ウエディングマーケットは非常に厳しい現状にあります。
現在の婚姻届出数は、10年後に半分になります。
披露宴実施率が上がらない限り、10年後単純計算では現在の結婚式会場の
半分が必要とされなくなる計算となります。
一方、ハウスウエディングの台頭とともに会場数は増え続けており、
要するにカップル(ユーザー)に対して会場(プレイヤー)が飽和し、
パイの奪い合いになっているのが現状です。
実際、大手ゲストハウス(TGなど)企業は一時期の急成長に歯止めが
かかり、業績を伸ばすためには相当の実力が求められています。
そんな現状を理解されたうえで、あえて「夢」にチャレンジする
のであれば、ささやかながらアドバイスを。
今後のウエディング会場に求められるものは、
ズバリ成約率のUPと利益率UPかと思います。
来館数×成約率×単価で売り上げが決定しますが、
来館数が臨めない今(今後)、
(1)いかに商品力・人材力で優位性を保ち、カップルを決定まで導くか
(成約率)
(2)アウトソーシングに頼らざるを得ない業界において内省化を成功させ、
効率よい利益確保(コストダウン)の仕組みを作り出せるか
(利益率)
が肝となるでしょう。
(1)(2)ともに共通することは、「人材(組織)力」です。
なので、ここの分野においてナレッジを蓄積するのはアリかと思います。
例えば、組織、人材系に強いコンサル企業や、
ウエディング業界内でここの分野で実績を残している会社などで
経験を積むなどは選択肢としていいと思います。
もしくは、R社で人材や婚礼(ゼクシィ)に関して直接学ぶのも手かと思います。
ちなみに、プランナーは実務に追われ、よっぽど意識が高くないと
経営視点まで学ぶことは難しいかと思います。
会場の経営と実務を知ることは全く別ですので、
プランナーになる必要はないと僕は思います。
(傍らでスクールなどに入るのはアリかもしれませんが)
最後に。
皆さんも仰っているように、「自分の意思」が一番大事だと思います。
ましてや厳しいウエディング業界で成功しようとしているのであれば。
がんばってください。