- ベストアンサー
年齢を考慮しないIQテストのことで
HPで行うIQテストは、年齢を問わないで結果を出している場合が多いと思います。ということは絶対評価といえないこともないと思います。 年齢を考慮しないIQテストを10歳から90歳の人に課して統計を取ったら、やはり高齢の人よりは若い人の方が高いIQが出てくるでしょうか? また年齢を問わないIQテストを同じ人が10歳から90歳まで月に一回くらいのペースで受けるとすると、IQが低下してくるのは何歳くらいからになるでしょうか? 厳密なことでなくて結構ですので、想像のつく方がいましたら教えて下さい。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
知能は専門ではないのですが,とりあえず手持ちの資料を調べてみました. 「一般に知的能力は青年期でピークを迎え,それ以降は下がる一方」と考えられてきましたが,これは「知的能力」いわゆる知能をどう捉えているかの定義によって必ずしも,そう単純なものではないことが知能研究の間では常識となっています. それまでの知能とは「記憶の能力や空間的な能力」簡単に言えば,知能検査で測定される知能のことを指していました. しかし,知能検査で測定されない(測定が非常に難しい)知能というものが厳然としてあり,これは実務場面で活用される知能のことです.知能研究者のキャッテルとホーンは,知能を「流動性的知能」と「結晶的知能」の二つに分けました. ・流動性知能:基礎的な情報処理能力としての知能 例)単純な記憶,問題解決,概念形成,複雑な関係性の知覚,瞬発力が求められる学習,コンピュータのプログラミング → 乱暴に言えば,既存の知能検査が特に測定している知能 ・結晶性知能:文化的知識としての知能 例)語彙,算術能力,社会的規範の理解,文化遺産の能力,政治的判断力,対人関係能力 このように知能には種類があり,このような区分をすれば,確かに流動性知能,つまり,一般に知能検査で測定される知能は青年期から徐々に低下していきます. 流動性知能は,青年期まで急激に上昇し,青年期をピークとし,その後緩やかに低下します.(その意味で,質問の「若い」といっても,何歳頃の若い人を指すのかによって異なると思います) 一方の結晶性知能については,同様に青年期まで急激に上昇します.その後は大きく異なり,こちらの知能の場合は,【低下しない★】といわれています.寧ろ,後者の知能は,いわゆる「経験がものをいう」知能なので,もしかすると青年期よりも上がっているかもしれません(これは自信なし). 現在では,知能を一つの指標で,つまりは一次元の物差しで測定するということは一般的ではありません.確かにビネ式知能検査は,一つのIQが算出されますが,検査者はこのたった一つのIQだけで単純に診断することの危険性を熟知しており,「○○を診断するにおいて」という条件付きで使用しています. いまでは知能は複数の下位種類があり,総合的な・一般的な知能を論じる場合には複数の観点から知能を捉える必要があるとして,知能多次元・構造説が圧倒的優勢 となっています.今回は比較的わかりやすい,二次元説を紹介しましたが,現在ではより洗練された理論が検証されています
その他の回答 (4)
- gimpei
- ベストアンサー率33% (262/782)
質問の意味はIQテストは 精神年齢÷生活年齢×100で算出されるから、 生活年齢つまり実際の年齢を入力しないテストは 本来の評価を得られないのではないかということで あるかと思います。 知能の指数化はスタンフォード・ビネー式という 検査方法で初めて使われてますが、これは主に 子供の心理的発達段階の指標であって、成年に 適用するものではありません。成年以上の場合 おそらくは頭脳の使い方にかなり多様性があって 一元的な評価は難しいでしょうし、加齢による 計算能力の低下などは、全く別のテストを考案 するか、もしくは同じテストならそれぞれの 年齢層の標準的な点数を統計的に算出して、 その標準偏差から求めるということになるかと 思います。 web上にあるのは、まぁお遊びに近いでしょう。 ソースネクストのは、どこかで見たことあるなぁと 思ってましたが、元々は参考URLのものですね。 こちらの方が軽いです。
- 参考URL:
- http://www.gks.co.jp/t1/
お礼
回答有難うございます。
>年齢を考慮しないIQテストを10歳から90歳の人に課して統計を取ったら、やはり高齢の人よりは若い人の方が高いIQが出てくるでしょうか? その通りと思います。 同一環境、同一条件であることが前提となっていると思います。IQテストで反応速度を試験するものもあります。これに対しては、高齢者は不利です。一般的には、論理的能力は30歳、記憶能力は20歳を過ぎると徐々に落ちると思いました。ただ、一概に言えないようです。 なお、IQ130を越えると天才とされます。 私事ですが、私がまだ小学生の頃、親が心理学関係の事をしていて、このIQテストを持っていました。この資料は極秘扱いであったのですが、面白半分でよく見ていました。その結果があって、高いIQを取ったのですが、あの時は、類似したテストであっても、IQ130取れなかった悲しさと、あと少しで高いIQになれたうれしさの狭間で複雑な気分でした。なお、私の学力は、当時普通ぐらいであって、決して天才ではありません。
お礼
回答有難うございます。
- DoubleJJ
- ベストアンサー率34% (127/367)
私も実際IQテストをやってみたことがあるのですが、中学受験を思い出させるような問題がいくつか散見されました。 私見ですが、年齢に関係なく、中学受験を経験したことのある人間はIQ測定テストにおいて有利になるのではないかと思います。Xや2次方程式を使わずに問題を解くという感覚がどこかIQテストのパズル感覚に通じていると思うのです。
お礼
回答有難うございます。 私も既存のIQテストはコツをつかむと有利になり得るものだと思っています。
- furuichi9
- ベストアンサー率26% (80/303)
>年齢を考慮しないIQテストを10歳から90歳の人に課して統計を取ったら、>やはり高齢の人よりは若い人の方が高いIQが出てくるでしょうか? 漢字や言葉使いで低年齢を引き離すテストでしたらそうなるんじゃ。 直感的な図形や図形配列ならそうとも言い切れませんが。 >年齢を問わないIQテストを同じ人が10歳から90歳まで月に一回~~ 50代位ですかね、問題の量や質にもよりますが。 図形、算式には弱くなると思います。 ソースネクストでやってるやつ面白いですよ、あのテスト。
お礼
回答有難うございます。
お礼
ご丁寧な回答有難うございます。 「40の手習い」という言葉がありますが、流動性知能が関係してくるケースが多いと捉えるなら、その言葉にはそれなりに信憑性があるということでしょうか。 またエンジニアとしての設計能力・問題解決能力なども、結晶性知能よりは流動性知能が関わってくる割合が大きいということでしょうか。