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手話コーラスについて
3年前から、小学校の授業とクラブで、手話コーラスの指導をしています。 はじめは、自分も全くの素人だったので、クラブの子ども達と一緒に、テキストと首っ引きで練習しました。 そのころ、手話コーラスは聴覚障害の方も健聴者も、ともに楽しめる、とっても素敵なものだと思っていたのですが、昨年、私の指導したクラスが、聴覚障害の方を招いて、手話コーラスを披露したところ、喜んでいただけませんでした。 また、いろいろ勉強を進めるうち、あるホームページで「手話コーラスは健聴者の自己満足の手段に過ぎない」という文章にもぶつかりました。 音楽の学習の中で手話コーラスをすることは、歌詞の意味を深く考えることや、表情を豊かにしようと心がけることなど、利点はたくさんあるので、これからも続けていくつもりではいますが・・・ 手話コーラスを楽しむ聴覚障害の方というのは、いらっしゃらないのでしょうか。 たしかに、手話で歌詞やリズムはわかっても、音程は伝わりません。 手話コーラスは健聴者だけのためのものでしょうか。 みなさんのご意見をお待ちしています。
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手話コーラスでドリカムの 「LOVE LOVE LOVE」を聞きました(&見ました)。5~6人の女性グループでなかなか上手かったですよ。で、そのうち3人が聾者でした。聾者と健聴者とのコンビも抜群でとてもいいコーラスでしたよ。確かに音程を伝えるっていうのは、難しいですよね。健聴者の2,3倍の努力をして、尚且つリズムを合わせてとなるとかなりの訓練が必要かと思います。 でも、練習風景も楽しそうだし、聾者たちもとても楽しんでいましたよ。 決して手話コーラスは健聴者だけのものでは無いと思います。
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- pokuda
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ほとんどの手話コーラスは健聴者の満足に過ぎないと思います。歌詞を直訳しただけでは、手話の良さも、元歌の良さも伝わるはずがありません。英語の歌が直訳で歌われることがないように、何か工夫が必要なんです。(直訳ロックをコメディソングとして歌って有名になった人はいましたが。) 工夫する必要があります。工夫している人はいます。東京を中心に活躍している「きいろぐみ」は参考になります。手話でもこんなに素晴らしい歌があるんだと気がつかされます。 もっとも、聴覚障害者も人により問答無用で歌に嫌悪感を持つ人もいます。それは性格だからしょうがないような気がします。逆にカラオケが大好きだという聾者もいます。全ての手話コーラスがひどいわけではありませんけど、万人に受け入れられるものでもないでしょう。そのあたりはわかっていないとつらくなると思います。 さて、一つアドバイスするとしたら、音楽を流さず、歌わず、聴かずに、手話だけで表現して、本当に自分が面白いと思うか試してみてはいかがでしょうか? だって、聴覚障害者はそうやってあなたの手話コーラスを受け取るのですから。自分自身で納得がいくように色々試してみるのはいいことだと思いますよ。 この分野はまだ未開の地です。素晴らしい手話コーラスをあみだすことを期待しています。
お礼
手話コーラスのテキストを見ると、同じ歌でもさまざまな手話表現があり、子ども達には「外国の歌を日本語に訳す時に、訳者によっていろんな歌詞になるのと同じだよ」と説明します。こういうことなんですね。 最近見つけた本に、歌詞を手話に置き換えるのでなく、はじめから、手話の美しさから詩を作る「手話ソング」というのがあると書いてありました。 今度はそういう勉強もしてみようと思います。 ありがとうございました。
- hokkainabe
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聴覚の障害の程度にもよりますが、 「少しは聴こえる」「昔は健聴者だった」 という場合は楽しめる場合もあるかと思いますが、 「音を聴いたことがない」という場合はちょっと問題があります。 あなたが自分の知らない歌を「歌詞だけを見せられた」としたら 楽しめるでしょうか? 詩の内容が美しければ、それに感動してくれる人もいるかもしれません。 退屈な内容なら嬉しくないかもしれません。 私も昔、手話を学んでいた頃にこの疑問を持ちました。 「わたぼうしコンサート」という障害を持つ人たちと一緒に 手話で歌うコンサートですが、表情はみんな楽しそうでした。 でも「お祭りの一環として楽しんでいただけ」なのかもしれません。 今でも疑問を感じています。 障害者の人たちに直接質問をしてみてはいかがでしょう? 手話を学ぶ手段として手話コーラスには賛成です。
お礼
ありがとうございます。 「静かなる夜のほとりで」というコミックで、聴覚障害のある主人公が「卒業写真」を手話で歌う場面があって、「耳が聞こえなくても手話で歌が楽しめるんだ」と思い込んでしまったのが、ちょっとまずかったですね。 たしかに、歌詞だけでは歌ではありませんものね。
お礼
聾の方も楽しんでおられたというお話、とてもうれしいです。 たしかに、とても難しいだろうなというのは、想像できます。 先日、子ども達と、声を出さずに手話コーラスをやってみました。 みんなでそろえるのがむずかしかったけど、お互いをよく見ながら、一生懸命あわせたら、一曲終わった時に、誰からともなく、拍手が起こりました。 どんなことにも賛成の人と反対の人がいる、楽しめる人も楽しめない人も両方いて当然ということですよね。 これからも、手話コーラスは続けていこうと思います。 3人の方の回答、どうもありがとうございました。