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昇圧回路のオーバーシュート

昇降圧チョッパ回路において、リアクトル電流がゼロ付近で振動しており、高昇圧比の場合に電圧がオーバーシュートしてしまいます。 昇圧電圧は入力電圧とリアクトル電圧の和で求まるはずなので、オーバーシュートが発生するということはリアクトル電圧が急激に上昇(リアクトル電流の時間変化大)したため考えていますが、なぜ上記条件のときにリアクトル電圧が急激に上昇するのか、その原理がわかりません。

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回答No.1

リアクトル電圧が急激に上昇する理由は,リアクトルと寄生容量で共振するからです. ダイオードがオフすると,リアクトルの電磁エネルギー(LI^2/2)が寄生容量の静電エネルギー(CV^2/2)に移動します. 急激な上昇を防止するには,寄生容量よりも大きなコンデンサを入れて共振周波数を下げます. 電圧のピーク値(オーバーシュート)は,同一エネルギーなら容量が大きいほど小さくなります. この資料がわかりやすいでしょう. http://focus.ti.com/lit/ml/slup085/slup085.pdf