(2)硬麻チューブから高速生食時注→(3)BP >この場合の(2)って頼めばやってくれるのだろうか? >病体になってから7年くらいが経過して、かなりゆっくりと改善兆候があるんだけど、現在は停滞ぎみな場合ってどうしたら良いんだろうか? 7年たってて(2)の効果は??? ほんとにひどくて覚悟ができるなら手術 その手術で有名な病院は知らん 可能性があるのは整形でなくて脳外が脊椎やってる病院かなぁ
お礼
>7年たってて(2)の効果は??? (2)は、一度も経験なし。 2回ほど硬膜外ブロック(頸椎)の経験のみ。 あとは、民間療法。
>>保険使えないんじゃない?それならオーソドックスではないと思う。 >う~ん、そう言う意味ではないんだけどね・・・ 院内発症のdural puncture以外でBPやってくれる病院は少ないよ。 歴史ある手法だから学問的にはオーソドックスでも、臨床的にはオーソドックスではない。 >>癒着って何と何の癒着? >自己血と神経との癒着による後遺症。 >これは、殆どのBP患者が経験済み。 血液自体じゃなくて炎症による癒着じゃね? >>血餅はいずれ吸収されるはず。 >この勘違いって多いんだよな~。 >>BP後数週間の人の頚椎手術では網目状の血の痕跡があるのみだった。 >剥離手術を行った患者が多数いるのは何故かな? 炎症→癒着でルートの症状があるってのならわかるけど。 止血機構=炎症っていうんなら話がかみ合わないから、もうやめとこう。 >>必要なければやらないほうがいい。 >回答になってね~し。 うちのやり方だと (1)徹底的な安静→(2)硬麻チューブから高速生食時注→(3)BP (1)(2)でおさまる患者もいるから 必要なければやらないほうがいいってことだ。 患者はネットなんかで調べてくるからBP信者になってる。 もうBPしかみえない。まず(1)(2)をやるよう説得するのが大変だ。 (1)(2)ですむならそれがずっと安全だってこと。
お礼
どうも。 >(1)(2)ですむならそれがずっと安全だってこと。 同感。 >患者はネットなんかで調べてくるからBP信者になってる。 仰るとおり。 実際のところ、BPと鞭打ち等の外傷による低髄の因果関係が良くわからん。 S医師らの言うように本当に七割の患者が改善しているとは到底、思えない。 2年ほど前に、実際にS医師に会ったが、かなり適当な診察で拍子抜けしたもんな~。 「MRIの画像では良くわからないから、RIやりましょうか!」 って言われたけど、「そんな簡単に脊髄に穴あけられてたまるかっつ~の!」って、拒否したけど。 >(1)徹底的な安静→(2)硬麻チューブから高速生食時注→(3)BP この場合の(2)って頼めばやってくれるのだろうか? いきなり(3)にいくパターンが多いような気がするけど・・・ できりゃBPなんざ、やりたくないけど・・・ 病体になってから7年くらいが経過して、かなりゆっくりと改善兆候があるんだけど、現在は停滞ぎみな場合ってどうしたら良いんだろうか? 最初は、ひやかしかと思ったけど、ナイスな回答ありがとうございました。 ところで、極端にBP信者が多いのは、医師の責任もあるんじゃないの? それとも、やっぱ創価かな~・・・
>脳脊髄液減少症の今現在でのオーソドックスな治療方法らしいのですが 保険使えないんじゃない?それならオーソドックスではないと思う。 >そもそもブラッドパッチ自体が、かなり危険治療方法なのではないで しょうか? 髄液ろうがひどければ硬膜外腔を探り当てることが難しいこともある。 手技自体は慣れた人がやれば危険なものではない(リスクがないという意味ではない) >一部の、この病気の専門医は癒着による弊害は認めていません。何故なのでしょうか? 癒着以外の弊害(というより想定内の不具合)は思いつくけど。 >癒着の剥離手術は可能なのでしょうか? 癒着って何と何の癒着? 血餅はいずれ吸収されるはず。 BP後数週間の人の頚椎手術では網目状の血の痕跡があるのみだった。 >ブラッドパッチと言う治療は、やらないほうが良いのでしょうか? 必要なければやらないほうがいい。
お礼
>保険使えないんじゃない?それならオーソドックスではないと思う。 う~ん、そう言う意味ではないんだけどね・・・ >癒着って何と何の癒着? 自己血と神経との癒着による後遺症。 これは、殆どのBP患者が経験済み。 >血餅はいずれ吸収されるはず。 この勘違いって多いんだよな~。 >BP後数週間の人の頚椎手術では網目状の血の痕跡があるのみだった。 剥離手術を行った患者が多数いるのは何故かな? >必要なければやらないほうがいい。 回答になってね~し。
お礼
早速の回答、ありがとうございました。 大変、参考になりました。 ブロック治療ぐらいなら何回やっても大丈夫かな? っと、思っていたので、少々考えが甘かったようです。 以前、硬膜外ブロックを頸椎に2回ほど経験があるのですが、元大学病院の麻酔科の医師の方で非常に腕の良い医師でしたので、全く痛みすら無かったので安心していました。 「脳脊髄液減少症」と言われた患者の中には、BPだけでは改善せず、生食パッチを数十回こなし、完治した患者もいます。 また、私の又知り合いでは、BPで完全完治した患者もいます。 とにかく、まだまだ未知の世界ですね。