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大学院と研究者について。
今年大学受験をする受験生です。 一応難関大学を志望していましたが今回センター国語と英語で盛大に滑ってしまい地方国公立(新潟大学)で落ち着きそうです。 自分は理系でエネルギー関連の研究者を目指しています。 となると当然大学院に進まなければならないと思います。 こんな志望変更をした自分に先生方はよく「他大学の院に進もうと思えば進めるから」とよく励ましてくださいます。 …がここの書き込みを見る限りでは結構それも難しい感じがします。 更に研究職の就職状況もあまり良くは無いみたいです。 そこで質問があります。 1:他大学院を受ける場合在籍している大学から推薦状を貰わないといけないが排他的な教官の場合それがもらえない場合があると聞きましたがそれは本当か? 2:他大学からの移動の場合一年間院に在籍する期間が短くなると聞きましたがこれは致命的なデメリットになるか? 3:他大学院に行くと学力の差や違いで悩まされるみたいですがこれも致命的なのか? 4:そもそも研究職への就職は学歴が重要になるのか? 5:以上を踏まえ他大学院に行くメリットがあるのか? 6:またそのために態々今年浪人する必要があるのか? 7:自分は生きるうえで必要最低限の賃金さえあれば研究内容等があっていればそれで十分と考えています。 しかし実際不景気等の状況で突然全く別の部署に回される場合もあるみたいです。 このような他部署に回されないようにするにはどのような研究職(公務員、大学に残る等)に就けばよいか? お暇な方よろしかったら返答お願いします。
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- muramiyagi
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大学の教員をしています。 新潟大学のエネルギー関連というと、工学部化学システム工学科でしょうか。ここには、電池や水素エネルギーの研究室もあって学会でも結構レベルが高いので、このまま、という線もあり得ますが・・ 1:大学院入試自体には推薦状は不要です。 ただ、大学院に入るということは、特定の研究室に入るということを意味しますので、受ける前に事前にそこの教授のところに行くときに、紹介状を持って行くとスムーズかもしれません。 2:在籍期間はどこも博士前期課程(修士)2年、後期課程3年です。 ただ、成績優秀な学生には6ヶ月単位で期間短縮の制度がありますが、他大学からの入学者には制度上難しいです。 3:各大学の大学院試験は、当然当該大学の専門科目に関連する講義の内容から出される場合が多いので、同じ大学の4年生の方が有利です。ただ、昔のように同じ大学の学生に下駄を履かせるなどということはありません。 4:少なくとも国立大学、特に旧帝大+東工大の助教(教員職の最初のステップ)になるには、博士号が必要です。 5:新潟大学から新潟大学大学院を出て博士号を持った教員はいるわけですから、他大学の大学院に行くのは、純粋の行き先の研究室の研究に興味がある場合が多いので、実は今考えなくてもいいかもしれません。ただ、本当に目指していた大学があって、最終的にそこに行くんだ、という強い意志があれば、それを糧にがんばってください。おそらく、東大か東工大を目指しているのでは、と推測していますが・・・ 6:意味がよくわかりませんが、大学院入試では、同じ4月入学でも2回チャンスがある場合があるのと(大学による)、同じ国立大学でも大学院入試の日程は一律ではない(大学入試と違う)ので、大学院入試で浪人をする場合は少ないと思います。ただ、東大のここしか行かない!という決め、がある場合は別ですね。 7:他部署に回されない、という意味では大学や、国立研究所の研究室は適当かと思います。国立大ではかつての講座制はほとんどなくなり、助教や准教授は独立するか(文系のように)、共同研究者としての立場が強くなっています。従って、自分の好きな研究ができます(と言い切る)。
- sionn123
- ベストアンサー率53% (1910/3592)
kearさん こんばんは 大学は薬学部の修士を卒業して、今は薬局を経営している薬剤師です。 色々質問していますが間違っている内容も有り、またまたがってないと回答が出来ない内容もありますから纏めて説明しますね。 大学院に進学す場合、自大学の在籍学部の院に進学する場合と他大学のまたは自大学でも他学部の院に進学する場合があります。いずれの場合でも院試と呼ばれる入試を受けて合格しないと大学院に進学する事が出来ません。自大学の在籍学部の院に進学する場合、院試の出題者が今まで習った教授・準教授方ですから、きちんと授業内容を理解していればどんな問題が出されるかの想定が立ちますので院試を突破するのは言うほど難しくないです。ですから私みたいな学部で中の上位の成績でも進学する事は可能です。自大学の他学部や他大学の院に進学する場合、習った事のない教授・準教授方が出題した問題を解くわけですから、どんな問題を出されるか解りませんのでそう言う意味での難しさはあります。と言う院試を受けて合格した後に、どの研究室を選ぶかの選択が待っています。自大学の在籍学部の院に進学する場合、ほとんどが4年生時に配属された研究室を選択します。それ以外の場合は院に進学して学びたい内容がほとんどの方は決まっていますから、その希望内容に有った研究室を選択します。と言うより自大学の在籍学部の院以外に進学する場合は、どの研究室ならご自身が希望している内容を学べるか下調べしての受験ですから、院試受験時点である程度入学後の選択する研究室が決まっていて当たり前です。 この様な状態で受ける院試験ですけど、どこの大学の院試を受けるも受けないも本人の好き勝手な部分です。そして合格後どの研究室を選択するかも本人の好き勝手な部分です。もちろん研究室にも定員が有りますから、幾ら希望しても定員オーバーの場合は希望した研究室に入れない場合もない訳ではありません。この中には大学の紹介状がないとならないとはどこの院の入学規定には記載がないので、事実上大学側の紹介状がなくても院試さえ突破出来れば進学出来ます。ただし人気のある研究室では、稀に定員オーバーで希望の研究室に入れない場合もあります。教授によっては、学部時代の大学のからの紹介状がある方を優先して選ぶ方もいますから、紹介状が有った方が良いでしょうね。なくても大丈夫です。 多くの大学は、理系学部では3年生の11~12月位に研究室配属が有り、4年生はその研究室で色々学ぶ事になります。もちろん1~3年生までと同様に研究室関係なしの授業も4年生では前期位は有ります。4年生後期は主に卒論向けの研究等をする事になります。一部には卒論研究をしなくても卒業出来る大学もありますけど・・・。 自大学の在籍学部の院に進学する場合、卒論のテーマをそのまま続けて勉強する場合がほとんどだと思います。私の場合もそうでした。他大学の院に進学する場合は、修士1年生の4月に配属研究室の教授方からテーマを与えられますから、自大学の在籍学部の院に進学する方より半年位は研究が遅れてスタートする事になります。その事をkearさんは勘違いされて「他大学からの移動の場合一年間院に在籍する期間が短くなる」と聞かれたんだろうと思います。大学院の場合修士2年・博士3年(医学部・獣医学部・薬学部6年生学科卒の場合は特例で修士課程が無くて博士課程4年です)と言うのが法律で決まっている事なので、どこの大学からどこの大学の院に進学しても学ぶ期間は一定です。ただし自大学の在籍学部から院に進学する場合は1つの研究テーマについて卒論の頃から学んでいるので、その期間約半年位多く学べると言う違いはあります。 大学院に進学するためには、今まで記載した通り院試に合格しないとなりません。ですから一定レベル以上の知識レベルを持った方しか入学しません。とは言っても一番の成績で合格した方と一番びりの成績で合格した人との細かい部分での知識レベルでの差は有りますが、言うほど差があるわけではありません。したがって他大学の進学者が学力の差で悩むと言う事は無いハズです。多くの場合他大学出身者は学部時代に習った事のない教授方が出題した院試問題を解いて合格した方なので、そう言う意味での学力は内部進学者より高い場合が多いかと思います。ですから他大学出身者だからと言う事で悩まされる事はないでしょうし、もし悩まされたとしても致命的だと感じる必要はありません。 研究職ですけど、研究と言う仕事をする為に会社に就職する事ですよね。ですから会社に研究の仕方を学びに行くために就職する訳では有りません。したがって研究職としての会社側の募集要項を解かり易く言うと「最低限の研究機器の使い方が解かっていて、最低限の研究の進め方が解かっている方」と言う事になります。大学の学部でも、実習で高校時代よりワンランクもツウランクも上の実験を行います。ただし学部で行う実験は、テキスト通りに実験を行えば誰でも同じ結果が出る内容なんです。そして色々な実験を行う関係で1つの実験器具を扱う時間は短くて、実験器具に慣れ親しむ時間は有りません。またテキストに記載された内容を行うだけですから、ご自身で実験方法を考えて行うなんて事はありません。したがって研究職として会社側が欲しい人材には、学部卒だけでは知識レベルとして到達してないんです。大学院に進学すれば午前中は講義が有ったとしても、午後は毎日実験をする事になります。と言う生活を2年間行って修士を修了するんです。これだけの時間実験をしていれば、それなりに実験道具に慣れ親しむ事は可能です。また研究テーマは担当教授等から与えられるものの、それをどう考えてどうこなすかは誰も言ってくれません。ご自身で考えて行う事になります。もちろん担当教授等は色々なアドバイスはしますけど・・・。したがって色々考えて実験を組み立てて結果を出すと言う研究の仕方を学べるのは、学部ではなくて院に入ってからなんです。ですから院に進学する意味あいは、結果学歴は得られますけど学歴を得る為ではなくて研究職として会社側が望んでいる最低限の知識レベルを得るために進学する所なんです。もし大学の学部でのカリキュラムで会社側が研究職として望んでいる最低限の実験器具の使い方や研究の仕方を学べるのであれば、会社側も学部卒者を研究職として雇うでしょう。しかし今の大学学部のカリキュラムでは会社側が望んでいる研究者としての知識レベルまで学べないので、言い方が変ですけど研究職として就職したい方は致しかたなく院に進学すと言うのが事実です。私が院生だった15年位前では修士修了で得られる知識レベルでも会社側が認めて頂けて研究職として就職出来る場合も多かったのですけど、今は会社側の希望する知識レベルが向上した関係で、研究職として就職するためには博士終了を求めている会社が多くなっています。したがって本当に研究職に就職したいなら、博士終了をした方研究職として就職出来る可能性が高くなります。 以上が大学院に進学する理由の一部です。修士や博士終了者の就職は、論文内容で就職口が見つかる場合もありますけど、多くは教授・準教授等の斡旋です。たとえば担当教授・準教授の共同研究者の会社に就職斡旋したり、旧帝大等では研究室のOB・OGの現役で働いている人のネットワークで就職が決まったりします。ですから同じ国立大学で有っても旧帝大は元々研究者や議員・公務員として国を動かす人材を育てる為に設立された経緯がありますから研究者として働いている卒業生が多いので、卒業生のネットワークを生かせる関係で旧帝大以外の国立大学よりは研究職として就職し易いと言う事が言えます。そう言う意味では、同じ国立大学でも新制大学として設立された大学の学部に入学して、旧帝大の院に進学すると言う事はメリットがあります。 また大学院に進学する理由の1つは、学びたい内容があるからですよね。同じ内容を学ぶ場合でもその世界の第一人者について学んだ方が色々な事が学べると思います。そう言う意味で学びたい内容を専門に研究されている方を求めて他大学の院に進学される方もいます。ただし大学での研究者は、第一人者が一流大学だけに居るとは限りません。私の卒業した三流大学にはDDSの第一人者が居ますから、三流大学である母校でもしっかりDDSを学べる事になります。したがって研究の世界では、研究内容によっては大学入学が難しい難関大学が良い大学で三流大学が悪い大学とは言い切れません。 ですからその研究内容の第一人者に就いて勉強するために他大学の院に進学する事はメリットがあるかと思います。 自分のしたい研究内容だけが出来る職場となるとそうそうないです。一番他部署に回されない研究職となると大学の教授でしょう。でも初めての就職=教授と言う例はないので、助手から出世して教授になる事になります。助手は色々な事をさせられますから、一年間研究活動が一切出来ない場合もあり得ます。世の中はkearさんの考えている程甘くないです。それでもどうしても希望の研究活動以外したくないとなれば、その世界で世界的に名が売れた第一人者になるしかないでしょう。そうなれれば、最悪就職先で希望の内容の研究活動以外の事をさせられそうになった場合、退職して希望の研究内容を出来る会社を探す事も可能です。研究の世界では、色々な会社や研究所を渡り歩いてご自身の専門の研究だけをしている研究者もいます。 以上何かの参考になれば幸いです。
1.多くの私立大では卒業研究は一年間丸々。とすると、卒研のテーマは外部受験より先に貰えます。 「推薦状」:あればより好ましいが、無ければ無いで院の方の先生が「ああそういう事ね」と納得してくれれば良いだけの話。「へー書いてくれないって?よほど君を出したくないか、心が狭いかどちらかだね」 という感じ。 2.上記のように卒研のテーマが続いていればそれは少しラッキー。でも#1のお答えのように「博士号」取ってナンボの世界。大した差では無い。 3.力の差…。有るかも知れないけど、旧帝大の院を目指すような人なら乗り越えられると思う。外部からの皆さん優秀ですよ。 4.「研究職」最低でも修士(博士課程前期)は持っていないと、「一流企業」「独法(旧国研)」では「問題外」が多い。 5.上記のように「研究者」=「院卒」ですね。 6.院浪はあるけど、(普通研究生としてお金を払いつつ先の研究室に居させてもらう)2浪は許されない。結構リスク高い。でも後輩で京大教授になったのが院浪しました。 7.「博士」まで行っちゃうと「研究者」にしかなれない。結構大きなリスク。早稲田なんか「博士」の就職支援対策職の教授が居る。
- ushioni
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あ、すいません、No2で回答したものですが、1について、そういえば推薦状を書いてもらった気がしてきました・・・。勝手に受けた、は記憶違いでした。訂正します。 ただ、特にしがらみはなかった気がします。でも確かに担当教官の性格によるところもあるかもしれません。
- owata-www
- ベストアンサー率33% (645/1954)
1:初耳ですが… 2:在籍する期間は修士2年で統一されていると思いますが…おそらく卒論での研究を引き継げないので1年研究が短くなるぐらいの意味かと 3:人によりますね、付いていけない人もいれば内部の人をしのぐ人もいます 4:職種によりますが、企業の場合ある程度重要らしいです。というより、やはり学歴が高いところほど高度な研究をできる環境が整っていますし、やはり基礎的な学力が学歴が高いところの方があると思われているらしいです。 5:メリットはあると思います。デメリットもありますが そこら辺はご自分で 6:必要はないと思います 7:勘違いされているようですが、基本的に教授以外は自分が不本意なことをやらされる可能性はあります。研究内容等があっていれば、というのは贅沢すぎます。
お礼
回答ありがとうございます。 ちなみに自分が危惧しているのはあまりにかけ離れた分野をやらされることです。 例えば営業、経理ですとかそこらへんをやらされるのはちょっと…という感じがします。 そこまで極端でなければある程度の違いは耐えれます…
- ushioni
- ベストアンサー率24% (14/58)
当方、地方国立大学から地方旧帝大の院に進学したものです。今は技術系のサラリーマンです。 自分の経験ですが、 1.推薦状は不要です。勝手に受験を申し込んで勝手に試験を受けました。自大学に他大学の院を受けることを事前報告することさえ不要です。 2.内部も外部も同じで修士課程は2年間、博士課程は3年間です。 3.学力の差は学部の4年間でなんとでもなります。頑張って4年間勉強してください。 4.研究を専門にしている機関だと博士号が必要なところが多いと思います。企業内の研究機関だとその限りではないと思います。 5.他大学の院というよりは院は研究室の研究内容で選ぶのが良いと思います。院になると大学のランクよりは自分の研究テーマやそれに必要な知識・思考力をどれだけ持っているかの方が大事になると思います。 6.浪人については、家庭の経済状況も踏まえて慎重に選択してください。自分は浪人していないので浪人した方が良いかどうかは分かりません。 7.所属機関にとってあなたがあなたしかできない重要な位置にいれば別の部署に回されないだろうし、回されても他の研究機関があなたを欲しがるので問題ないでしょう。あなたが研究機関を選ぶ側になれるように、自分の価値をとにかく高めて行って下さい。
お礼
回答ありがとうございます。 推薦状は必要ありませんか…まだ学生にもなってないので少し間違った知識があるみたいです。 助かりました。
- ash2pure
- ベストアンサー率19% (74/385)
質問項目が多いので総合的に答えます。 おそらく4年生になったら研究室に配属されることになり、 先生一人につき数人つく感じだと思います。 つまり、先生との関わりがかなり重要になるわけです。 研究テーマから何から、先生が与えてくれるはずですが、 卒業論文のテーマは通常、大学院入試のシーズンが終わってから 与えられることが多いわけです。 先生にもいろいろなタイプがおり、他大に行くと言った時点で 冷たくなってしまう人も居ます。 俺が聞いた悲惨なパターンですと、他大進学を希望した瞬間に 無視されるようになり、研究テーマが与えられず、まともに卒業論文を 書くことすらできなかった・・・という人もいます。 他大に進学した場合、レベルの高い大学だと差を感じることが 多いみたいですね。知り合いは東大の院に行きましたが、疎外感が 結構あるみたいです。 面倒見が良い研究室であれば、力の差は縮むでしょう。 そもそも研究職に就きたいのであれば、博士が必要みたいです。 特に海外のエリート相手では見向きもされないでしょう。 博士を持ってなくても研究できますが、リーダーシップは取れないらしい。 希望の部署に行けない場合も多いです。
お礼
回答ありがとうございます。 ある程度予測していましたがやはり反発はあるみたいですね… 事前に話さなくても受けれるみたいなので受ける場合は内緒でやるようにしてみます…
お礼
回答ありがとうございます。 うーん…やはり博士まで必要ですか… 博士の就職難は結構聞いてますがそのリスクを負わないとまともな研究者にはなれないということですね… どれほど報われるかはわかりませんができる限り大学に入ったら努力してみたいと思います。