- ベストアンサー
最近気になった言葉「~機関」
先ほどNHKのニュースを聞いていたところ、国連のWHO(World Health Organization)の日本語呼称としてアナウンサーは「世界保健機関」と言っておりました。 私の記憶では昔は「世界保健機構」と称していたと思っています。 しかし、ILO(International Labor Organization)は昔から「国際労働機関」と称していたと思っています。 「世界保健機構」を「世界保健機関」にした経緯についてご存知の方はいらっしゃいますか? Organization の邦訳が「機関」であったり「機構」であったり、どういうことか不思議に思っていましたが、いつの間にか「機関」に統一されたのでしょうか?誰がそのように提唱したとかの情報に興味があります。
- みんなの回答 (31)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
国際機関とは(下のURLウィキペディアより抜粋) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 国際機関(こくさいきかん、international organization)とは、構成員を国家として常設の事務局を有する実体があるもの。および、条約によって設立されている組織である[1]。日本語では、国際機関の他に国際組織、国際機構と訳される場合がある。国際機関は法令用語であり、国際組織(関東の大学で主に使われる[要出典])、国際機構(関西の大学で主に使われる[要出典])は学問上の用語である。この3つの用語の意味は全く同じである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 国際機関 ウィキペディア記事 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%A9%9F%E9%96%A2 上の記事によれば「国際機関とは法令用語である」とのことです。 多くの国際機関のうち、本物のチャンとした機関(organization)は「機関」になっているようです。 昔「機構」と呼んでいたものも、「機関」に変ったものが多いように思います。 よく知りませんが「国際機関とは法令用語である」にヒントがあるように思います。 一方、日本の天下り法人には「ナントカ機構」が多いですね。英語名はorganization なのに。 2番さんの機関銃に加えて「天皇機関説」。 美濃部亮キッツアンの親父様は、これを唱え、これでやられました。 理論は立派だったと思いますが、「天皇陛下が機関車と一緒か」とバッシングを受けました(^-^ 。 いろいろ、皮肉を書いてしまいました。平にご容赦を m(_ _)m 。
その他の回答 (30)
- shinsho4
- ベストアンサー率50% (80/157)
>発言したのは議員とか大臣とかですが、全ての人がが必ずしも正しい >言葉を使ったとは言えないですね。役人の発言なら間違いない? この補足のご真意はどこにあるのかわかりかねますが、各発言者はほとんどがWHO(World Health Organization)のつもりで、「世界保健機構」と言ったり「世界保健機関」と言ったりしています(私は全発言について、一応ですが目を通しています)。 発言者は、議員も大臣も役人もその他の人もいます。 国会議員の国語力については昔からとやかく言われていますが、普通名詞のつもりで「世界保健機関」とか「世界保健機構」とか言う人はさすがにいませんでした(^-^)。 正しい言葉? それぞれの発言した時期において、「世界保健機構」が正しいのか「世界保健機関」が正しいのか、それは誰にもわからんでしょう、訳語ですから。 発言者はそれぞれWHO(World Health Organization)のつもりで、「世界保健機構」と言ったり「世界保健機関」と言ったりしているのです。 昭和の一時期の圧倒的な「世界保健機構」の多さを見てください。 これが間違いであるとおっしゃる方はチェックしていただいて、「これこれこういうことで、この世界保健機構(または機関)は、WHOのつもりの発言ではない」ということを挙げていただき、「世界保健機関のほうがこの通り多い」と表にして見せていただきたいと思います。 国会で発言している大臣、議員、役人、識者らの多くが、WHOを「世界保健機構」と呼んでいた時期があったのは厳然たる事実です。 これは当時のマスコミもそのようであったと類推するのが常識でしょう。 7番の以下の読売の記事が誤記かどうか私は確認しておりません。 まあ、仮に誤記であったとしても、現在の書き手に間違えさせるくらい「世界保健機構」という名前が、以前通用していたということでしょうな(^-^)。 >読売オンライン記事 世界保健機構WHOとは
- nira_kana
- ベストアンサー率43% (10/23)
> 「国会発言回数」のデータ、中々面白いですね。 > 発言したのは議員とか大臣とかですが、全ての人がが必ずしも正しい言 > 葉を使ったとは言えないですね。役人の発言なら間違いない? 確かに興味深い部分はありますね。まあ、国語の学業成績が常に5だった人ばかりを候補者に揃えれば政権が獲れるわけでないということが、これで解る・・・かな? (笑) もっとも、それが World Health Organization という固有名詞の訳語たる「世界保健機関」の言い間違えだったのか、「保健衛生の増進を目的とする世界的な組織」という意味の普通名詞として使用したのかは個々の発言の中身を見なければ分からないので、これだけでは単なる数字の羅列に過ぎませんね。 例えば「国際通貨機構」という言葉、国会会議録の中で検索するとこれが9件ほどヒットすると思いますが、発言者の中には “経済の福田”と呼ばれた?故福田赳夫氏や、中曽根康弘氏、故田中角栄氏という錚々たるメンバーが名を連ねています。では、この方達がIMF(固有名詞)の意味で「国際通貨機構」と言っているのかと言えば、そうではなく、「世界の通貨・為替を安定させるための組織」という普通名詞の意であったり「IMF体制」を指していたりするわけです。特に故藤田進さんの下記反対討論では、 そのことがはっきり分かります。 「しかし、このたびの国際通貨基金の増資は、基本的には、現在国際経済が当面する最も重大な問題であるところの国際通貨機構問題の一環であるということを銘記する必要があるのであります」 (昭和40年8月11日 参議院予算委員会) > 》 mike_g さん以外にも記憶違いをしている人は大勢いると思います。 > > それは仰るとおりだと思います。 勘違いとは実に厄介な代物で、一旦陥ると容易に頭の切り替えが利きません。特に国際機関の名称は「○○○機構」、「○○○機関」が各々多数存在して非常に紛らわしい上に、「機関」と「機構」が読みも意味も極めて近いため、報道機関でさえよく間違えます。それを見聞きした誰かが後日「ええと、確かこうだったよね」と隣人に問うと、「言われてみるとそうだったかも‥ うん、きっとそうだ」と、大した根拠もなく彼が応じ、誤解の輪がどんどん広がって行く‥。 で、ある日たまたま正規の表現に遭遇すると、「えっ!?・・・」 いかにもありそうな話です。まあ、国際機関の名前なんて庶民にとってはニュースでお目にかかるくらいで日頃はとんと無縁ですし、無理もないと思いますが‥。 【余談】 どなたかの回答にあった読売新聞ニュースクリップの用語解説ですが、記事ソースが2003年とやや古いので、もしやその当時は「世界保健機構」だった可能性があるのでは‥? と思い、昨日問い合せてみました。でも、残念ながら読売読者センターから来たメールの返事は「『世界保健機関』の誤記でした」という悲しいものでした (笑)
- shinsho4
- ベストアンサー率50% (80/157)
>私の記憶では昔は「世界保健機構」と称していたと思っています。 4、7番です。質問者さんと同様私もそのように思っています。 「世界保健機構」と呼ばれていた頃は、私も今のように耄碌はしておらず、比較的しっかりしていましたので、それを確かめたいと思い、8番さんご紹介の「国会会議録検索システム」で調べてみました。 【世界保健機構VS世界保健機関 国会発言回数】 区分 昭20年代 昭30年代 昭40年代 昭50年代 機構 7 16 58 46 機関 32 10 17 16 区分 昭60~平6 平7~16 平16~20 機構 36 51 30 機関 42 100 55 以上の通り、昭和26年の国会議決当時は圧倒的に「機関」ですね。そりゃそうです。政府が「機関」と訳しているわけですから当たり前。 その後すぐに「機構」の方が多くなっています。この傾向は昭和50年代まで続き、平成の御世になってからは「機関」ですね。 以上は国会審議での発言回数です。 私たちは普段国会の会議録なんか見ません。 機構・機関の日本語名を知るのは、ほとんどマスコミ報道を通じてでしょう。 戦後のマスコミは反権力志向が強かったと思います。国会の会議録に拘束されずに勝手にやっていたでしょうね。 organizationは、機構と機関のどちらがいいかと考えて、機構と書いた可能性が強いと思います。 当時、「機関」の英語は何だと聞かれれば、エンジンを思い浮かべる人が多かったと思います(^-^ 。 昭和の御世のマスコミ報道件数の比較は出来ませんが、国会の議事録よりは「機構」が多かったかも知れません。 平成になってからの逆転は、チョッと調べてみたいと思います(あんまりアテにしないで下さい(^-^)。
- nira_kana
- ベストアンサー率43% (10/23)
> 他の方の発言にもあるように、私だけの「記憶違い」でもなさそうで > す。 おっしゃる通り、mike_g さん以外にも記憶違いをしている人は大勢いると思います。 > 他局はともかく、NHKも「“機構” という表現を使用した」ことがあ > ると私は思います。なぜなら、民放よりNHKラジオに「昔」から親し > んでいる私が今回「あれ?」と思ったからです。 私もすべてのニュース報道を漏らさずチェックした上でお話ししているわけではでないので敢えて「一度もないと思われます」と言いましたが、「一度も使ったことはないはずです」と言うべきでしたね。 法律・行政上既に公式名が決まっている国際機関の名称について、NHKが独自解釈に基づいて表記を変えることは考えられません。もし報道機関が誤記・誤読以外で「世界保健 “機構”」と伝えた事実があるとすれば、それはWHOの発足前後から日本がWHOに加入するまでの数年間に限られるでしょう。確認はしていませんが、その段階では政府による呼称も「機関」と「機構」の間で揺れていた可能性がないとは言えません。両者は意味的にはほとんど同義語ですからね。 > 共産党議員砂間一良氏の議事録にだけ伏字が多数あることの方に興味が > 沸いています。 スターリンの “きわめて適切な” 国連批判の受売り部分とか、随分消されてますね (笑) でも大体想像はつくんじゃありませんか。ちなみに昭和28年2月末の衆院予算委における吉田総理大臣の有名な「バ××ロー発言」も、もちろん線引きされています ( ^^ ↓ 衆議院会議録情報 第015回国会 予算委員会 第31号 http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/015/0514/01502280514031c.html > ひょっとしたら、後年に伏字にしたり、「機構」を「機関」に一括変換 > したのではないかと思ったりしています。 それをやったら最早会議録とは言えませんよ (笑) ちなみに他の会議で議員さんが「世界保健 “機構”」と言い間違ったものも、直しは行わずそのまま掲載されています。国会の会議録はそんな好い加減なものではありません。 国会議事録検索システムのトップから「簡単検索」または「詳細検索」で検索すると、この議事録を掲載した官報のスキャン画像(TIF形式)を見ることが出来ます。まあ百聞は一見に如かずということで、ご自分の目で確かめてみてください。 http://kokkai.ndl.go.jp/ なお、議事録の伏字部分は、当然官報でも読むことはできません ( ^^
補足
》 mike_g さん以外にも記憶違いをしている人は大勢いると思います。 それは仰るとおりだと思います。 「国会会議録検索システム」( http://kokkai.ndl.go.jp/ )の[簡単検索]画面で[開会日付]を「昭和1年1月1日」から「平成20年11月28日」、[検索語]を「世界保険機構」で検索してみたところ、244件の「議録」(昭和24年04月27日~平成20年11月05日)が表示されたことを申し添えておきます。
- shinsho4
- ベストアンサー率50% (80/157)
>私の記憶では昔は「世界保健機構」と称していたと思っています。 4番です。私もそのように思っています。 下のウィキペディアには次のように書いています。 「かつては、世界保健機構(せかいほけんきこう)の名称で親しまれていた。現在では、世界保健機関が正式名称。」 Wikipedia 日本語 - フリー百科事典 http://www.babylon.com/definition/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%A9%9F%E6%A7%8B/Japanese 「世界保健機構」という呼び方の方が優勢であった時代があったことは確かだと思います。 私は本質問を見るまでテッキリ「世界保健機構」だと思っていました。 今でも「世界保健機構」と呼んでいるところがあります。 ↓ 読売オンライン記事 世界保健機構WHOとは http://plus.yomiuri.co.jp/article/words/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%A9%9F%E6%A7%8B 6番さんがおっしゃるように、当初国会で「~機関」と呼んでいたことは確かですね。その時点の主務官庁も「~機関」と呼んでいたことは間違いないと思います。 機関のほうが優勢になった経緯についてチョッと調べてみたいと思います(アテにしないで下さい)。
- nira_kana
- ベストアンサー率43% (10/23)
> 私の記憶では昔は「世界保健機構」と称していたと思っています。 恐らくそれは記憶違い(OPEC(石油輸出国機構)などとの混同)か、誤った情報をお読みになったのではないかと思います。 WHOは国際連合の機関なので、国連公用語ではない日本語の公式名称を自ら決めてはいません(日本は第二次大戦の敗戦国ですから)。「世界保健機関」という訳語が日本で公の場に初めて登場したのは、恐らく1951年に国会においてWHO憲章の受諾(加入)について審議された時でしょう。下記が承認議決時の衆議院本会議議事録です。 ◇ 衆議院会議録情報 第010回国会 本会議 第25号 http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/010/0512/01003270512025c.html この時以来法令・行政上はずっと「世界保健機関」が公式です。したがってNHKはもちろん、他の報道機関も “機構” という表現を使用したことは一度もないと思われます。 もっとも、ニュース原稿のミスプリントやアナウンサーの誤読についてまでは何とも言えませんけれど‥(笑) 以上ご参考までに ( ^^
補足
》 それは記憶違い(OPEC(石油輸出国機構)などとの混同)か、誤っ 》 た情報をお読みになったのではないかと思います。 他の方の発言にもあるように、私だけの「記憶違い」でもなさそうです。 》 したがってNHKはもちろん、他の報道機関も “機構” という表現を 》 使用したことは一度もないと思われます。 「と思われます」という言い方なら、他局はともかく、NHKも「“機構” という表現を使用した」ことがあると私は思います。なぜなら、民放よりNHKラジオに「昔」から親しんでいる私が今回「あれ?」と思ったからです。 ところで、ご案内いただいた昭和二十六年の衆院議事録ですが、なるほど、「世界保健機関」としか出て来ませんね。“機構問題”(?)より共産党議員砂間一良氏の議事録にだけ伏字が多数あることの方に興味が沸いています。 ひょっとしたら、後年に伏字にしたり、「機構」を「機関」に一括変換したのではないかと思ったりしています。(^_^)
- LN-TF
- ベストアンサー率53% (320/596)
文部科学省のホームページにはこうあります。 http://www.remnet.jp/lecture/words2003/03082.html 一方日本WHO協会ではこう云っています。 http://www.japan-who.or.jp/about.html お役所同士でも訳語の統一がとれていないようですね。 以下蛇足。 「~機関」と云えば昔ある高名な経済学書を訳した時、その訳者が訳語に「生産機関」としました、若手の学者達が語訳だ不適当だと叩いたと云う記憶があります。ちなみにその訳者は改訳でも訳語を改めず亡くなってしまいます。その原書は戦後早々に別々に新訳二種類も出ました。 (最初の訳者は高畠素之、戦後の訳者は長谷部文雄と向阪逸郎です。原初の訳題は「資本論」-K.Marxです)
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
#2です。 機関銃というのもありましたね。
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
私も古い世代に属するので、世界保健機関には違和感を感じます。確かに昔は世界保険機構と教わりました。多分我々の古い世代では機関などと言われると、機関車を連想してお笑いになってしまうと思います。それに、「保険」と「機関」の並びが妙に日本語として不安定ですね。何か日本語のセンスのないお役人かなにかが思いつきで呼び変えてしまったのではないでしょうか。その呼び変えをしたお役人は一人で悦に行っているような気がします。 根拠も何もない回答になっておりますが、当たらずと言えど遠からじと言う気がしたので、無責任に書かせてもらいました。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 「世界保健機構」という名称は初耳ですが、検索すると、結構ヒットしますね。 しかし、 私は、30年ちょっと前から、学校の社会科の授業でも、新聞、ニュースでも「世界保健機関」しか見聞きしたことがありません。 つまり、少なくとも30年前には、公的には「世界保健機関」で統一されていたものと推測されます。 不完全な回答で恐縮ですが、一助となりましたら幸いです。
補足
30年ちょっと前から? お若いですね。私の言う「昔」はそれよりずーっと前のことです。 次のような記事もあります。 http://www.babylon.com/definition/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%A9%9F%E6%A7%8B/Japanese 「かつては、世界保健機構(せかいほけんきこう)の名称で親しまれていた」と。
補足
「国会発言回数」のデータ、中々面白いですね。 発言したのは議員とか大臣とかですが、全ての人がが必ずしも正しい言葉を使ったとは言えないですね。役人の発言なら間違いない? 麻生さんの読み間違えたと言われている「ミゾウユウ」は「未曾有」と記録されるでしょうが、「ハンザツ」は発音を採って「煩雑」なのか、あるいは本来の「頻繁」と書き替えられるのか、別の興味が沸いて来ました。 彼なら「機構」を「キカン」と間違えて読む公算が大かと。