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アラートス ファイノメナ(和訳本)を探しています。
アラートス(アラトス)のファイノメナ(パイノメナ/星辰譜)につき、和訳本を探しています。 検索してみたところ、伊藤照夫氏訳のギリシア教訓叙事詩集に含まれていることは分かったのですが、他に出版がございましたら教えてください。1冊が本作のみの、解説が多いものが理想です。よろしくお願いします。
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パイノメナの全文訳は「ギリシア教訓叙事詩集」に含まれる訳が日本では初めての翻訳です。ヘレニズム時代のギリシャ詩の専門家は日本には少なく伊藤照夫氏はその第一人者です。 部分訳(といってよければ)新約聖書 使徒行伝17:28の「我々は彼(神)の子であるのだから」がギリシャ語で5語の短い句ですがアラートスのパイノメナからの引用とされています。 他に日本で出版されている天文学関係の書籍などに引用されているものは以前に出ている英訳などを参考にしたものでしょう。 英語訳でもよろしければ、パイノメナ単独で詳しい注釈のついたものは以下のものがあります。(高いですよ amazon.comで$200.00!) Aratus: Phaenomena Douglas Kidd (Edit.)(Cambridge U.P.,1997) ISBN-10 052158230X
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- Skydaisy
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こんにちは ご質問のタイトルが私にとってまったく未知のフレーズで、 ふらふら立ち寄ってお気に入りに登録し、時々あけてみていたのですが 回答がこないではないですか。 なんだい!(=どうしたこったい!*難題!)「(^ч^) 著者のお名前はアラートス アラトス 著書名は「星辰譜」のほかに「現象」「天界現象」「諸現象」 などのバリエーションがあるようですね。 これで調べたところ、 G.サートン・著 平田 寛・訳「古代中世科学文化史」という本があがりました。内容の確認まではできていません――詩そのものが記載されているかどうかは今の時点ではわかりません、ごめんなさい。 また、アラトス*「現象」でWEB検索をすると、 星座の話題に関連して同詩の一部が引用されているHPがありました。 こちらの運営者さんに直接お尋ねになると、詩篇「現象」(といっていいいのでしょうか?)へたどりつくのではないか、 と思われたのですが、 いかがでしょう? 不便な回答ですまぬことです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 なかなか回答が集まらず、諦めかけておりましたので、嬉しく拝見いたしました。 仰るとおり、サイトで引用されている方にお聞きするのもひとつの手段ですね。 その後、引き続き検索していたのですが、やはり上記の教訓叙事詩集しかヒットせず、この際、他の部分も無駄にはならない(だろう)から買ってしまおうかとも考えておりました。また進展がありましたら、こちらに追記させていただきます。
お礼
ご回答を投稿いただきましてありがとうございます。大変参考になりました。 もともと、野尻抱影氏の天文随筆が好きで、中で引用されたパイノメナを探しておりました。まずは日本語で、ということで教訓叙事詩集に取り組んでみることにいたします。ご紹介の英語訳もAmazonのサイトで冒頭ページ等見てみましたが、格調高い学術書ですね。趣味が高じて到達できたら本当に素敵だと思いました。 重ねて御礼申し上げます、ありがとうございました。