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糖尿病

学部二年生です。勉強をしていて、どうしてもわからないことがあり、書き込ませていただきました。  膜輸送の視点から見た糖尿病に関してです。 筋肉のような細胞において、ふだん小胞体に局在しているGLUT4は、血糖値が高いと膵β細胞で分泌されたインスリンに応答し、細胞膜に発現します。 これにより、グルコース透過速度が増大し細胞内へ糖が取り込まれる。  しかしもしこの機能に欠損があった場合、グルコースが適当量細胞内に輸送されなくなる。  これが糖尿病ですよね。  『機能に欠損』と書きましたが、膜輸送の観点からだと 1.インスリンが健常者より分泌量が少ないことにより、GLUT4の活性が上がらない場合 2.輸送タンパク(GLUT4に限らず、インスリン非依存のGLUT2)が先天的に欠損している場合 の2パターンがあるみたいです。  この時1で発症したものが二型糖尿病で2で発症したものが一型糖尿病である。  上の理解に誤りはありませんでしょうか?  なにぶん学習途上ではありますが、教科書(ヴォート生化学、第3版、上巻)を見ながら一生懸命まとめてみました。  どうか訂正をお願いします。  最後にもう一つだけ質問なのですが、資料で糖尿病を調べるにあたって、代わりに多くヒットしたのが『糖原病』でした。  こちらは日常生活において、あまり馴染みがありませんが、前者の糖尿病とはどのような関係にあるのでしょうか? 教えていただけたら幸いです。  未熟で、見るに堪えない文章で申し訳ありませんでした。何とぞお導きくださいませ。

みんなの回答

  • atyushi
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.1

インスリンは膵臓から分泌されて、様々な細胞に作用することにより、血中から糖の吸収を促して、血糖値を下げる 1型糖尿病は、細かいことは明らかとなっていないが、膵臓がちゃんと機能しなくなりインスリンが全く分泌されないこと。従って、1型糖尿病を患ってしまった場合はインスリンの自己注射等を行う必要がある。 2型糖尿病は、インスリンの作用がおかしくなった場合で、さらに2つに分類できる。 一つは、膵臓の働きが“弱って”インスリンの分泌量が減った場合。分泌されるインスリンの量が少なくなってしまうので血糖値が下がりにくくなる。 もう一つは、インスリンが作用する“様々な細胞の方がおかしくなった”場合。インスリンが分泌されても、受け取る方がおかしくなっているので、結果的に血糖値は下がりにくくなる。さらに、この場合血糖値を下げようとインスリンを出しまくるので、むしろ血中インスリン濃度は高くなる(高インスリン血症orインスリン抵抗性)。GLUT4の機能がおかしくなる場合は、こっちに分類されるんじゃないかな。 インスリンが細胞に作用しても、GLUT4がちゃんとトランスロケーションされなかったり、正常なGLUT4が作られてないと血糖値を下げることができないので。 質問者の1.2の分類は不完全かなと思います。 インスリンの分泌量が少ないというのは、上記の理由から1型糖尿病にも2型にも見られることだから。 むしろ、1型糖尿病患者は“全く”分泌されないと考えてもいいかも。 でも、例外の人がいるから、絶対と言えないのがこの世界。