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223系新快速の橙色のボタンはなに?
通勤でJR西日本223系新快速を利用しています。たまたま一番前に乗り運転手の動作を眺めていました。そこで気づいたのですが、運転台の真ん中に橙色のボタンがあり、運転手が時に1発打ち、時に連打してボタンを押しているのですが、この橙色のボタンはなんですか?あまり頻繁に押す(連打する)ので気になってしまったのです。
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下記リンクの写真の運転台中央の橙色のボタンですよね? http://silver-blog.cocolog-nifty.com/photos/a_drivers_cab_jr/2232500.html これは、列車緊急停止装置(Emergency Brake、通称:EB装置)のリセットボタンで、ボタン上には「EB」と印字されています。 このEB装置とは、列車を運転中の運転士に居眠りや失神、急病等の異常事態が発生した場合に列車を自動的に停止させる保安装置で、JR西日本でも223系を始めとして各車両に順次拡大採用されています。 通常は、1分間マスコンハンドル(加速用ハンドル)やブレーキハンドル、警笛ペダル等の操作を行なわなかった場合に警告ランプが点灯すると共にブザー等の警報が鳴り、鳴っている5秒の間にこれらのハンドルやペダル操作を行なうか、橙色のリセットボタンを押さないと自動的に非常ブレーキがかかる仕組みになっています。 元々は深夜運行する貨物列車や長距離・無停車運行する特急列車運転士の居眠り等防止のために(貨物列車運転士が居眠りして、上り坂で列車が停止・退行して後続列車が追突した事故が過去にあった)、国鉄時代にこれらの列車に限定的に採用されていましたが、JR以降後は広く採用されているようです。 システム的には、ボタンを1回押せばEB装置はリセットされて1分タイマーが再起動するので連打する必要は無いのですが、適度に何度か押してタイマーリセットを繰り返していたのかもしれませんね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/EB%E8%A3%85%E7%BD%AE
補足
さっそく回答頂きありがとうございます。 よく理解できました。 運転台の真ん中にしかも目立つ色なのでかなり重要なものだろうな、と思いましたが、リセットボタンだとは・・・意外でした。