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理系のほうがサラリーマンとしてつぶしがきく?
30年以上前の私は電気工作がとても好きな少年でした。中学時代、高校時代、秋葉原のパーツ屋に通い、いろいろなものを作りました。 (最も大作は、今も動く、管球式アンプです。) 高校は上に理系・文系両方ある大学の付属高校(えり好みしなければ100%推薦で合格)に進みました。(電気、電子、情報系へ進みたかった。)・・・このような学校なので、他校受験の雰囲気はありませんでした。 高校2年の時、物理のうち力学的分野で良い点が取れませんでした。 この結果として、「理系は向かないと」指導され、「文系」を薦められました。 結局、経済系へ進学。(親にも学校にも「つぶしが効く」と言われました。) 大学は、TOPクラスで卒業。 どうしてもモノ作りが忘れられず、金融やサービス業にはわき目も振らず、製造業ばかり、就職活動しました。 一部上場の産業用電機メーカーに入社。大卒同期の20人強のうち、文系は私一人だけ。文系はあまりとらない会社です。 当時、製造業は第二次オイルショック影響が残り採用は活発ではありませんでした。私の大学(人数は多い大学です。)は上場企業に何人入れるか就職部は頑張っていました。 同期入社のほとんどが辞めずに残っています。 一方で私の大学時代友人は4人のうち3人まで、何度も転職しています。 前置きが長くなりました。 私の会社では、総務や経理を除くと、ほとんど部長職級を理系出身者が占めます。(採用もそうですからおのずとこうなります。) 友人でも理工系出身者は、あまり辞めていない人が多いです。 大手電器メーカーや、金融機関などは、はじめから学校ランクで、出世コースが決められているような気がしてなりません。 子供が理系文系を決めなければならない時期が来ました。 私は、理系のほうが良いと薦めています。 文系だったら世間で言う上位校でないとあまり意味がないだろう。 ・長男は理系へ。次男は理系はいやだと言います。 果たしてこの考えは変でしょうか。(向き不向きはもちろんあるので無理強いはしません。・・・特に文系なら、「何ができるか」を強く求められるように感じます。 昔は、法律、商学、経済 はゼネラリストサラリーマンとしてつぶしがきいたのでしょうが、今はこの構図は壊れているように感じます。 むしろ文系なら中国語とかマスターすると役に立つのかも知れません。
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質問者が選んだベストアンサー
実際のところ、長い人生を見て、理系・文系どちらが良いかと判断するのは難しいと思います。ですが、ご質問者様の意見に共感します。 私自身、理系(機械工学)出身ですが、今では化学品メーカの法人営業職(技術営業)に就いており、理系出身で良かったと感じます。理由は、至極単純で、物事の仕組み・ツボを理解出来る下地(取り扱う商品が化学品からIT系に変わってたとしても苦痛に感じない)+計算が早い下地があるからです(どちらも然程特別なことではないですが)。 私にもそろそろ大学受験を控える息子がおり、大学進学の方向性として理系を勧めています。息子は、漠然とモノ創りの会社勤めを考えている様だからです。そして、理系を勧める理由は、 ■ 論理的思考が求められること。 初歩である、「起承転結」を系統だって人に説明する経験を得られ、社会人になってから求められる「仮定-実行・検証-修正」の「仮定」を考え出す癖を身に付け易いと思うからです。 個人的には、訓練次第だと思いますが、若い時に苦労した方が将来的には楽出来ると思うので。 ■ 現場対応能力の基礎体力作り 実験がその対応を学ぶ場になり得ると考えます(答えの分かっている高校生レベルの実験ではあまり意味がないと思いますが)。 例えば、チームワーク等の人間的な現場対応力(協調性や本質的な目的の見極めなど)も学べると思います。 ■ 経済学や経営学は、社会経験をしてから実学との比較で学んだ方が適切と考えます。そのため、社会人向け大学院で経営学などを学ぶことを勧めています。 インターネットが普及するまでの間、法律や経営、経済などの専門的な事柄に対しては、専門用語も多く、また情報も限られていたため、一般人には高嶺の花でした。現在では、インターネットで検索すれば大まかなことは掌握出来ます。このOKwaveの様に、無料で方向性を導きだしてくれる場もあります。 つまり、専門性が高いと言われていた知識分野がネットにより普遍的になり、会計士や弁護士でさえ優れたソフトウエアやネットに置き換わることが可能なのでは?と、そして、彼らが生き残る術は、合法的な抜け道の指南アドバイザー位にしかないのだと想像します。つまり、付加価値が付け難くくなると思います。 ■ 人間関係は、バイトやサークルで学んでほしいと思います。 ■ 英語は必須のため、文系・理系関係ないと思います。 もし、息子が文系に進み、サラリーマンになるのが前提なら、人間関係の学部(社会学、心理学、比較人類学、人間科学、哲学など)を勧めたいです。理由は、どんな仕事においても基本はコミュニケーション能力(=会話)なので、相手の気持ちをより良く理解する術を学べる、と言う趣旨で。それでも、経済学や経営学は、専門用語を学ぶだけなら必要ないし(グーグルすれば済む)、経済や経営は生き物なので過去の事例だけを学んでも実際には利用・適用価値が乏しいと思うためです。 とは言え、自分が理系出身者のため、文系的思考(或いは左脳的思考?)に対して視野が狭いのは否めません。個人的な意見と捉えて下さい。
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- horani
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私は理系を選び前職は一部上場の機械メーカでした。 出世の面では会社事情に夜と思います。 営業/技術職の年代構成によっては出世のスピードに影響します。 前の会社は団塊の世代の人は出世しましたが、30代、40代の人は恵まれずに出世よりも病気になる人のほうが多かったですね。 会社は成長していき、営業が幅を利かせるようになって、技術出身の方が多いにもかかわらず、営業人員が拡大していき、若くして出世した人が多かったです。(結局同世代だと文系の方が出世率が高かった) ですので、やはりどちらが有利かは一概に言えないと思います。 でも、最近までは理系志望者が減ってきたといいます。 それは、結局は金融機関が給料も高いからですね。 理系の経験で言わせてもらうと、 製造業技術者は日本にいても海外との競争にさらされます。 開発費は人件費の面で中国人、インド人にやらしたほうが安い。 つまりおのずとそれにあわせて日本人技術者の給料が上がらない。 反面、営業は外国人にやらしてうまくいくはずがないので、日本人のみと日本人だけの競争です。 私は電子技術者だったので技術の進歩についていくのが大変でした。 それでも私は今でも結構つぶしが利くほうと思ってますが、世間一般ではそう思ってもらえないことが多いので、もうひとつですね。 それは技術の細分化とスピード化が進み、つぶしが利いても教育に時間がかかるのを嫌います。廃れた技術だとあまりつぶしがきかんかな。。。 後はちょっと不真面目ですが、、、 理系だと周りに女の子がいないのでつまらないと、 文系だと華やかでうらやましかったです。 人しだいですが、かわいい子と仲良くできそうでうらやましかったです。 今の世界不況で製造業中心の日本の産業構造も変わりつつあります。 何が栄えていくかも読めない状況ですね。 私の意見はお子さんの意見はできる限り尊重させるしかないと思います。 でも、もちろん文系でも理系の知識もないと困ります。 これからのお子さんは大学に行っても社会に出ても向上心を忘れることなく、努力されるような人に育てることが親の勤めでしょうね。 なかなかほどほどにお金儲けて楽しく過ごすというのが難しい時代です。 理系であってもコミュニケーション能力など重要で、かつ上を目指すつもりで行かないと、ほんとに選んだ会社頼みの人生になってしまいますね。
お礼
ご経験に基づくご回答ありがとうございます。 私の会社の場合、最も出世が早いのは、総務です。 次いで経理。ここまでは限られた文系です。いわゆるブランド校が多いです。(早慶、せいぜいMARCH 経済、経営、商学、法学関係・・・文学部は皆無) 営業は早い傾向はありますが、技術部出身者も多いです。 受注生産 個別生産企業で海外生産は困難です。 このため「つくる喜び」はあります。 >金融機関が給料も高いからですね。 私がMARCH以下だからでしょうが、金融機関に勤めた人のほとんどが体を壊し転職しています。(銀行の破たんもありますが。) >理系だと周りに女の子がいないのでつまらないと、 >文系だと華やかでうらやましかったです。 私の経済では女子はあまりいませんでした。 「女の園」は文学部でした。
まとめると、ご質問の内容は 「文理選択の時期が来た子供に理系をすすめたいがどうか。 また、その理由としては、理系のほうがつぶしがきくから、でいいか。」 という感じでよろしいでしょうか。 私自身は、中学生の時には既に、 自分が文系学部に進むであろうことに毫も疑問を持っていなかったので、 他人の勧めで文理を選択するという状況が今ひとつわからないのですが、 それはともかく、上記のような質問に対してなら、私の意見は、 前段には概ね賛成、後段には反対、というところです。 文系か理系かを「選べる」ということは、 現時点で特に得手不得手がないということですよね。 また、文系を選んだ場合に「上位校」に行ける学力でもないと。 であれば、理系を勧めるのは条件付ですが賛成です。 ご指摘の通り、文系でないとなれない職業などほんのわずかです。 理系に進んだところで、どうしてもその職業に就きたければ就けばいいのです。 ただ、理系を勧める理由として「そのほうがつぶしが利く」 というのはどうかと思います。 心ならずも文系に進み、しかも理系優位の会社に就職したという 質問者様の経験は、失礼ながらあまり一般的なものとはいえないでしょう。 私が理系を勧めるべきだ言うのは、一つには、 むしろ逆に「将来の進路がある程度限定される」と考えるからです。 今は希望すれば何にでもなれる時代ですが、 この制約のなさが、逆に学生を悩ませ苦しめていると感じます。 知識経験がない者に自由選択をさせれば悩むに決まっています。 挙句、流行の「自分探し」ですね。 でも、そんなことで天職に巡りあう人などごくわずかです。 大学の理系出身者の進路として自然なのは、 専攻分野に何らかの関連がある会社でしょう。 最初からある程度の道筋がついていれば、 迷いなく進路を選択できるというものです。 しかも別の道に進みたければそうすればいいし、 そういう人であれば進路には迷わないと思うのです。 もう一つの理由としては、 理系のほうが、大学ではよりハードに学ばねばならないからです。 もともとが同じ程度の素材なら、 4年間きっちり勉強したほうが伸びるに決まっていますからね。 ただし、ここで「条件」がつきます。 学力が一定水準以下でないこと、というものです。 文系の学部レベルの勉強なんて、真面目でさえあればこなせますから、 本当に勉強についていけず落第する者はわずかです。 (そういう人はまあ、そもそも大学に進む資格がないのでしょう) でも理系では、そういう話をまま聞きます。 (理科大の進級の厳しさはご存知かと思います) 質問者様ご自身も、仮に工学部に進んでいたとして、 苦手な物理系の科目がネックになって 落第していた可能性はゼロだったと言い切れるでしょうか? また、専攻したはいいが決定的に自分に向いていないことに 気付いてしまったとしたら… 文系学部なら、まあ、そういう時でもどうにでもなりますからね。
お礼
ご丁寧なご回答ありがとうございます。 >大学の理系出身者の進路として自然なのは、 >専攻分野に何らかの関連がある会社でしょう。 確かにその通りだと思います。 >理系のほうが、大学ではよりハードに学ばねばならないからです。 これもそうですね。 友人はレポートに追われていました。 私の経済学科ではこんなことはありませんが(学年ごとの必修科目があった。)文学部の人で、3年間で、ゼミを残し、すべて単位を取得し、4年生の時は下宿をひきはらい大阪から関東へ通学する人がいました。(この方が安い。) >文系学部なら、まあ、そういう時でもどうにでもなりますからね。 経済学はあまり役に立ちませんね。 学校の時に学んだ、景気循環(キチンの波、コンドラチェフの並等)日経新聞に最近取り上げられていました。 これも過去を分析したら一定の法則性があるということであり、今後がこの通りか?というと何とも言えません。 数学の公式や定理のように、スパッと割り切れないのが文系の学問かも知れません。
文系理系は関係ないのでは? 「手に職」であれば、理系の方がその割合が高いというだけでしょう。文系でも「手に職」の人はいますが、確かに少ないです。でも、平均年収は文系の方が高いという調査があちこちで語られていて、結局のところ生き方の問題ではないかと思います。(年収が低くても専門分野で生きていく生き方は素敵だと思いますよ。念のため) 論理的思考云々は、理系の方はよく口にしますが、正直本人の資質だとしか思えません。文系だと暗記で詰め込んでも「通用してしまう」のは事実ですが、論理的思考ができれば文系の入試はなおのこと高い点数が取れます。 逆に、論理的思考の中に文系特有の「あいまいな領域」を許容できることで、バランス感覚が生まれるような気もしますし。 また、言語を使いこなす能力が高い方が、より第三者へ向けた働きかけをうまくできるということもあるでしょう。 理系には理系のメリットがありますし、文系が「理系になれないもの」の吹き溜まりというわけでもありません。 「向き不向き」で選べばいいと思いますし、選んだ方面で安易な入試対策に陥らずにがんばればいいと思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 サラりーマンになるとして気になるのは、漠然と、今でも入社段階から学校のレベル分けでスタートラインが違っているような気がします。 (全ての会社でのことではないとは思いますが。) 文系は特にこれが顕著に表れるような気がします。
お礼
お忙しい中、ご丁寧なご回答ありがとうございます。 経済学の中で、商学や経営学的なことも学びましたが在学中は実感がなく、会社に入ってからわかったものがかなりあります。 法学は論理的思考が必要かと思いますが、法解釈でのぶれはあります。 もう遅いですが、あの時に戻れたら・・・ 電気の道に進んでいたかった。 どうなっていたかはわかりません。