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ヘリコプターのエンジンについて

ヘリコプターについて詳しい方、教えて下さい。 1.”ジェットヘリ”とは何ですか。エンジンの種類?あるいは別の意味合いでしょうか(例えば愛称)。 2.エンジンタイプはどの様なものが有りますか、又その燃料は何ですか 3.レシプロエンジンとタービンエンジンはどう違うのでしょうか  

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  • ベストアンサー
  • bonnnou
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回答No.3

ヘリコプターに詳しいわけではありませんが、知っています範囲で書き込みます。 「ジェットヘリ」というのは、   ガスタービン・エンジン(ジェット・エンジン)を、ヘリコプターの動力  として使用しているものの総称です。   「世界初の実用ジェットヘリ」と呼ばれていますのは、仏のアルウェット  SE3130という機種もようです。(1955年)   その後、1957年に、ヘリコプター用のターボシャフト・エンジン   (ガスタービン・エンジンの1種)が実用化されて、それから、  ヘリコプターに数多く、ガスタービンエンジンが使われるようになり、   現在では、ヘリコプターの主流となっているようです。  「エンジンのタイプ」、    ヘリコプターのローター(回転翼:平たく言えば大きなプロペラ)を    回す動力源には、レシプロ・エンジン(ピストン・エンジン)と    ガスタービン・エンジンがあります。    現在では、ヘリコプターの内、8~9割は、ガスタービン・エンジンを    搭載しているといわれています。     ガスタービン・エンジンには、      ターボファン・エンジンと、ターボプロップ・エンジンと      ターボシャフト・エンジンが、民生用として使用されているよう      です。       ターボファン・エンジンは、通常のジェット旅客機       ターボプロップ・エンジンは、YS11       ターボシャフト・エンジンがヘリコプターに使用されています。    「燃料」は、      軽質ナフサ・重質ナフサ・灯油が、航空機に使われているようです。      軽質ナフサは、良質のガソリンの事です。レシプロエンジンに使われ       います。      ガスタービンエンジンには、重質ナフサと灯油が使われています。       重質ナフサとは、ガソリンと灯油がだいたい半分ずつ配合された         もので、ジェットBと呼ばれています。       灯油は、家庭用の灯油と同じものを精製して、純度を高めたもの         で、ジェットAー1(ジェットA)と呼ばれるそうです。        上の、ジェットA-1、ジェットBを通称してジェット燃料と        呼ぶようですが、現在は、ほとんどが、ジェットA-1が        使用されているようです。  レシプロエンジンとガスタービン・エンジンの違い    レシプロエンジンは、その名のとおり、往復運動を円運動にするもの    です。    ヘリコプター用のレシプロエンジンは、どのような何気筒で、    どのようなレイアウトになっているのかしれませんが、    ピストンの動き、一つ一つは、自動車エンジンと同じです。    ゼロ戦のエンジンは、プロペラの軸に対して、放射線上に    ピストンを配置していました。  ガスタービンエンジンは、大きな口で、空気を取り込み圧縮し、それを、  狭い所に燃料と共に吐き出し、爆発させ、「風車」(タービン)を回転させて  その力を取り出すものです。   筒のなかで、圧縮、爆発、排気を行っています。    つまり、通常のジェット旅客機では、その排気の力を利用し、    YS11では、そのタービンが回る力で、プロペラを回していました。   ヘリコプターでは、その力をタービンの軸から取り出し、上の大きなロータ   を回し、後ろもテールローターを回しているのです。   現在、レシプロエンジンを使っているヘリコプターの代表的なものは、    「ロビンソン」と呼ばれるもので、“R22”と、“R44”という   種類があるようです。  その他のヘリコプターは、タービンエンジンを使っているようで、   小型は、タービンエンジンを1機だけ搭載し、   中型クラス以上になると、タービンエンジンを複数(2以上)            搭載しているようです。                 

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質問者

お礼

bonnnouさん、回答ありがとうございます。 素晴らしい解説ですね! 前の方々の回答で知りたかったことが整理されて、 さらに幅を広げた知識を知ることができました。 ジェットヘリとは普通のへり(レシプロエンジンではなく)とは別にもっと高速のへりが有るのかと思っていました。正しい理解ができて良かった。

その他の回答 (3)

  • bonnnou
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回答No.4

褒められましたので、再度登場です。  ヘリコプターの最高速度についてです。   ヘリコプターを高速で飛行させる為には、メーン・ローター(回転翼)   をはやく回せばいいのですが、はやく回せば回すほど、騒音を発生   したり、衝撃波が発生して推進力を失ったりするようです。   通常の場合でも、メーンローターの先端は、時速800キロ以上の    スピードで回転しており、これに、ヘリコプター自体の進む速度    を加えれば、1100km/Hで、ローターの先端部は空中で、移動して    いる事になります。    音速が1225km/hですから、ローターの先端部は、音速に近い    速度で、動いていることになります。    音速は、様々な弊害をうみます。    そんな事で、ヘリコプターの理論的な限界速度は、400km/h程度    と言われています。    現在使われているヘリコプターの最高速度は、民間機では、イタリアの    「アグスタA109 」で、311km/hだったと思います。    数人以上乗れる中型機では、250km/h前後が巡行速度でしょう。   昔、「エアーウルフ」という、テレビ番組がありました。     音速ヘリコプター、「エアーウルフ」の活躍を描く、ものでしたが、     ローターを使っている以上、     これは、理論的に無理だという事です。       このエアーウルフは、レンタルビデオ屋でみた事があります。   このエアーウルフの撮影には、ベル社の「ベル222」の初期のものを   使っていました。    この速度を破る、研究開発もなされています。  もうヘリと呼べるのかどうかは、分かりませんが・・・・・。  ベル社の“BA609”というものです。  形は、飛行機で、翼の先端にヘリコプターのローターが1つずつ、取り付けら  れています。  離陸着陸する時にそのローターが、ヘリコプターのように上に向き、機体を  持ち上げ、高度が取れると、そのローターを飛行機のように前に向けるもの  です。   時速は500km/hだせるようです。   たしか2007年くらいには、完成予定だったと思います。

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質問者

お礼

bonnnouさん、再度の登場ありがとうございました。 巡行速度が250Km/hだと新幹線と同じくらいの速度ですね。 500km/hだとリニアモーターカーと同じくらいの速さ、 なんか鉄道と競争しているみたいですね。 お礼おそくなってしまい失礼しました。 回答くださった皆様ありがとうございました、 またよろしくお願いいたします。

  • nekotama
  • ベストアンサー率24% (50/207)
回答No.2

ちわ! 1・ジェットヘリとはターボシャフトエンジンで飛行するヘリコプターの俗称です 2・通常は前出のターボシャフトエンジン(ケロシン)とレシプロエンジン(ガソリン)の2タイプです。   あと複合エンジンやローター先端部から噴流を出しローターを廻すタイプもあるということを授業で習った覚えがありますが実際に見たことも扱ったことも  ないので不明です。 3・ピストンで力を得るのがレシプロ   コンプレッサーで圧縮して燃やしタービン廻すのがタービンエンジン   詳しくすると自分の国語能力では簡潔にまとめられないのでこんなもんでごめんなさい

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質問者

お礼

nekotamaさん、回答ありがとうございます。 知りたかったことを簡潔にまとめて下さり、わかり易くインプットできました。 スッキリしました。

  • minru
  • ベストアンサー率38% (189/490)
回答No.1

1、2について、ジェットヘリとは、エンジンにガスタービンエンジン(ジェットエンジン)を 使っている機体のことです。 3、レシプロエンジンは、車のエンジンのように燃料の爆発でピストンを動かして 回転運動に変えて動力としているエンジンです。 詳細は『参考URL:』を参照して下さい。

参考URL:
http://pub.nikkan.co.jp/book/kaitai/heri/heri2.htm
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質問者

お礼

minruさん、回答ありがとうございました。 参考URLを教えてくださり、早速覗いてみました。 エンジンの仕組み、ヘリコプターが飛ぶ原理などがわかり易く解説されており、とても参考になりました。