空気が読めないのではなく自意識過剰になってしまっておられるのではないかと思います。
以前、ある女流作家の方の講演を聞きに行き、その方が人に気を遣いすぎる余りに自意識過剰になられ、息苦しくなるほど、聴衆の反応に鋭敏に反応される様を伺い、驚いたことがありました。
質問者さまは人の言うことや反応に深く、感じ過ぎて疲れてしまわれるのではないかと思います。鈍感なのではなく、鋭敏すぎるところからくる過剰反応だと思います。
だんまりで通すやり方もありますが、それも余り感心しません。何を考えている人かわからないと敬遠されるように思います。
いきなり、自然体というのは無理ですが、若い時は一時的でしたが天然だと言われた私も年を経て変われましたので質問者さまもきっとそれが可能だと思います。
ひとつには人間の感情のマイナスの面から逃げないで直視するところから始められるのではないかと思います。
人に悪く思われたくないという気持が強いと却ってそれがストレスになり暴言とまでは行かずとも人の気に障ることにふれてしまうと思われます。又、自己を責めるようにもなり、自虐的にもなってしまうと思われます。
人というのはまず自分が可愛いというのが本質です。そのことを認めてそして受け止め納得しておくと余り人が恐くなくなるのではないかと私は考えます。
ですので人は人と誤解してつながっていく存在なのだから、それは仕方のないこととして諦め、その上で僅かに気持を通い合わせていこうとするスタンスで人との和を保とうとするとうまくいくような気が致します。
まず、人にどう、思われるかという意識を持たないようにして肩の力を抜いて頂きたいと思います。
お気持が繊細で綺麗な方のような気が致します。無理をせず、ゆっくりそちらの方向でものを考えて頂けたらと思います。