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砂防ダムについて

どのカテゴリで質問すればいいのか迷いましたが、ここにしてみます。 砂防ダムは満砂になるとその効果はどうなるのでしょう?もう土砂を止められなくなるから無用の長物になってしまう気がするのですが。

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  • tanigawa9
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回答No.2

 砂防ダムは満砂になれば当然、上端より土砂があふれ出します。その土砂は砂防ダムの基礎部をより深く浸食します。よって、最終的には崩壊に至ります。それを防止するために副ダムを砂防ダムの下に造ります。土砂をくい止めるための砂防ダムは、ほとんどが工事が目的であって、その為に使われる税金の一部は、与党政治家に環流する仕組みです。無用な公共工事の最たるものと言っていいでしょう。浚渫は、建設場所が山間の狭窄地が多いので、行うにはコストがかかりすぎるのです。下流に建設した大きなダムの寿命を延ばすために、砂防ダムは造られるのですが、ほんとうにその目的を達成しようとするならば、ダム流れ込みからダム下まで河川のバイパスを設け、増水時の濁りや土砂を、ダムに流れ込まないように工夫する方がずっと理にかなっているのです。 おっしゃるとおり、無用の長物になった砂防ダムで、日本の河川は埋め尽くされてしまいました。鮭や鱒たちは海との往来を阻まれ、産卵床を奪われて種存亡の危機に陥っています。さらに本来海まで到達すべき土砂が止められて、下流域の河床の低下と砂浜の消失が現実のものになっています。 先の方の回答では語り尽くせない、根の深い問題が内在しているのだと、ご理解ください。ただし雲仙普賢岳のような、火山活動で失われた植生を回復させるまで、土石流を防止する目的の場合は、例外だと思います。

doctorlove
質問者

補足

ありがとうございます。やはり効果はなくなるのでしょうか。 ところで >下流に建設した大きなダムの寿命を延ばすために、砂防ダムは造られるのですが この大きなダムは治水ダムのことをさしているのでしょうか?

その他の回答 (3)

  • nozomi500
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回答No.4

「治水」だけが目的であれば、ダムの水は「からっぽ」にしておいて、洪水の時だけ水をためることになります。 「利水」が目的であれば、つねに「満水」にして、必要な時に水を流すことになります。 こういう相反するものを「複合」させようという発想だから「ある程度」の水をためることになりますね。 一般的には、砂防ダムによって水の流れが「段々」になると、水の流れが遅くなって、川底の浸食(砂防ダムが作られるのは上流ですから、侵食される場所)が減ります。満砂になって「堆積ゼロ」になっていても、本来であれば「侵食」されるようなところが「ゼロ」になるだけでも、相対的に「プラス」だとはいえるのではないかと思います。 (下のダムに砂は堆積しますが)

  • tanigawa9
  • ベストアンサー率35% (61/171)
回答No.3

#2の補足です 純粋な治水ダムというのはあまり多く存在しません。ほとんどは(発電・農業用・水道用・治水)などを目的とした多目的ダムとよばれるものです。 #1の方の参考URLを拝見しましたが、あのイラストにあるような砂防ダムに一旦溜まった土砂がゆっくりと排砂されて元に戻るなどと言うことはあり得ません。排砂のための穴は、作られてはいますが、穴よりも小さい岩石であっても、流木などを伴った架橋現象によって、その機能は早晩失われ塞がってしまうものです。

doctorlove
質問者

補足

あのURLの砂防ダムはスリットのようにみうけられましたが。 不透過型では早晩つまってしまいそうですね。

noname#7445
noname#7445
回答No.1

こんばんは。 堆積しても排出する能力がある程度あれば↓の感じに土砂は流されますが、 能力が悪いときは重機にて掘削・しゅんせつをして強制的に土砂を取り除く 工事をし、砂防ダムが再びうまく機能するよう施すでしょう。

参考URL:
http://www.pref.miyazaki.jp/doboku/sabou/sabo/sub4.htm
doctorlove
質問者

お礼

わかりやすい参考HPありがとうございます。

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