- 締切済み
ハッピーエンド
アメリカの映画はハッピーエンドで終わりますが、なぜ、ハッピーエンドにするのでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
アメリカの大作は、ハッピーエンドが多いですが、インディはそうと言えません。「アメリカン・スプレンダー」「ドニー・ダーコ」等。 また、ヨーロッパや南アメリカの物は、人生を描いたものが多く、リアルで、楽しいおとぎ話にはなっていません。 見たあと、考えさせられる深い映画も多いです。アルゼンチンの「瞳の奥の秘密」、ペルーの「悲しみのミルク」。 大きな違いは、制作費だと思います。 30億ドルかかったら、この作品に投資した会社が儲けを山分けしますから、確実にヒットを取りたいとリサーチします。試写会でモニターの意見を聞いて、一番受けるラストに変えるなんて日常茶飯事ですから、ラストは何種類も撮影します。使用されなかったラストはDVDの付録でついてます。 だから原作と違うじゃないか、なんてのも出てきますし、この監督でこの終わり方って変だよなーなんてのもあります。お金とスポンサーが物を言いますから。 5000万円で自主制作なみに作られる映画は最近増えました。スポンサーはフィルム協会などで、芸術志向で好き勝手に作れ、俳優はボランティアか非常に低賃金です。売れない俳優がそれでも全力で演技していて、できは大作と変わりません。ただ、宣伝費がかけられないので、普通の映画館にはかけられません。 イーストウッド監督主演の「グラントリノ」も地方自治体から制作費の20%の援助を受けて製作されました。自治体からの要請は、出資した州を映画の舞台にする事。主題歌まで自作自演で安くあげています。おかげで、ハッピーエンドとはいえない、社会問題を考えさせるすばらしいエンディングを、自分の思い通りに作れました。 では、なぜスポンサーはハッピーエンドを支持するのか。 映画上映で配給収入が上がるだけではなく、2次収入、3次収入が見込まれるからです。テレビ局に売れ、これは制作費ゼロで放映権がボロ儲けになります。また、DVDも売れ、ゲームにする事もできます。 なぜ、一般の観客はハッピーエンドを支持するのか。 ギャンブルと同じと考えます。負けが続いたけど最後に勝った、この気分は最高。また見たいな。何度も乗りたいな。勝ったり負けたりしたけど、人生って深いな、という映画は、ジェットコースターみたいに何度も乗りたい物ではありません。 そして、映画やゲームの購買層は、お金が自由になる若手ですから、その線を狙ったアクション物のハッピーエンドとロマンス物のハッピーエンドがいくらでも相場に出て来ます。アニメでも、アメリカの物はハッピーエンドだという理由はこれです。 そしてアメリカ人はアメリカ人が主人公でないと行けないので、世界はアメリカ人が守った的な、ご都合主義な映画がよく売れます。イギリスの作品(オフィス)スペイン(バニラスカイ)日本(リング)等リメイクしないと言語だけでなく、アメリカ人には売れません。
- heygibson
- ベストアンサー率6% (7/103)
アメ豚だから
- tamiyo
- ベストアンサー率40% (67/166)
人間はまわりの環境に惑わされやすいもんです。 なので、ハッピーな映画を見れば気分も高揚します。アンハッピーなものを見て<良かった~>…なんて人は少ないでしょう。 私は貿易会社に勤めてましたので、数十人のアメリカ人を見てきましたが、彼らは映画やニュースなどに純粋に一喜一憂してました。 逆に伝統的な日本映画は悲しい結末にする事で、深く考えさせる…ことを狙っているのだな、、と思います。 私自身は映画はハッピーな方が良いですね。 昨今のように暗いニュースばかり流れていると、ほんとに気持ちも高揚しません。 むしろ、悪いニュースばかりのせいで世の中も悪くなっているように感じています。たとえば、タクシー強盗事件なんて次々と模倣犯が出ています。 人が感化されやすい事をよく知っているアメリカでは、新聞なども積極的にハッピーなニュースをすすんで載せているようですが、日本も見習ってほしいです。
- iepmasampe
- ベストアンサー率69% (9/13)
アメリカに限らず、これは映画・ドラマの基本では。 観た後に落ち込む内容よりも、活力と希望を与える内容の方がウケます。観る方も映画館を出た後、おいしい食事をと思ったら、ハッピーエンドの方がいいに決まってますね。 それに人は、それがたとえ非現実的ではあっても、やはりハッピーエンドを期待するのではないでしょうか。つまり観る人のことも考えて作られているのでしょうね、きっと。
- asaasa1961
- ベストアンサー率31% (129/411)
ハッピーエンドばかりとは限りません(結構暗い、アンハッピー、見終わったら気分が重くなる映画もありますよ)が、 ハッピーエンドの方が受けはいいでしょうね。 私もその方が好きです。 実社会(現実世界)が、悲しいこと、暗いことが多すぎますので、 せめてエンタティメントぐらいは、楽しい気持ちになりたいと言う人が多いからじゃないでしょうか?