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「ヒカルの碁」の作者について
最近になって、今ごろですが「ヒカルの碁」にはまりました。 作者の方は、原作が ほったゆみ氏で、マンガが小畑健氏ということに なっています。今までの私の感覚ですと、原作というのは、あくまでも お話だけを考える人で、マンガ担当の人が画面を構成していくといった 気がしていたのですが、ほった氏は下書きとしての「ネームとかもやっ ていて、その後小畑氏が直したりとかいうこともあるようです。 どういう分担になっているのかわかりません。どこまでが小畑氏の絵な のでしょうか。「あやつり右近」などの時から女性的な絵の人だなあと 思っていましたが、この時も原作者がいましたよね・・・ マンガ家がふたりで描いている、というのとはどこが違うのでしょう?
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ネームというのは、お話を作って、どういうコマ割りにするかを考える作業です。普通の原作者はネームまでしませんけど、ほった先生はするみたいです。ある程度、絵画技術もありそうですよ。確かに珍しい例で混乱しますね。 単行本の「ヒカルの碁 ネーム日記」はほった先生の絵画です。また、単行本を開いたところに書かれてある文がほった先生ならほった先生の絵画、小畑先生なら小畑先生の絵画です。 ほった先生の絵は荒いですが、親しみある絵です。小畑先生はさすがプロだけあって繊細で鋭いタッチです。 「どんな人気漫画家でもヒットは2作まで」と言われている世界です。なぜなら、3作目から作者の色が見えてしまい、内容が同じに思え、鮮度が落ちて、読者離れするからです。そこで、原作者を使います。原作者を使うと内容が濃いものができる反面、原作者が漫画にするという意識がないと、文字ばかりになり、これもコケる要因みたいです。絵が上手いがお話を作るのが苦手という人は最初から原作者を使うこともあります。(おそらくですが、これが小畑先生にあたるのでは・・・・) その点、ほった先生と小畑先生の「ヒカルの碁」は良くできています。 普通なら囲碁の細かい戦いを書きたいところですが、それでは知らない人が付いてきません。そこで、ジャンプ読者ウケしそうな「神の一手」という言葉から、幽霊の佐為をつかい、囲碁の世界というものを描こうとしているみたいです。
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- reis
- ベストアンサー率46% (402/864)
「ヒカルの碁」は読んでいませんので詳しいことは言えませんが……garden0499サマはさらっと「ネーム」なんて用語が使える辺り、マンガには詳しいかたでしょうか? 一応、念のため書きますが。とりあえず、マンガを描く手順としてプロット組んでネームきって、下書きしてペン入れして…という作業があります。 ただ、ネームに関しては、そのまま下絵として使えるようなネームを描くかたもいらっしゃいますし、人の顔なんて「マル」で描いてあるようなネームのかたもいらっしゃいます(基本的にボツる可能性もありますので、こちらのほうが多いでしょう)。 …というワケで、この作品の場合も、もしかしたら、原作のかたがものすごく簡略なネームの状態で編集に通し、OKの出たものを作画のかたが描きおこしているという可能性もあると思います。
お礼
ありがとうございます。そうですね、詳しいとはいえないまでも、好きですね。 単行本の書き下ろしの分をみると、簡略なマルとかでざっざっとネームを書い て渡しているらしいですよね。でもそれって構図とかもほった先生が考えてい るので、まんが家の素養がないと出来ないことですよね。
- Row
- ベストアンサー率26% (249/938)
漫画家が二人で描いているというのは、 藤子不二雄氏とゆでたまご氏が有名ですね。 藤子両氏の場合は、二人ともアイデアも出すし絵も描きます。 実質の合作は「オバケのQ太郎」くらいまでで、 ほとんど別々に描いてますね。 ゆでたまご氏の場合は、片方(たぶん島田氏)がストーリー担当で、もう片方(中井氏だったと思う)が作画担当ですね。(逆だったかも・・・) 原作者というのもいろいろな方がいらっしゃるようで、 芝居や映画の台本風に書かれる方もいれば、小説のように 書いてこられる方もいるようです。 ほった氏の場合は、原作をかかれているときに、 頭の中で、キャラクターの容姿や、各シーンの構図なども ある程度想定してかかれる方なのかも知れませんね。
お礼
ありがとうございます。そうですよね、他にも二人で描かれている方というのは いらっしゃるんですが、そういう場合は、絵が似ていて二人ともペン入れしてい るという形が多いので、共作というイメージなんですが。 ある程度ほった氏が絵が描ける方だから、わかりやすくコマ割してるという感じ かな?
- tuduki
- ベストアンサー率29% (40/136)
あくまで原作者なので、ネームまで指定しているにしろ、最終的に描かれた漫画の部分は全て小畑氏のものだと思います。 マンガ家がふたりでかく場合は、キャラクターを分担したり、背景と人物で分担したりします。 原案と、それを漫画にする人が違う場合は原作者と作画者として分けられます。 あと、ほったゆみ氏は自分でキャラクターをデザインする場合もあるそうですが、その場合でも小畑氏がアレンジ等して自分の絵で描いてらっしゃるので、原作者の描いたものがそのまま印刷として世に出ることはあまりないと思います。
お礼
ありがとうございます。そうですか、ペン入れしているのは小畑先生だけ なんですね・・
お礼
ありがとうございます。私の疑問点をよく汲み取ってわかりやすく説明していた だいてますね。最終的に描いているのは小畑先生、なぜいつも原作者がいるのか なぜほった先生がネームまで描けるのか・・・ということを不思議に思っていた ので。magoroku50さんはずいぶんお詳しいんですね。