• 締切済み

再生医療

私は2年半前に脳幹出血で倒れた兵庫県赤穂市に住む48歳の男性です。毎日、リハビ リに励んで降りますが左半身麻痺の状態で一向に良くなりません。最近、 ES細胞から大脳前駆細胞の分化誘導 に成功という記事がありましたが、このことは脳幹にも応用できるのでしょうか。それとも脳幹はまったく別の細胞に分化させなければ使い物にならないのでしょうか。素人の浅知恵しか持ち合わせておりませんが、どなたかお答えくださいませ。 お教え頂ければ幸いで。お忙しい中、失礼とは存じますが、よろしくお願い致します。

みんなの回答

  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.1

専門家ではないのでちょっと間違えているかもしれませんが、ES細胞は別名万能細胞とも呼ばれていまして、これは大脳新皮質を始め臓器や骨、皮ふなどありとあらゆる全ての細胞になることができます。ですから、理屈の上ではES細胞から脳幹の細胞を作ることも可能です。 では紹介の記事の研究はというと、実験に成功した大脳新皮質というのは最も進化した脳の部分で、この細胞を作るのが最も難しかったんだそうです。ですから、直接の応用というのはきかないと思いますが、難易度からすれば脳幹の細胞を作るほうが(相対的な問題で)簡単だということになると思います。 脳幹は別名大脳古皮質ともいわれ、脳でも最も原始的な脳になります。トカゲや魚の脳はほとんど脳幹が占めています。脳科学研究は科学界でいま最もホットな分野で、世界中のどの大学でも最も優秀な研究者は脳に関わる研究をしていますし、世界中どの医科大学でも最も優秀な学生は脳外科に進むそうです。日本でもノーベル賞を受賞した利根川進博士が有名です。利根川先生によると、脳科学分野はいま「科学界のゴールドラッシュ」にあるそうです。毎日のように新たな発見と研究がされているそうです。 しかし、再生医療にはある壁が立ちはだかっています。それは、再生医療というのはクローン研究と同義であるということです。臓器や細胞を再生できるなら、人間全体を再生することも可能です。 しかしご存知の通り、人間でクローンを作ることは倫理的また宗教的にタブー視されています。この研究で最も世界をリードする立場にあるアメリカではクリントン元大統領がヒトクローン研究を禁止してしまいました。クリントン氏よりもっと保守派で科学的知識が皆無のミスターブッシュがそんなものを認めるわけもなく。そんなわけで再生医療は人工皮ふとかそういうものはちょいちょい進んでいますが、もっと複雑な臓器(脳も臓器のひとつです)の再生という分野では研究室レベルでは進んでも、もっと大規模な実験は行えない、というのが現実のようです。 私個人はクローン技術によって質問者さんを始めとした多くの病気や後遺症などに苦しむ人たちが助かるのですから肯定派なのですが、世間の多くは「もしヒトラーのクローンを作る奴がでてきたらどうするのか」という見当違いの批判をしています。

sou1203
質問者

お礼

ありがとうございました。希望を持って生きていきます。

関連するQ&A