電動工具100V以下のアースの抵抗値0.1Ωに関…
電動工具100V以下のアースの抵抗値0.1Ωに関して。
いつも大変におせわになっております。
弊社にて100V以下のケーブル長20mの電動工具にアースを取り付け
JISC9029-1に基づいて試験を行いました。
規格からだと抵抗値0.1Ωと記載されておりますが,備考の箇所に
「可とうケーブル及びコードの抵抗は含めない」との記述がありますし,
「接地極と各可触金属部との間に順次に流す。」とあったので
ケーブル20mを除いた可触部とアース用端子,アース用端子と接地極の抵抗0.1Ω
と解釈し,改良を行ったのですが
社内にてケーブルも含めて0.1Ωではないのか?との意見が出ました。
(この場合は備考は計測器のケーブルとコードの事だとの解釈でした)
ケーブル20mの2sq 3芯のキャブタイヤケーブルの場合,
ケーブルだけで抵抗値が0.2Ω程発生してしまいますし,
アース付きコードリール等を使用した場合,電源から電動工具可触部までの
接地抵抗は0.1Ωを余裕で超えてしまいます。
一般的な電動工具ですとコード長の長さは5m以内のものが殆どである為,
コードも含め0.1ΩでOKだと思うのですが,特注対応品でコードの20mは譲れません。
アースの接触抵抗(ケーブルは除く)は0.1Ω以下との解釈は誤っているのでしょうか?
長々とした文章で大変に申し訳ございませんがよろしくお願いします。
JISから原文を抜粋させて頂きました。
JISC9029-1
項 25.5
接地用端子又は接地極とそれに接続する部分は小さくする。
適否は次の試験によって判定し,その試験中は妨害抑制用のインダクタンスは
接地回路に接続したままとする。
無負荷電圧が12V以下の交流電源を用いて,定格電流の1.5倍又は25Aのいずれか
大きい方の電流を接地用端子又は接地極と各可触金属部との間に順次に流す。
工具の接地用端子又は接地極と可触金属との間の電圧降下を測定し,
電流とこの降下電圧とから計算した抵抗値は,いずれの場合にも0.1Ω以下とする。
備考1.抵抗測定には,可とうケーブル又はコードの抵抗は含めない。
2.測定用プローブの先端と試供金属部との間の接触抵抗が,試験結果に
影響を及ぼさないように注意する。
先日 問い合わせましたところ以下のような内容を頂きました。
皆様のご回答の通りの内容で安心しております。
結論は0.1Ω以下とは個々の接触抵抗のみの値で,
抵抗測定の際には可とうケーブル又はコードの導体抵抗は含めない。
で納得いたしました。
ご回答くださった皆様,ありがとうございました。
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原則として形式試験ではコードは測定に含めません。
IEC規格の場合は、コード交換方式のX形取付けを基本としており、
これらはユーザーによってコードが変更されてしまうため、
コードを含めての測定は実際の
値とは違ってくるという背景があると思います。
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お礼
理解できました。 ハイブリット車などはタイヤがアースになるから大丈夫なんですね。 ローラーアースも試行したのですが、縞鋼鈑なのでなかなか完全に接地が困難で。 導電性のタイヤ検討してみます。 ありがとうございました。