昔、塾で中2・中3に数学を教えていました。
図形と証明は、高校以上で数学を学ぶ際に必要となるスキルです。きちんと基礎を理解していないと、高校1年から厳しくなります。大学への進学でも、今の時点で、理数系や数学を用いる文系(経済学、政治学、歴史学などの社会科学系や、心理学、社会学、人類学などの行動科学系などの殆どの専攻科目)の大学への進学が難しくなりますので、基本的な部分は100%理解しておく必要があります(応用問題はできたりできなかったりでも構いません)。
また、社会人になってからは、毎日が「図形と証明」で培った謎解きの能力を活用しなくてはなりませんので、「モノの考え方がなっていない」と、就職先を探す際にも苦労すると思います(似たような成績の二人の片方だけが落ち続けている場合、落ち続けている方には、まずはこういうところを疑って欲しいです)。
言い換えると、「今、テストで何点とれた」ということはあまり重要ではありません。(1)今は、図形と証明に必要な最低限の知識と方法論を確実に習得しておいてほしい。(2)その上で、できれば数多くの練習問題に取り組んで欲しい、ということです。
あなたは、(1)が不十分なままに(2)をやっているのではないですか?今ならまだ間に合うので、もう一度、(1)に取り組んで欲しい。あなたに不足している知識と問題解決のための方法論をしっかりとカバーしている説明型の参考書を買ってきて、よく頭に叩き込んでください。その上で、教科書をもう一度おさらいするのがよいと思います。進研ゼミは、その後でやるべきものです。
なお、他の方もアドバイスしているように、基本的な計算問題などで間違いを繰り返すようですと証明問題が解けない可能性があります。分数、小数交じりの四則演算ができない方は、正直いってお先真っ暗です。計算能力は、問題集などを使ってしっかり身に付けてください。
お礼
回答ありがとうございます。経験者様の意見はとても参考になりました