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元厚生官僚殺害事件について
例の事件で自首・逮捕された容疑者が、かつては、真面目で数学の得意な少年であったこと、 大学での成績は良かったが、英語の履修を拒んで中退したこと、などがマスコミで報じられています。 以前に、某凶悪事件とからんで、アニメやゲームが叩かれたように、「脳科学者」の方達が、 「数学好きで英語が嫌いな子供は、クレーマーになって事件を起こす」といった本を書くような 時代がやってくるのでしょうか? 数学教育と屁理屈の関係について、どう思われますか?
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事件を起こした人物のある特徴と、その事件とが関連するかどうかは、簡単な問題ではありません。数学が得意であることが、人間形成に問題を起こすというような話は、軽率にすべきではありません。 事件を起こした人が、例えば「一人っ子であった」「大学入試に一回失敗して浪人した」「小さいとき転校した」みたいなことがあったとき、「一人っ子は問題を起こしやすい」「浪人した人は問題を起こしやすい」「転校した人は問題を起こしやすい」などということが問題にされるでしょうか。 たまたま数学が好きで英語が嫌いであったからと言って、それが事件に何らかの関連があるなどということは、誰も言えないと思います。 >某凶悪事件とからんで、アニメやゲームが叩かれた というのは、一部で言っていた人がいたのかも知れませんが、脳科学的、あるいは心理学的に実証されたことでしょうか。アニメやゲームが好きな人は膨大な数いますが、ほとんどの人は凶悪事件を起こしていません。凶悪事件を起こした人の中に占めるアニメ・ゲーム好きの人の比率が、一般人の中での比率に比べて明らかにちがう、というようなことでもあれば、何らかの関連を考えるべきかと思われますが、個別の特異な事例で一般的な結論は出せません。 >「数学好きで英語が嫌いな子供は、クレーマーになって事件を起こす」といった本を書くような >時代がやってくるのでしょうか 日本には出版の自由がありますから、わけのわからない本を出す人はたくさんいます。そんな本を書く人が出ないとは限りませんが、それが正しいということとは何の関係もありません。
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- fjfsgh
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数学という学問を追及する人は、他人との接触が少なくなりがちなので、コミニュケーションがうとくなったり、また、結婚をしないでいる割合が多くなるように思います。 それは、男性である人は、身体的に力が強くなりがちなので、暴力的になったり、女性と比べると、口よりも手が先に出る割合が多いといったものと同じようなものだと思います。 あと、個人的な考えですが、数学や科学は「他人とは違う考えを持て」といったような精神があるので、それは発明や発見には役立つ精神ですが、社会的には弊害を起こす場合もあるかと思います。
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回答ありがとう御座います。 やはり、そのように考える方も居られるのですね。 数学が好きだったり、得意だったりすることは、それ自体、何かヨカラヌことである という考え方は、今回の事件に始まった話ではなく、数学にコンプレックスのある人 たちの間で、昔から根強く信じられている神話なのではないか、と思います。 特に、教育関係者の中にも、そのような人があることは、昨今の理系教育衰退の一端 でもあるでしょう。 幸い、「数学脳」といった話は、今回あまり盛り上がっていないようですが、今後の 推移は楽観できない、と感じています。
お礼
回答ありがとう御座います。 このような正論を述べられる方に出会うと、救われた気持ちになります。 しかし、世間は正論が広く通用する場所でないことも、現実です。 脳科学的に実証するというのは、恐らく、新書が売れて著者が有名になる ことを言うので、心理学的に荒唐無稽な主張であっても「実証」されて しまう可能性は、あると思います。それは、過去の例が、それこそ実証 している所のものです。 何しろ、日本には出版の自由があり、思想信条の自由もあり、 他人の意見を批判的に理解する習慣は不足しています。