● 溶液1000g中に溶質1mg含まれている場合が1ppmです。
希薄溶液が前提なので、1000g=1Lとしてよいでしょう。
●現場的な思考では、式を立てて解くことはしませんね。
やはり『暗算』です。なれるために比例計算だけで求めて見ましょう。
200ppm10Lから
1)1Lに1mgで1ppm
2)200ppmなら1Lに200mg
3)10Lなら次亜塩素酸2000mg=2g
次亜塩素酸は?
4)つかう次亜塩素酸は12%なので、
100g中に12g
5)必要なのは次亜塩素酸2gなのでその1/6
6)100g/6=16.66・・≒16.7g
7)体積に直す
普通、溶液を質量で扱うことはしません。やはり目盛りつきのピペット等で体積を測りとることになります。ところが『密度』がわからないと体積に換算できません。
容器にd=・・・・等が記載してあればそれで割って体積に直してください。
16ml前後の値になると思います。このあたりは電卓のほうが楽ですね。
ついでに・・・・
8)近似計算のときは有効精度に気配りしておくことが必要です。
1000g≒1000ml=1Lとしましたが、溶質は200ppm=0.2gなので水999.8gと置いたときの計算誤差は0.2/999.8≒1/5000;有効数字3桁は取れることがわかります。6)の答えの16.7gまでは信用できるが16.67gとするのは数値的にあまり意味がないといえます。