- ベストアンサー
ロイターの記事の赤字を抱える米国が量的緩和策を導入する事は、ドルにとってネガティブだ、という記事について
ロイターの記事の「多額の経常赤字を抱え、急増する財政赤字の半分以上が海外投資家によってファイナンスされている米国が、積極的な量的緩和策を導入することは、明らかにドルにネガティブだ。」の意味がよくわかりません。 どなたかわかる方がいたら、教えて下さい。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
財政赤字の半分を海外から依存している状態で、更に財政赤字を抱えることは米債の需給は下落します。下落とは「米債売り」です。FRBが米債を買う(米債を買ってドル流す)と市場に贅沢な資金が出回りますが、これがドルの価値を失う。 景気・金融対策で米債を海外に買わせ垂れ流し、国債が売られて利回り上昇(市場金利が上昇)し、上昇を抑える為にFRBが長期債を買い支えて金利を抑えることは、ドルの価値を下落させている行為と同じですので為替市場は、すぐに反応してドル安になりました。 ドル安になると海外投資家が保有している米債は為替差損します。自国通貨に換金すると目減りするわけです。 これを嫌気して、海外勢が米債を売られる可能性があるのですね、 市場は、根本的解決策に向かうか、実体経済に明るい兆しがないと各種政策が思わぬところで露呈します。今回は為替に反応したようですが、今のところ、市場は量的緩和策を歓迎しているみたいですよ。
その他の回答 (2)
- akik
- ベストアンサー率33% (93/277)
補足説明として、 量的緩和を行う理由は、金融市場にドルを余らせること あります。連銀が米国債を購入して投資家に資金を余らせる。 一連の金融危機の進行で、各国中央銀行は不足する米ドルに 対して市場に米ドルを供給し続けました。まだ中央銀行は 供給した米ドルの回収を終えていないです。 だから、米ドルを金融市場にだぶらせないと、米ドルの 不足を解消できない。金融市場で米ドルが潤沢に流通する ためには、量的緩和が不可欠となります。 これをやりすぎると、米ドルが下落することになる。 ドル安になると、米国内の輸入品の価格が上昇します。 インフレの要因となります。金融危機が続く中で、 インフレ防衛のために利上げは出来ない。そうなると、 海外の投資家は米ドル建て資産の下落を被ることになる。 そうなると、保有する米国債を損切りを行い、資金を 回収する可能性が出てきます。インフレによる米国債の 下落と、海外投資家の米国債の売却で、ますます米国債の 価格の下落が大きなる可能性があるからです。 長くなりました。
お礼
回答、ありがとうございます。 回答の中身はよくわかりました。 補足の回答ありがとうございました。
- jk39
- ベストアンサー率54% (366/670)
私はこの文を読んで、以下のように解釈しました。 >多額の経常赤字を抱え、 財・サービスの購入が多くて >急増する財政赤字の半分以上が 急に増えた借金の半数以上を >海外投資家によってファイナンスされている米国が、 米国以外の投資家から借りている状態の米国が、 >積極的な量的緩和策を導入することは、 ドル紙幣を大量に供給することは >明らかにドルにネガティブだ。 (ドルの価値が下がることになるために、) (米国以外の投資家が新たに米国に貸さなくなったり、) (米国に貸していた資金を引き上げることにつながるので、) ドルには消極的にならざるを得ない。
お礼
回答、ありがとうございます。 う~ん、わかるようなわからないような・・・、 ありがとうございました。
お礼
回答、ありがとうございました。 わかりました! ありがとうございました。