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「お手数をお掛けして申し訳ありません」、この表現は何故正しい?

「お手数をお掛けして申し訳ありません」、従来この表現を何も考えずに使っていました。WEB上で検索しても、よく使われていることが窺われます。 ところがある時、次の疑問が生じて以来、この表現が使えなくなってしまいました。結論としては通用している表現なのだろうと思うものの、何故?と自問すると自答できません。 手数を掛けたのは相手方であって、その原因をつくったのが私です。原因を作ったことを詫びるのですから、正しくは「お手数を掛けさせて申し訳ありません」、こう述べるべきなのではありませんか。 この考えの適否、並びに「お手数をお掛けして申し訳ありません」が正しい場合、その理由が文法上からも正しいのか、文法には外れているが慣習として正しいのか、解説を希望します。 よろしくお願いします(よく知られた疑問で、何処かで論じられていはしまいかと危惧しながら)。

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  • kine-ore
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回答No.6

「「手間をかける」というと、自分がいろいろな手段や時間を費やす意になるが、「手数をかける」というと、他人に骨折りをしてもらう意となる」(「使い方の分かる類語例解辞典」小学館) 迷惑(名・形動)向けられた行為によって不快になり、不利益を受けたりすること。「ご迷惑をおかけして申しわけありませんでした」(「同上」)

sono-higurashi
質問者

お礼

「掛ける、掛けさせる」の問題ではなく「手間」、「手数」、「迷惑」、こちらの語の定義の問題だという訳ですね。 >>「手間をかける」というと、自分がいろいろな手段や時間を費やす意になる これはよいとして、 >>「手数をかける」というと、他人に骨折りをしてもらう意となる こちらは、そうとばかりは肯きにくいです。しかし、著作者の主張は分かりました。この件では、私は著作者と見解を異にしそうです。 また、今回の直接の質問である「迷惑」について、 >>「ご迷惑をおかけして申しわけありませんでした」 が自然であるとの主張も分かりました。私自身も、はてな?と思う以前は普通につかっていたので、おかしいとまでは言いません。しかし、はてな?と引っかかる事自体が程度はともかく違和感を覚えている証左です。標準語であることが判りました。 学者の一つの見解が紹介されたのは有意義でした。有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

sono-higurashi
質問者

補足

締め切るに当たって、皆様へ。 これはお礼の欄に記した後に書いています。その後、少し考えたところ引っ掛かりを感ずる理由が判りました。 「迷惑をかける」を漢字で書く場合、「迷惑を掛ける」と書くようですが、この漢字「掛ける」に対して無意識の抵抗感があるのだと思います。 真偽は承知しませんが、「迷惑をかける」の「かける」は「(誤って相手に)水をかける」、「(咳をしてしまって)唾をかける」の「かける」と共通しているのだと思います。こう捉えると「迷惑をかける」という表現自体には不自然さはありません。 一方、「掛ける」は世間基準に合致しているか否かは別にして、私にとっては「壁に時計を掛ける」、「絵画を掛ける」という具合に「吊るす」というイメージと密着しているのだと思います。「迷惑」が、こちらの「掛ける」と結びつくと違和感が生じるのだと思います。 つまり、「迷惑」というものを「水」や「唾」と同様に「こちらから相手に飛ばした」と受け取ると、「迷惑をかける」は自然な表現になるし、「時計」や「絵画」と同様に「掛ける」と結びついてしまうと違和感が生じるのだと思います。 1 世間基準に従って、「迷惑をかけた」、「迷惑を掛けた」をどんどん使う。 2 「かける」と読める漢字は20~30ある。「掛ける」よりびったりするものが見つかれば自己流の漢字を当てる。 3 別の表現を用いて「迷惑を」は使わない。 以上、私は模範的な国語を用いたいと念じている人間ではないので、よく考えて納得できる方法をとればよいことが分かりました。 みなさん、ありがとうございました。

その他の回答 (5)

noname#80753
noname#80753
回答No.5

たしかに、同じ理由で私も「お手数ではございましょうが」とか「お手数(手間)をとらせまして」は使いますけれど「お手数をおかけして」は使いません。 「かけさせる」と言う表現が使いにくいのも確かです。 「“させる”とはなんだ!」という人も居そうなので

sono-higurashi
質問者

お礼

私固有の異常感覚なのかなと思っていましたが、同感覚の方が居られるのが判って嬉しいです。 「お手数ではございましょうが」とか「お手数(手間)をとらせまして」は私も何の抵抗もなく使えます。「掛けて」、「掛けさせて」が使い難ければ「とらせて」などによって避ける工夫があるのは、よいヒントになりました。 こうした立場からのご発言もあるのが判りましたので、もう暫く締め切らずにおくことにします。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

  • ahkrkr
  • ベストアンサー率35% (109/310)
回答No.4

私がお願いしたことで、あなたにお手数のかかる仕事をさせたことになり申し訳ありません。という意味なら「お手数を掛けさせて申し訳ありません」で良いという気がしますね。多分それが「手数」の本来の意味なのでしょう。 しかし現在では No.3 さんがおっしゃっているように、「手数をかける」は「迷惑をかける」と同じ意味で使われていますので「お手数をお掛けして申し訳ありません」で問題ないと思います。

sono-higurashi
質問者

お礼

裏づけのない単なる想像ですが、そもそもは「お手数を掛けさせて」であったものが慣用化した結果、文法から外れて「お手数をお掛けして」に変化し、これが完全に定着したので文法上も正しいということになったのだと思います。 結語として便利なので再び迷わず使おうと思います。ご回答、有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。 ご回答の準備をされている方があってはいけないので、19時30分までは締め切らずにおきます。それ以降は当方の都合次第で締め切ります。

  • izumi044
  • ベストアンサー率36% (1333/3622)
回答No.3

こんにちは。 「お手間をお掛けする」ことに対して「申し訳ありません」 と言っているので、間違ってはいないと思います。 言い方を変えてみます。 ・迷惑をかける  ※迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。 ・迷惑をかけさせる  ※迷惑をおかけさせてしまい、申し訳ありません。 迷惑は「かける」ものであって「かけさせる」ものではないですよね。 「迷惑をかけた行為」に対して「申し訳ない」と謝罪するという流れが自然だと思います。 それから。 なかなかいいサイトが見つからなかったのですが ~させる(使役) http://www014.upp.so-net.ne.jp/nbunka/11ga.htm こちらも読まれてみてはいかがでしょうか。

sono-higurashi
質問者

お礼

ご回答、有り難うございます。お蔭様で問題の在り処が、はっきりしました。 私の言語感覚では「迷惑」と「手数」、「手間」では微妙になのか、はっきりとなのかは判りませんが違いがあります(多分、はっきり)。 「迷惑をかけた」といったとき、迷惑による負担を負ったのは相手であって私ではありません。私が迷惑したときに「迷惑をかけた」とは決して言いません。これに対して、「手数をかけた」は私自身が手数を掛けたときの用法であって、相手に手数を掛けさせたときには使い難いです。 つまり、「手数を掛けた」が「迷惑を掛けた」と全く同様の用法であるとの言語感覚であれば違和感がないし、相手に手数を掛けさせたときに「手数を掛けた」と表現し難い感覚の場合は違和感が残るということらしいです。このことに気付きました。そしてまた、前者が日本人の感覚らしいことも判りました。 嘗ては抵抗なく使っていたのに、この一年は迷いが生じて避けていました。結語として、なかなか便利なので再び使おうと思います。 お手数をお掛けしまして、済みませんでした。またの機会にもよろしくお願いします。 ご回答の準備をされている方があってはいけないので、19時までは締め切らずにおきます。それ以降は当方の都合次第で締め切ります。

回答No.2

no1です。 訂正 ×手間をかけたのは、「相手」です。 ○手間をとってくれたのは、「相手」です。

sono-higurashi
質問者

補足

ANo.1の補足欄は、こう読み替えた上で記しました。

回答No.1

「お手数をおかけして申し訳ありません。」これを本来通り正しく言えば答えが見えてくるように思えます。 「お手数をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。」 なお、 手間をおかけしたのは「あなた」です。 手間をかけたのは、「相手」です。 http://www.fujistaff.com/skill/manner/keigo/04.html 参考にしてください。

sono-higurashi
質問者

補足

私の読解力によれば、ご紹介のサイトは「申し訳ありません」について論じていて、これの多用を戒めているのだとみます。 私の質問は「掛けて」と「掛けさせて」にあります。「申し訳ありません」の使い方には私見が確立しているので疑問をもっていません。