#9 回答の補足です。
1) 0年や負の年号が現在無いかの様に書きましたが。一部では使われています。
天文学の分野では1BC=0年,2BC=-1年ということがあるそうです。(平凡社大百科事典/紀年法)特殊な分野ではありますが、現在では自然な発想といえるでしょう。
2)仮定の大災厄の件、論理の飛躍がありました。新紀元の原点は0年と断定することは無理があります。0年でも1年でも構いません。ただし、1年の前年は0年と呼ばれるであろうことはことは、現代人の発想から恐らく間違いないでしょう。 更にそれ以前は何と呼ばれるか? -1年でも良いのですが、なじみが無いため別のいい方をするでしょう。例えれば、-10℃を零下10度という具合ですが、本質的には同じことです。
3)元号については、触れませんでしたが元号の場合初年度以前を表記する必要がありません。この点が西暦を考えるときとの最大の違いです。
4)物を数えるのに常に0からスタートするべきだといっているのではありません。1から始めるのは恐らく数の概念と同じ位古いはずですし、最も自然でしょう。しかし、スタートが0であろうと1であろうと1億であろうと論理上はなんら問題は発生しません。
ただし広く使われている慣例に反していたずらに基点をいじっても無用の混乱を招くだけです。このような場合は、伝統に従うべきでしょう。学年や建物の階数表示はその例です。これに反しその様な制約条件が無いあるいは変更による利便性の向上が顕著な場合、目的に最適な基点設定すること負の順番を含め得ることは認められてしかるべきです。天文学者は必要に迫られて、0年や-1年と言う表記を始めたはずです。
以上当初のご質問への回答から大分ずれてしまいました。55nakada様、回答者の皆様申し訳ありませんでした。