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北方領土 ビザなし交流による支援について

こんばんは。 政府の支援事業で、北方四島の住民へ医療物資を届けようとして、ロシア政府に阻まれて引き返したとのニュース。 日本政府が支援している事を知らなかったのですが、北方四島の住民は、支援が必要なほど困窮しているのですか? ロシアは資源バブルで好況な様子しかテレビで伝えられていませんでしたよね。どうなんでしょうか?

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  • tyr134
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回答No.2

北方領土は、ロシアから見れば東の辺境のど田舎ですし、領土問題等もあることから、なかなかインフラ整備などが進んでいないようです。 道路も未舗装のところが多く、車も中古車がほとんどであり、電気はディーゼル燃料による発電が基本です。 特に、医療は医者の数も設備や薬の備蓄なども少なく、病気やけが人が出たときは非常に困るそうです。 船でサハリンやロシア本土に渡るか、煩雑な手続きを行って正式に札幌や函館の病院までくるかのどちらかです。 どっちにしても、医療が受けられるまで時間がかかり手遅れとなることも多いようです。 北方領土の住民のほとんどは、漁業関係者が多く、他は季節限定の出稼ぎ労働者などですね。 また、教育施設なんかも立ち後れていたので、若者が本土に流出するなど、しばらく人口減少傾向にありました。 しかし、最近はロシア国内で教師や医療従事者に対する地位が向上し平均給料が上がったことで、北方領土にも故郷に貢献しようとする若者が戻りつつあるようです。 さらに、空港やヘリポートの整備なんかも進んでいるようですね。 ただ、平和利用目的で作られるにしても、日本側としては安全保障上の観点から、これらが進むのはちょっと怖いですけどね。(日本側が反発する可能性も) 因みに、漁業品は北方領土からの輸入は認められていませんが、サハリン経由でサハリン産として輸入されているようです。 ビザなし訪問は、相互の理解を深めるという名目で1991年に日本側が提案し、ロシア(旧・ソ連)側が受け入れ実現しました。 「ビザなし訪問」と言っても、日本側・ロシア側が認めた人だけが限定的に訪問出来るという意味で、日本人なら誰でもビザなしで渡れるという意味ではありません。 日本側の狙いとしては、「ビザなし交流」を通して関心が薄れつつある日本国内への啓発(訪問団が支援物資を届けたというニュースが流れるだけでも大きな効果がある)と、在住ロシア人との対話を通して、ロシア人側に日本側の主張を理解してもらうことを目的としています。 支援物資の提供も、こうした交流の一環として行われています。 まぁ、悪く言えば日本のお家芸である「金(支援物資)で釣ろう」って作戦ですね。 支援物資が送られること自体は、島民は感謝してるようですよ。 「ロシア政府よりも、日本の方が信頼出来る」って感情が生まれてくれれば、してやったりなんでしょうけどね。 でも、ロシア側も急ピッチでインフラ整備を進めているようですので、中央に対する不満も減少していくでしょうね。

参考URL:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080814/plc0808140751003-n1.htm
winehoric
質問者

お礼

ありがとうございます。 tyr134さんの文章を読んで、対馬を想起しました。 国防の最前線を放っておいたツケがたまり、今さら韓国の脅威に騒ぐ始末。 国土の端っこに対する態度を見れば、その国の力をある程度推し量ることが出来るのだと感じました。

その他の回答 (1)

  • sdfsdfsdfs
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回答No.1

私も四島の様子を詳しく知っているわけではないのですが、 やはり日本が支援をするというのはイマイチ理解しかねます。 もしも困窮しているのなら、ロシア本土から支援すればいいのではないかと。 (恐らく本土から遠く離れているので難しいという側面もあるとは思いますが) 北方四島の方にいくら支援しても、四島が還ってくるわけでもないし… こういう利益を見込んで人道支援してるわけじゃない、っていう言葉が返ってきそうですけど、ロシア側がありがたがっていないことをする必要はないと思います。

winehoric
質問者

お礼

ありがとうございます。 返還を見据えた、住民を取り込む戦略ですかね? 住民たちに「別に日本の領土になっても、このままここに住めて、生活水準が下がらなければ構わない」という気にさせたり、言わせたりする戦略。

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