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コンデンサーについて

A、Bの極板に+Q、-Qの電荷が一様に分布しているとき、A、Bの上面と下面には+Q/2、-Q/2ずつ分布しているので、コンデンサーの電場の大きさは重ね合わせの原理により両方の電場を足してAの上面、Bの下面は0で、ABの間はQ/εSになると思うんですが、ある参考書には、「実際は、Aの下面とBの上面に、それぞれ、+Q、-Qが一様に分布していて、Aの上面とBの下面の電気量は0になっている」と書いてありました。この部分がよくわかりません。この場合、Aの下面とBの上面を重ね合わせると2Q/εSになってしまうような気がするのですが・・・ お願いします。

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  • yokkun831
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回答No.3

順を追って考えてみます。最終的にコンデンサに蓄えられる電荷 をQ、極板間に生じる電場の強さをE=Q/(εS)とします。また、 Aは上にあるものとし、上向きを正とします。したがって最終的な 電場は-Eです。 まず、下(B)の極板が単独で-Qの電荷を持っているところから 始めます。上面に-Q/2、下面に-Q/2の電荷があり、上側に-E/2、 下側に+E/2の電場が生じます。 さてBの上に電荷を持たないAを近づけるとします。すると、 静電誘導が起こって、Aの上面には-Q/2、下面に+Q/2の表面電荷が 現れます。以上の状態を1とします。 次にBがなく、Aが単独で電荷+Qを持つ場合を考えます。 上面に+Q/2、下面に+Q/2の電荷があり、上側に+E/2、 下側に-E/2の電場が生じます。以上の状態を2とします。 Aについて状態1と状態2を電荷・電場ともに重ね合わせてみて ください。上面の電荷は-Q/2+Q/2=0、下面の電荷は+Q/2+Q/2=Q になりますね。そして、電場は上側が-E/2+E/2=0、下側が -E/2-E/2=-E となります。 状態1          状態2          重ね合わせ 電場:-E/2        電場:+E/2        電場:0 ――――――――  ――――――――  ―――――――― - - - -     + + + + + + + +     + + + +     ++++++++ ――――――――  ――――――――  ―――――――― 電場:-E/2        電場:-E/2        電場:-E ※文字ずれがあると思いますが、解読してくださいね。^^; A、Bの立場をいれかえればBについても同様のことが起こるのは わかりますね? 考察のポイントは、Aの電荷の動きをみるのにBがつくる電場だけを 考えるということです。自分がつくる電場から力を受けることは ないのです。 もちろん、いちいち上のような考察をする必要はありません。 電気力線は、ともかく電荷+QからQ/ε本出て最寄りの電荷-Qに入る と考えればいいのですよ。相手が近くにないときだけ相手を捜し 求めて無限のかなたにのびていくのです。

その他の回答 (2)

  • sanori
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回答No.2

こんばんは。 Aの正の電荷は、Bの負の電荷に引き寄せられるので、 すべて、Bの方向に面している面に集まります。 同様に、 Bの負の電荷は、Aの正の電荷に引き寄せられるので、 すべて、Aの方向に面している面に集まります。 >>>この場合、Aの下面とBの上面を重ね合わせると2Q/εSになってしまうような気がするのですが・・・ 容量Cの定義を思い出しましょう。 Q=CV という式は、 一方の極板表面に+Q、他方の極板表面に-Qの電荷集まっているときの式です。 Q = CV = εS/d・V V/d = Q/εS です。 以上、ご参考になりましたら。

noname#107052
質問者

お礼

ありがとうございます。 参考になりました。

  • yokkun831
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回答No.1

>A、Bの上面と下面には+Q/2、-Q/2ずつ分布しているので A,Bが単独で存在するときにはその通りですが,両者が向かい合う ことによってお互いに静電誘導が起こりますから,結果的に参考書 に書かれた状態になります。 >Aの下面とBの上面を重ね合わせると2Q/εSになってしまうような気がするのですが 電荷+Qから-Qへと電気力線がQ/ε本走って,E=Q/εS でいいのです。下記は参考まで。 http://homepage2.nifty.com/ysc/kasane.pdf

noname#107052
質問者

お礼

ありがとうございます。 単独で無い場合には、「上面と下面には+Q/2、-Q/2ずつ分布しているので、コンデンサーの電場の大きさは重ね合わせの原理により両方の電場を足してAの上面、Bの下面は0で、ABの間はQ/εSになる」という考え方は間違っているということでしょうか?