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自動車の在庫調整について・・・
自動車メーカーの工場が操業停止、部品メーカーの一斉休業などの報道が連日のように聞きます。 たぶん急激な販売不振でだぶついた在庫の調整のための措置だと思います。 適正な在庫になった時はある程度工場は正常に操業するのでしょうか? その時期はいつごろになるのでしょう! 出来ればその様な工場に勤務されてる方のご意見が聞きたいです。
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自動車関連、および、その他関連への部品を供給する中小企業に勤務しております。 こと、自動車に限らず、“在庫調整のための操業時間の短縮”が、もとのような状態になるのはいつか?この時期、一番難しい予測ですね。(笑) 一つの目安として考えます。 多くの企業は3月が決算を迎えます。私のような経済の素人ですら、その時期までに事態が好転するとはとても思えませんが、3月までは、どこの企業も様子見の気配かと思います。まぁ、これが出来るのは、ある程度体力のある企業に限られるのでしょうが・・・ なので、より減産体制に転ずるのか、回復するのかは、各企業の決算が発表される4月から5月を終えてからでないと予測は付きにくいですよね。 自動車を例にしてみます。 自動車とは、総じて数万点の部品から構成されます。最近、いくら中国の鉄鋼需要がひと段落したとは言え、まだまだ鋼材の発注には時間がかかります。ロール状になったものを主として見ても、だいたい3~4週間程度は納期の幅を見なくてはなりません。これに、実際にさまざまな加工がされ、工程の多少にも拠りますが、自動車の生産ラインに並ぶまで、約一ヶ月のリードタイムが有ります。そう、だいたい生産計画が約2ヶ月前に決まっている勘定になります。 最近、富に報道で耳にする自動車の生産量の激減、これは既に数ヶ月前からその見通しで動いてきたことの表れです。 いま、我が社でも3月までの「生産数量内示」を親会社からいただいております。4月以降については、勿論「白紙」です。(笑) ただ、企業側も事態を静観し、手をこまねいているわけではありません。あのソニーの人員削減にしろ、生産拠点の集約、稼動ラインの見直しなど、考えられる手を可能な限り打っていることでしょう。 我が社でも、それまで外注委託してきた工程を社内製に置き換えるように検討中です。私はその部門の担当では有りませんが、やっぱり、これまでの付き合いもあるし、そう簡単に「切る」のは心情的にも辛いとか・・・ ご質問には明確なお答えが出来なくて申し訳ありませんが、自動車などは、対米輸出に多くの依存をしてきた最たるもののわけですから、とりあえず、アチラのお国の景気が良くなりませんとね・・・