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アダルトチルドレンの親=アルコール依存症?
アダルトチルドレンとは、アルコール依存症の親に育てられた人を対象にしている記述をよく見かけますが、アルコール依存症の親に限らず、過保護すぎる親や、家庭崩壊している家で育った人にも見られる症状と判断してもよいのかどうか、専門的にご存じの方がいらっしゃれば、教えて頂けませんか?宜しくお願いします。
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アダルトチルドレンは、元々、アルコール依存症の親に育てられ、大人になってからも育ちが影響し、生き辛さを感じている人々のことを指していました。 しかし、時代が進み、仕事依存症の父と過干渉の母、極度の放任主義家庭などに育った人にも、同様の傾向が見られ始めたことから、機能不全家族(家族が家族としての役割を果たしていない)に育った人全般がアダルトチルドレンと呼ばれることになりました。 虐待について述べられている方も居ますが、肉体的に虐待を受ける必要はありません。仕事依存症の父と過干渉の母の間で、精神的な苦痛を受けることも、十分な原因と言えます。 ちなみに、アダルトチルドレンは、本人が自らをそうだと判断しない限りは、いくら機能不全家族で育っても、アダルトチルドレンとは呼ばないそうです。 ですから、機能不全家族に育ち、大人になってから、生き辛さを感じて悩んでいる人は、たとえ機能不全の内容がアルコール依存症でなくても、アダルトチルドレンとなります。 症状は様々で、きょうだいの順番や性別によってもそれぞれ別の傾向がみられるようです。たとえば、「非行に走る」「どんなに辛いことがあっても泣けない」「全部の問題を一人で解決しようとしてしまう」などです。 アダルトチルドレンは、機能不全家族が少しでも通常な機能するように、こどもが自ら身につけた能力が、結果的に社会に出てから生き辛さを感じる性格として残ってしまったもの、と私は考えています。
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アダルトチルドレンの解釈は非常に難しいです。 以下、非常に大雑把に述べます。 元々は家族それぞれがきちんと役割を果たしていない機能不全家族における被虐待児に対して用いられていた言葉です。 その際、機能不全家族の代表例としてアルコール依存症の親があげられていたために、アルコール依存症の親=アダルトチルドレンの親という認識が広まったと思います。 実際にはそれ以外の理由で家庭の機能が崩壊しているために心に傷を負った子供たちが沢山います。 それらの中で心の傷がその後の人格形成に強く影響し、社会的不適応を起こす場合をアダルトチルドレンと呼びます。 >過保護すぎる親や、家庭崩壊している家で育った人にも見られる症状と判断してもよいのかどうか 過保護がどのように影響しているかによります。 単なる甘やかしではなく、ある意味では虐待と呼べるほどであればそう呼んで構わないと思います。 家庭崩壊の場合は上記にあるように、もっとも大きな原因と考えられています。 専門的な本を購入されて読んでいらっしゃるとの事なので誤解はないとは思いますが、世間的に言われる「大人になりきれていない大人」「精神的に未熟な大人」「子供っぽい考え方の大人」等の捉え方は誤りです。 もっとも視点を変えれば心的外傷(トラウマ)によって考え方に別のベクトルを加えられているので外面的にはそのように見える事はあります。 ただし、 いわゆる甘えではありません。 また、この言葉の誤用が広まってしまったために、誤用の方の認知度が高く、アダルトチルドレンの正しい理解があまりされていないのが現状だろうと思います。
お礼
お返事ありがとうございます。 おっしゃる通り、誤って認知されている事が多いようで、私も本格的に調べてみようかなと思った時に、余計な情報を払い落すのに苦労しました。(私にも多少なりとも誤認があったので) 本を購入しようにも、アルコール依存症に伴う、身体的精神的な被虐待児という位置づけで執筆されている著書が非常に多く、どれを買おうか悩みました。 アダルトチルドレンは病気ではないとも読みましたが、まだまだ社会的認知は低いようで、精神病のように思っている方はたくさんいるような気がします。実は私もそう思っていて、はじめは医学書で調べてしまいました。 もう少し勉強してみようと思います。 皆さんのおかげで、アダルトチルドレンの育つ環境についての謎が解けました。本当にありがとうございました。
- orangezzzz
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こんばんは。 >アルコール依存症の親に限らず、過保護すぎる親や、家庭崩壊している家で育った人にも見られる症状と判断してもよいのかどうか 精神的に大人として形成されていない大人ということですよね。 あなたの考えは正しいと思います。 あとは質問の主旨を教えて頂ければ。
お礼
さっそくご返答くださり、ありがとうございました。 質問の主旨というのが軽いもので申し訳ないのですが・・・ 以前にアダルトチルドレンという言葉を耳にした折に、気にはなっていたのですが、あまり追及しませんでした。 私はまだ学生なのですが、最近になって、研究の対象を家庭内に目を向けだした時に、また興味が湧いてきたため、本を購入して読んでいるところでして、その時に疑問として浮上したのが今回の質問というわけです。 大変助かりました。ありがとうございます。
お礼
回答くださり、ありがとうございました。 もともとはアルコール依存症の親に育てられた人が中心となって発見された症状(?)だったのですね。その後機能不全家族全般に見られる症状になったということで納得です。 私がまだ勉強不足なのだと思うのですが、今のところ、出会った著書には、そのような記載がなく、ずっと疑問に思っておりました。 実はもう一冊購入してみようと思っていたところだったのですが、アルコール依存症の親元で育った方のみが対象となるのであれば、より広い範囲での家族問題について考察してみたかったので、『どうしよう?』と思っていたのです。 ですが、皆さんのお答もあり、理解できた部分が広がりましたので、もう少し勉強してみることにします。 本当にありがとうございました。