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お寺さんからのお布施(お祝い?)の要求について
お寺さんからのお布施(お祝い?)の要求についてのご質問です。 どこに相談していいか判らず投稿させていただきました。 神奈川に住む両親の話なのですが、おじいさんの代から (付近のほかの親族は住んでいません) 近くのお寺にお墓があり、檀家となっています。 数年前、住職さんが急遽されたのですが、 近々、娘さんがお婿さん(お坊さん)を迎えることになり、 新居の整備や新しい袈裟などを揃えるため、 突然、檀家は一口10万円のお祝い金として出すよう要求されたそうです。 お寺と相談役(檀家のまとめ役)との間で話し合われたということですが、 その相談役という方には両親は会ったことはないそうです。 一口10万円とすでに決められているのもおかしな話しですが、 収入が無く年金暮らしをしている両親はいま現実に支払えるお金がないので 分割で月々、数千円ずつを支払うと言ったところ、先方はそれで構わないと言ったそうです。 両親のなけなしのお金も無情に徴収するなど正直、腹立たしい思いもいたします。 しかも10万円なんてどんな家庭でも気楽に支払える額ではないと思うのですが。 私はお寺や宗教のことは全く判らないのですが、お寺から請求された金額は 必ず支払わなければならないのでしょうか? 檀家といってもお墓があってお盆やお彼岸などの訪問がある意外、 (ご供養の都度のお礼はしています) こちらにおめでたいことがあったとき、お祝いしていただいたとか、 日頃、何らかの相談に乗ってもらうような間柄でもありません。 もし支払いを拒否した場合など、のちのちなにか問題になったりするのでしょうか?
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(1)必ず支払わなければならないのでしょうか? No.3の方がおっしゃられていたように、宗教法人は檀信徒の方々が維持するものです。 ただし、宗教法人法をよく読んでいただくと判ると思いますが、お寺を支えるのは檀信徒さん、つまり檀家さんと不特定多数の信徒さん(住職も含む)であって、檀家さんだけではありません。 付言すると、お寺は檀家さんのものではありませんし、同時に信徒さん・住職さんのものでもありません。そのお寺に信仰がある檀家さんも含めた不特定の信徒さん、住職さん等すべての人たちのものであり、同時に、維持管理もすべての人に責任があるのです。 そういう意味では、「お寺は檀家さんのものであり、住職も檀家さんが扶養しているのだから維持管理も檀家さんが責任を持つ」という論理は、宗教法人法の本来の考えとは違います。 檀家さんが一律に分担して、お寺を支えるという仕組みを作られた方々の責任感と信仰心はとても素晴らしいと思いますが、宗教法人法を厳密に解釈するとそうなります。 したがって、御布施の金額はそれぞれの個人の気持ちにしたがって決めるものであり、負担額を檀家さんの数で割ったような一律の金額にするべきものではないと思います。 お寺さんにとってはとても厳しい言い方になってしまいますが、住職さん自身も信徒さんを増やすとか、説明に全ての檀家さんの家を回るとか、いろいろな努力をしなければならないと思います。信仰云々の前にこのようなことで檀信徒の方々に不信感をもたれてしまうようでは、お寺の未来は無いです。 (2)もし支払いを拒否した場合など、のちのちなにか問題になったりするのでしょうか? 檀家制度は地域社会に深く根ざしたものですので、問題になるかもしれませんし、ならないかもしれません。お墓がからむなら、なおそうであると思います。 よって、寺役員・世話人・総代さんや住職さんに、とにかく現状を相談してみたらいかがでしょうか。 〇私自身もある寺院の住職をしていますので、今回の話は自分自身に言い聞かせることとして、宗教法人の基本的な考え方から参考意見をのべさせていただきました。
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- ume-mori
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単純に金額だけみると、地方では年間百万単位の負担のあるお寺も聞かない話ではないので、良心的と言えない事もないですね。 でも、お布施はお父様お母様の幸せを踏みにじってまでするものではないと思います。 お布施を負担するとしても、相談してトータルの金額を下げてもらうなどの措置を取られることをお勧めします。 お寺側も無理は言えませんから。
お礼
お忙しい中、貴重なご意見ありがとうございます。 一般的な基準が判らなかったので、大変参考になります。 私の不勉強からみなさんのお知恵におすがりしてしまいましたが、 お勧めどおり、わが家の状況を説明して相談してみようと思います。
- fedotov
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突然要求されて驚かれたという事は、反対に、滅多に寄付が廻ってこない 良心的なお寺ではないかと思います。 寄付の名目は、住職の代替わり、跡取りの結婚、本堂・住居部分なら妥当ですし、 金額は、頭割りする檀家の数に左右されますので、決して多くないと思います。 例えば、ここ10年、前住職の葬儀の時以外になければ、年1万ですよね。 問題は、金額より寄付の頻度だと思います。 普段質素に生活して、修繕も檀家総代の方から申し出て、寄付が滅多に 廻ってこないお寺もありますし、 派手な生活をして、塔や仏像を建立したり、跡取り息子以外の娘の留学費用まで 寄付が廻ってくるお寺もあります。
お礼
お忙しい中、ご意見ありがとうございます。 突然、というのは事前説明もなく突然という意味でした。 書き方が判りづらくて申し訳ありませんでした。 ほかのお寺の場合など、基準が判らなかったので、 たいへん参考になりました。 娘の留学代まで、なんて冗談かと思ってましたが、 そんなところも実際にあるんですね。 うちのお寺は最近、お墓の敷地を増やすため工事していますが、 特に派手な感じは致しません。
- nhktbs
- ベストアンサー率54% (189/348)
寺の檀家の役員をしています。 檀家というのは、その寺院の維持費・住職一家の生活の一切の面倒を見る団体です。つまり、寺院は檀家の町内会館みたいなもので維持修繕費は檀家で負担し、そこに住んでもらっている住職一家は檀家全体での扶養家族です。みんなで出し合って維持する仕組みで宗教法人という法人になっています。みんなで出し合ったお金だから、その出し合ったお金には税金がかかりません(町内会が税金を取られないのと同じ)。 まず、勘違いしているのは、今回のは住職一家に一銭も入りません。新居の整備という建物財産も新しい袈裟という衣体も宗教法人の所有物であり、住職一家のものではありません。 今回のような分担金の依頼は、通常、檀家の寺役員が集まって、何をするか決議し、支出に要する金額を見積もって、それを構成員である檀家全員に分担金として依頼します。お寺からの請求ではなく、趣旨説明書や差出人の名前(発起人)は檀家総代になっていませんか? つまり、町内会館の雨漏りでもしたときに、修繕費を町内の者に支出額から逆算して負担を求めるのと同じです。 ただ、いろいろな事情のある方はいますので、寺役員や檀家総代さんに相談すればよいです。支出が決まっている金額なので、その不足分を誰か余裕のある方に多めに負担してもらうか、再度不足した分を全檀家に依頼するはずです。
お礼
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。 実際に運営をされている方のご説明、 たいへん参考になりました。 おっしゃるとおり具体的に使い道の判らないお金を 言われるままに差し出さなくてはならない、 というような漠然とした不安を感じていましたが、 明快にご説明いただきすこし安心しました。 私は両親からの話しか聞いていませんが、 (両親の話では急に集会があり告知されたような雰囲気でした) おっしゃるような書類はないか、今さらですが確認し、 もし不安な点があれば説明を受けるなり相談するなりしてみようと思います。
私は お寺さんとの 付き合い=法事とか寄付 に 不信感を持ちましたので 霊園に移しました。 今は お墓は遠くなってしまいましたが 管理費だけの 出費です。
お礼
お忙しい中、貴重なご自身の体験をお聞かせいただき ありがとうございました。 参考にさせていただきたいと思います。
- kyokoma103
- ベストアンサー率34% (289/829)
お寺さんは葬儀、 法事、 お盆の供養以外の収入がありません。 お墓を預かり、 お寺と墓地の維持費と自分たちの生活費がかかります。 昔から檀家と呼ばれる方達がお寺を支えてきました。 比較的安い公的墓地や共同墓地が購入できれば、 その方がお寺に気を使わなくて済みますが。
お礼
お忙しい中、貴重なご意見ありがとうございました。 参考にさせていただきます。
お礼
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。 No.3の方とtododesuさんのご説明で お寺の成り立ちについてもとても勉強になり感謝しています。 私の質問内容こそ、一方的な物言いで失礼いたしました。 祖母が亡くなったとき先の住職さんが、ご先祖さまが亡くなったあとどうしているかや、 人との縁についてお話くださり、とても心がなぐさめられたことを覚えています。 それなのに、なぜ代変わりしたとはいえ突然、困難な支払いを持ちかけて、 苦しめたりするのか悲しく思っておりました。 私の不勉強のせいでお寺に不安を感じていましたが、 お勧めどおり改めてこちらの事情を説明し、相談してみようと思います。