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光合成
ある問題集(名古屋大学の過去問)の答えに関することなのですが、 6CO2+6H2O→C6H12O6+6O2 と書くよりも、 6CO2+12H2O→C6H12O6+6O2+6H2O と書く方が、発生する酸素の由来がすべて水由来であることがわかりやすい。 と書いてあったのですが、なぜなのでしょうか? 僕には理解できません。どなたかお教えください。m(_ _)m
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6CO2+12H2O→C6H12O6+6O2+6H2O 6CO2+12H2S→C6H12O6+12S+6H2O 共に光合成の反応式です。下は緑色硫黄細菌等のものです。これならば酸素は水由来で,水が再合成されたことが良くわかりますよね。 緑色植物の光合成で酸素が水由来であることは,下記のような酸素の同位体を利用しクロレラに光合成をおこなわせた実験で,ルーペンがあきらかにしました。 (*が18Oの同位体です。) 6CO2+12H2O*→C6H12O6+6O*2+6H2O 6CO*2+12H2O→C6H12O6+6O2+6H2O ですから 6CO2+6H2O→C6H12O6+6O2 と書き表してはいけないのです。
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- yosshixi
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さらに付け加えるのであれば このことを証明する実験として 1.左辺のCO2の酸素を同位体に置きかえる 2.左辺のH2Oの酸素を同位体に置きかえる とそれぞれの反応で生成された水と酸素を比較して どちらの酸素由来で生成されたのかが分かった というのを習ったと思います。 カリキュラムや教科書によっても違うかもしれませんが、 お使いの教科書や参考書にこのことは載っていませんか?
- energy
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細かな反応はNo.1さんのご回答の通りだと思います。 炭酸同化の本質はCO2を還元(CO2に水素原子をくっつけて)炭水化物をつくることですので、「水素原子の供給源が何か?」がポイントになってきますよね。 で、ご質問の上式だと、6O2で計12個の酸素原子はCO2とH2Oの両方から供給されないとできてこないわけですが、実際はそうではありません。下式だと左辺のH2Oの水素原子がCO2の還元に消費され、廃棄物である酸素原子から6O2が生成されることがわかります。 以上、雑ぱくですが。
- ebinamori
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元も子もないかもしれないけど 前の回答に書いてあることは教科書に書いてあることだから 最低限の知識としてみに付けていなければならないと思うのですが。 もし生物で出されたわけでないのならさっぱり分りません。
- ebinamori
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チラコイドでのヒル反応で12H2Oから6O2と12NADPH2が生じ ストロマでのカルビン・ベンソン回路で ヒル反応で生じた12NADPH2と6CO2を使い光リン酸化反応によって作られたATPによりC6H12O6と6H2Oと12NADPになるわけで 質問の上の式はそれらの過程を省略してしまっているわけです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なんとなくわかるような気はしてきました・・・ 上の式は見かけの反応(結果論?)であり、 下の式はすべての反応について書いてある。 といった感じなのでしょうか? また、もし、この2式を示されて、 酸素の由来となっている物質は? といった問いがあった場合、 ebinamoriさんに説明していただいたようなことがわかっていないと、 問いの答えは出せないのでしょうか? 式だけからでは推測不可能でしょうか? よろしければ、お教えください。